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   人物編Ⅱ【さ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人物編Ⅱ〕大田南畝関係
  【西行】(さいぎょう)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「二月望日、西公の詠を吟ず。同じく花下春を分ちて韻と為す。下字を得たり
 円公遯跡何灑瀟 兼見国風通大雅 千載遺編山若花 微吟濺涙双林下
南畝集2
漢詩番号0165
③60
⑥30
安永2年
1773/02/15
「西上人の、人にはくずの松原といへる言のはのこゝろをかへして
 世の中の人には時のきやう歌師とよばるゝ名こそをかしかりけれ」
巴人集②457天明3年
1783/06/
「西行忌
 二月正当望月の天 西行忌日此に筵を開く 鎌倉の贈ものは白銀の露を捧げ 富士の詠は陶物の煙りを余す
 夕暮秋寒鷸の立を看て 往生春至て花に対して眠る 唯風呂鋪笠と留めて 尊像儼然数百年」
壇那山人
藝舎集
①453天明4年刊
1784
「西行法師をとぶらふことば
 あたら桜のとがといひて、大木のはへぎはから、をしげなくきりたふしたる人はたぞ。(中略)花のもとにて春死なれし和尚の、今日しやう月めい日、一ぺんの廻向をなさんといふ事しかり」
四方のあか①112天明8年刊
1788/
「西行、銀の猫のゑに 此猫は何もんめほどあらうとはかけてもいはぬ円位上人」
「人間万事西行猫 此猫は何文めほどあろうとはかけてもいはぬ円位上人」
あやめ草
巴人集拾遺
②74
②478
文化7年
1810/05/
「富士のねの表はするがうらは甲斐前は北面のちは西行」蜀山百首
清好帖
①313
⑳382
文化15年
1818/01/
「西行法師 何ゆへか西行ほどの強勇が月の影にてしほしほとなく
 本歌 嘆けとて月やはものを思はするかこち顔なるわが涙かな
狂歌百人一首①337天保14年刊
1843/08/