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   人物編Ⅱ【ろ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人物編Ⅱ〕大田南畝関係
  【六歌仙】(ろっかせん)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「和歌六仙図の賛 世盛如彼 才難如此 有婦人焉 五仙而己
 世盛んなること彼(カレ)の如く、才の難きこと此(カク)の如し。婦人有れば、五仙のみ」
杏園集⑥186安永?
177
「橘の名を六歌仙によそへてうたよめと人のいひければ
 駿河たわゑふ橘 小野小町 もゝいろのうつらぬものかたち花の花にもまさる色にぞありける
 今するがたら葉 在原業平朝臣 大かたは月あかき夜とみし雪もつもればふじの駿河なるもの
 黄たらゑふ 喜選法師 我いほはみやこのいぬゐきたら葉うき世の塵をはくさんのにし
 萌黄たら葉 文屋康秀 吹からに秋の草木をいつまでも萌黄の色は外にあらじな
 鳳凰たらゑふ 大伴黒主 鳳凰の尾をたちよりてみてゆかん玉の光もますかがみ
 玉子多羅葉 僧正遍照 みがきなす玉子の君にもとむれば千々のこがねの色とあざむく」
放歌集②170文化8年
1811/10/
「四歌仙の小便にたつ其迹は奈二加古曾古曾小町業平  右、六歌仙を一首よめる小町業平の聯」
「和歌六仙図の賛 世盛如彼 才難如此 有婦人焉 五仙而己 蜀山」
巴人集②443
②450
文化1年?
1804/
「六歌仙
 文屋康秀 康秀のむかし御存じあらし吹むべ山ばかりとる歌がるた
 僧正遍照 僧正も乙女の姿しばしとはまだ未練なるむね貞のぬし
 喜撰法師 わが庵は人も出入らず僧綱のゑりたて衣御免あれかし
 小野小町 やまと歌衣通姫の流儀にてつよからぬこそ女はよけれ
 在原業平 在原のなり平といふ色男つくも髪をもやらずのがさず
 大伴黒主 立よりて見んもうぬぼれ鑑山髭むしやくしやと色の黒ぬし」
あやめ草②89文政4年
1821/08/
「六歌仙 蜀山 世盛如彼 才難如此 有婦人焉 五仙而己 
 四歌仙の小便に立そのあとは何かひそ/\小町業平」
一簾春雨⑩500不明