Top      浮世絵文献資料館 名物編
 
   名物編 【ま】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名物編〕大田南畝関係
  【松】(まつ)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「松花を採る 吾逢道士問延年 言服松花漱石泉 採摘試攀千丈樹 風吹宿露落青天」南畝集1
漢詩番号0054
①20明和9年
1772/05/
「松 ちとせふるまつはめでたくいつとても十八公のわかざかりかな」めでた百首夷歌①82天明3年刊
1783/01/
「松を詠ず
 颯々たる高砂住吉の風 悠々たり謡曲阿蘇の宮 千年改めざる常盤の色 若葉依然たり十八公」
壇那山人藝舎集①462天明4年刊
1784/03/
「竜隠松に題す【武州新坐郡新倉に在り】
 瓜田麦壟傍茅檐 却掃園庭歳月淹 地自新倉通白子 天生古木長蒼髥
 伐柯免手匠師斧 芟草須腰童子鎌 頷下明珠竜未寝 枝停華露月繊々」
南畝集9
漢詩番号1790
④105寛政4年
1792/03/
「松際、微月露はる 孤松遮不尽 一片露清暉 佇立不能寐 天風吹客衣」南畝集12
漢詩番号2017
④178享和1年
1801/06/
「冬嶺、孤松秀づ 三冬将促節 万物己帰根 嶺上懸残日 唯松独自存」南畝集13
漢詩番号2298
④266享和3年
1803/06/
「松有春色 梅やなぎ枝はかはせど一もとの松のみどりの色ぞえならぬ」あやめ草②65文化7年
1810/02/
「松を栽う 何処清風入素琴 盤桓三径蓽門陰 唯供靖節先生撫 不解栽松道者心」
〈靖節先生は陶淵明〉
南畝集20
漢詩番号4334
⑤443文化15年
1818/01/
「きさらぎ十一日、雪のふりけるあした、このほど植し松をみて
 松が根によりて腰をもするが台ふじのながめやきさらぎの雪」
紅梅集②325文化15年
1818/02/11