Ｔｏｐ　　　　　　浮世絵文献資料館　名物編


　
 

　　　名物編　【た】大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌　〔名物編〕大田南畝関係

　 【竹】（たけ）◯は欠字、◎は表示不能文字



詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日



「竹径。灰韻を得たり　乱竹千竿秀　清陰一径開　時携碁局去　或抱綺琴来」南畝集４
漢詩番号0665		③250安永8年
1779/06/



「竹　竹の子のまた竹の子の竹の子のこの子の末もしげるめでたき」めでた百首夷歌①82天明3年刊
1783/01/



「新竹　閑庭何所見　緑竹放新梢　帯露穿苔蘚　凌風倚草茅
　　　　嬋娟纔解籜　蕭散未成苞　自有逃名士　時来一結交」		南畝集８
漢詩番号1656		④57寛政2年
1790/06/



「軒ちかき竹を童子の折ければ　軒ちかくされたる竹をわらはべの折こそしつれ月もなたずて」をみなへし②44文化6年
1809/08/



「竹　信濃には竹なしときく王子猷一日も居る事はあるまじ
　　　劉器之も一盃くふた蘇東坡の玉版和尚その名たがへな」		七々集②300文化13年
1817/02/



「新竹　檐外新梢節々高　風吹緑籜委蓬蒿　眼前孫子看如此　莫笑家翁老二毛」南畝集１６
漢詩番号3187		⑤106文化5年
1808/06/



「方竹　松下双方竹　新抽数尺梢　最憐貞節気　当此秋冬交」南畝集１７
漢詩番号3426		⑤180文化7年
1810/10/



「竹影　風吹整々且斜々　揺動千竿散露華　葉乱七賢時並立　径開三益日交加
　　　　月前清気侵鳥几　雨後濃煙上碧紗　罔両由来知有景　将迎画史与詩家」		南畝集１８
漢詩番号3933		⑤326文化11年
1814/11/



「朱竹　何唯毫素戯　朱竹在延平　疑是桃林裏　霞標起赤城」
〈中国・延平山の朱色の竹には寿徳・福徳・財徳の「三徳」が宿るという故事。毫素は筆と紙〉		南畝集１９
漢詩番号4026		⑤355文化12年
1815/03/