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   人物編Ⅱ 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔人物編Ⅱ〕   大田南畝関係
      (神話・伝説・故事・歴史上の人物)
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人名詞書・詩歌出典巻・頁年月日
せいし
西施 (越)
「西施石 若耶溪畔夕陽斜 桃李陰々覆水涯 石上落花人不掃 猶疑越女浣春紗」
〈「若耶」は西施が紗を洗った所、浣紗渓ともいう〉
南畝集1
漢詩番号0074
③26明和9年
1772/05/
「採蓮曲 嬋娟越女玉為容 風払羅裾白露濃 多少能廻孤棹去 若耶渓上弄芙蓉南畝集2
漢詩番号0188
③68安永2年
1773/05/
「採蓮曲。二首
 越女紅粧連袂行 江頭年少枉含情 移舟更採芙蓉◯ 日暮遥聞笑語声
 靚粧袨服妬芳菲 桂棹蘭舟繋夕暉 臉際芙蓉争発色 葉心華露冷沾衣
 其の二」
南畝集3
漢詩番号0482・3
③168安永5年
1776/06/
「采蓮曲 風動紅羅白露寒 嬋娟越女満江干 蘭舟並著荷花裏 笑采同心掌上看」南畝集5
漢詩番号0821
③283安永9年
1780/07/
「西施石 捧心西子顰双蛾 曾浣春紗在苧羅 千載唯余一片石 桃花落尽青苔多」南畝集6
漢詩番号1136
③391天明2年
1782/09/
「西施の紗を浣ふの図に題す 苧羅西子未辞渓 正是越王棲会稽 一入呉宮人尽酔 姑蘇塵鹿為君啼」南畝集13
漢詩番号2198
④237享和2年
1802/12/
せいしょうなごん
清少納言
「清少納言の絵に 清といふ名代のむすめまくら絵の笑本よむはるはあけぼの」放歌集
千紅万紫
②160
①242
文化8年
1811/07/
「清少納言 夜をこめて鳥のまねしはまづよしにせい少納言よくしつている」
 本歌 夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関はゆるさじ
狂歌百人一首①329天保14年
1843/08/
せつてんしゃく
薛天錫 (元)
「遥かに尾陽霊岳院天満宮に題す。元の薛天錫の韻を和す
 千里飛香夢裏通 一枝春色映青松 此郷不譲観音寺 霊岳霜寒五夜鐘」
南畝集8
漢詩番号1696
④70寛政2年
1790/09/
せみまる
蝉丸
「蝉丸 四の緒のことをばいはすせみ丸のお歌の中にことの字四ところ
 本歌 これやこの行くも帰るも忘れては知るも知らぬも逢坂の関」
狂歌百人一首①328天保14年刊
1843/08/
せんにん
仙人
 仙人 (別資料)