Top浮世絵文献資料館交遊編
 
交遊編 【さ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔交遊編〕大田南畝関係
【酒井抱一】(さかい ほういつ)(屠龍)(とりゅう) ※◯は欠字、◎は表示不能文字 
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「上元、屠竜公子の館に宴す 金馬門前白日開 上元春色満楼台 若令飛蓋遊西苑 天下誰当八斗才」南畝集7
漢詩番号1400
③484天明8年
1788/01/15
「秋日、屠竜公子に過る 居竜公子在江皐 百尺楼頭臥自高 晩命漁人聊下網 得魚新欲酌醇醒」南畝集9
漢詩番号1750
④93寛政3年
1791/09/
「屠竜公子の席上、妬婦夜貴船の嗣に祈るの図に題す
 香羅骨結両同心 海誓山盟契濶深 溝水応須無断絶 谷風何事変晴陰 伐柯斧使良媒失 積羽舟随旧怨沈
 苦向叢嗣将告訴 松杉夜色気蕭森」
南畝集9
漢詩番号1890
④138寛政3年
1791/
「宝刀歌
 君不見宝刀勝昆吾 万物之炭造化炉 金躍冶中声将発 鋳成千載気象孤 王環鉄鞘千金質 精光直射扶桑日
 干将莫邪何足誇 太平時節未出室 屠竜公子学屠竜 技成三年竜未逢 蔵匝以比天子剣 笑他突鬢頭如蓬
 神物有意何処帰 一夕奪之忽西飛 奪之真人号白水 白水所佩天下稀」
南畝集9
漢詩番号1888
④137寛政5年
1793/09/
「鶯村君の松の画は金川宿羽根沢といふ楼の庭にある松なり
 かな川の松の青木の台の物洲浜にたてる鶴の羽根沢」
放歌集②177文化9年
1812/01/
「春日、抱一君を尋ぬ 狂風処々起清芬 不是探梅偶訪君 幽谷孤鴬求友人 片時閑話洗塵氛」
「席上、画に題す 一枝白雪含春色 数朶黄金発歳蘭 莫道吏情誇老健 唯将酒力敵余寒」
南畝集19
漢詩番号3972-3
⑤341文化12年
1815/02/
「卯月十二日、鶯邨上人のやどりに晋子のかける光陰の道行といふものをみて
 光陰の道行はやきかくれ家は鴬村も山ほとゝぎす
 所からちかき山屋の若楓岡べのまくづかゝるもてなし
 夕ぐれに山の根ぎしをいでくればいそぐ四つ手に帰る案茀(アンポツ)」
紅梅集②338文化15年
1818/04/12