Top浮世絵文献資料館交遊編
交遊編 【こ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔交遊編〕大田南畝関係
【胡兆新】(こちょうしん)(清人) ※◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・詩歌出典巻・頁年月日
「計古斎【小川文庵】香樵子の画を蔵して展観す。是れ羊躑躅に似たり。之を清客胡兆新に示せば、則ち云ふ、海棠花なりと。計古斎予をして其の画に題せしむ。戯れに賦す 看来羊躑躅 人道海棠花 々睡羊難進 満園春霧遮」南畝集14
漢詩番号2556
④344文化1年
1804/10/
「冬日、唐館に過るに胡兆新国手を見ず。悵然賦して小川文庵に示す。胡国手の漂客奇賞図に題せる韻を次ぐ
 医国余芳溢九州 鴻櫨奇会欽名流 案頭寂々残書巻 人向深江古寺幽」【崎、旧深江と名づく】
「其の二 忘機心与侶鷗同 宦海悠々任化工 客館思人々不見 恍疑簾月隔玲龍」【胡、侶鷗と号す】
南畝集14
漢詩番号2574・5
書簡80
④350
⑲109
文化1年
1804/10/23
「小川文庵・吉田仲禎・千賀伯寧。崎陽に遊んで医業を清人胡振兆新に問ふ。伯寧先づ帰る。此を賦して送り奉る
 知君七剤旧称良 更叩蘇門問禁方 命駕他山磨作礪 渉波仙客葦為杭 行逢淑気生華洛 帰去春風遍柳塘
 二友同来斉講業 先鳴応是解青嚢」
南畝集14
漢詩番号2609
④359文化1年
1804/12/10
「二月二日、清館に福徳正神の前庭に双貴図の戯を演ずるを見る。清の水陳国・胡振兆新・訳司柳屋生、坐に在り。卒かに賦して柳屋生に示す 山館春風対玉壷 相逢目撃尽歓娯 人間世上長看戯 何異一場双貴図」南畝集15
漢詩番号2637
④371文化2年
1805/02/02