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     人事編【こ】   大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔人事編〕  大田南畝関係
  【諺】(ことわざ)
諺(ことわざ)詞書・詩歌出典巻・頁年月日
いばしんえん
意馬心猿
「意馬を心猿の引とむるかた書たるに かけいだす心の駒を引止めてしりぞく方がましらなるべし」七々集
千紅万紫
②260
①290
文化12年
1815/09/
かほうはねてまて
果報は寝て待て
「ねてまてどくらせどさらに何事もなきこそ人の果報なりけれ」
〈文化元年の詠か『巴人集』②447〉
蜀山百首
清好帖
①313
⑳385
文化15年刊
1818/01/
づくひきが
木菟(ヅク)引きが
木菟に引かれる
「木菟引賛
 衆鳥来てこれを笑ふ、その智に及ぶべし。木兎ゐながらこれをひく、その愚には及ぶべからず
 小鳥どもわらはばわらへ大かたのうき世の事はきかぬみみづく」
〈諺「木菟(ヅク)引きが木菟に引かれる」(相手をやっつけようとした者が、逆に相手の術中にはまってやられてしまうこと)を踏まえる。この狂歌は『巴人集』(②441)に「即事」の題であり〉
四方のあか
巴人集
①140天明8年刊
1788/01/
ことをやきつるをにる 焼琴煮鶴「鶴羮 焼琴不聞曲 煮鶴更分羮 休笑殺風景 由来是吏情」
〈「焚琴煮鶴」とも。典拠は李商隠「義山雑纂」。意味は殺風景〉
南畝集14
漢詩番号2602
④358文化1年
1804/10/
ばじとうふう
馬耳東風
「馬の耳に風のかたかきし羽織のうらに
 うしろから羽織をかけていつお出なんすといへど馬の耳にかぜ」
放歌集
千紅万紫
②167
①248
文化8年
1811/09/