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   人物編Ⅱ 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔人物編Ⅱ〕   大田南畝関係
      (神話・伝説・故事・歴史上の人物)
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人名詞書・詩歌出典巻・頁年月日
たいけんもんいん
ほりかわ
待賢門院堀川
「待賢門院堀川 二宵にすはんと思ふ地玉子のみだれてけさはものをこそおもへ
 本歌 長からむ心も知らず黒髪の乱れてけさはものをこそ思へ
狂歌百人一首①337天保14年刊
1843/08/
だいなごんきんとう
大納言公任
「大納言公任 滝の音は絶て久しくなりぬるといふはいかなるかんぱつのとし」
 本歌 滝の音は絶へて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ
狂歌百人一首①333天保14年刊
1843/08/
だいなごんつねのぶ
大納言経信
「大納言経信 夕されば門田のいなば音づれて権兵衛内なら一合やろうか
 本歌 夕されば門田の稲葉おとづれて芦のまろやに秋風ぞふく
狂歌百人一首①335天保14年刊
1843/08/
だいに の さんみ
大弐三位
「大弐三位 有あひのたなのさゝをば呑ときはゆでさや豆をさかなとぞする」
 本歌 有馬山猪名の笹原風ふけばいでそよ人を忘れやはする
狂歌百人一首①334天保14年
1843/08/
たいら の かねもり
平 兼盛
「平兼盛 とどむれどよそに出にけりむすこはうちにゐるかと人のとふまで」
 本歌 しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで
狂歌百人一首①332天保14年刊
1843/08/
たいら の きよもり
平 清盛
「平相国塔 相国威名三十年 当時転日且回天 只今惟有一孤塔 逆瀬松風兵庫辺」
〈「小春紀行附録」⑨92〉
南畝集15
漢詩番号2808
④422文化2年
1805/10/19
たいら の ただのり
平 忠度
「薩摩守忠度、俊成卿のもとにきたれる絵に
 よみ人はしらずともよし歌一首千載集の中にたゞのり」
紅梅集②354文政1年
1818/10/
たいら の むねもり
平 宗盛
「あめ原憲が柩をうるほしていたくもりはべりければ
 さす板に雨のふる屋のむねもりはかさはりの子のしるし也けり
 返し 耆山法師 かさはりの子ならばよしやむねもりもさしていとはじ雨のふる屋を」
をみなへし②4不明
たかお
高尾 (遊女)
 高尾 (別資料)
だざい しゅんだい
太宰 春台
「谷中の里の天眼寺に過りて春台先生の墓に謁す
 一代清風道自存 空余書巻絶微言 夜台無復春光度 霜後寒梅倚墓門」
南畝集9
漢詩番号1880
④135寛政3年
1791/10/
だるま
達磨
「達磨 庭前のかしは餅にやねもしなんあしの一葉の舟の小蒲団」徳和歌後万載集①35天明4年序
1784/04/
「達摩 九年酒のつまり肴の座禅豆外に本来一物もなし」狂歌才蔵集①48天明7年刊
1787/01/