Top      浮世絵文献資料館 人物編Ⅱ
 
   人物編Ⅱ 【は】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人物編Ⅱ〕大田南畝関係
  【白居易】(はっきょい)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「池上の早夏
 滄池長夏冷 散歩愛清和 積雨収蒼樹 微風動緑荷 物閑魚自楽 芳歇鳥空過 憶昨生春草 萋々早已多」
南畝集2
漢詩番号0178
③64安永2年
1773/04/
「白楽天の「諸客と酒を携へて去年の梅花を尋ね、感有り」の詩の韻を和す
 今年花引去年盃 馬上酒求湖上梅 盃酒平生行処挈 梅花無数到時開 幽吟一路緑君熟 独立三春待我来
 却月凌風千載後 何人更継水曹才」
南畝集8
漢詩番号1576
④29寛政2年
1790/01/
「芙蓉館の席上、白楽天の「松竹を翫ぶ」を和す
 櫟社慙不材 東山笑小草 禽棲山下林 魚遊水中藻 禽魚有所託 吾亦従吾道 洗竹竹愈新 栽松松未老
 寄言十八公 長与此君好」
南畝集8
漢詩番号1619
杏園詩集三
④44
⑥92
寛政2年
1790/03/
「白楽天の「友人と同じく澗花を尋ぬ」を和す
 欲看幽澗花 却携一樽酒 樽酒雖云満 已是落花後 讐如武陵人 重来桃源口 低回不能去 惆悵将分手
 三春難共期 百歳復何有 借問世中人 亦同此心否」
南畝集8
漢詩番号1620
④45寛政2年
1790/03/
「白楽天の「杉を栽う」の韻を和す
 逸似逃名士 秀如抜俗標 手自栽稚杉 気欲干雲霄 愛爾歳寒質 与松共後凋 含風韻細細 帯雨影蕭蕭
 未期多美蔭 聊且弄青条 病来転違世 相対隔塵囂 雖非山木性 可以避采樵 誰知千丈樹 本是尺寸苗
南畝集8
漢詩番号1634
④49寛政2年
1790/03/
「白氏の「三月三十日」の詩に云ふ、「半百九年を過ぎ、艶陽残一日を残す」と。今歳三月小尽、予、歳五十八。慨然として詠を成す
 半百過八年 艶陽少一日 年較白氏減 春先一日失 今春猶是健 明春未可必 日昃府中帰 二孫来就膝
 解衣且偃牀 開樽又散帙 竹籬未抽筍 杏園已結実 良時多愆期 佳会無真率 但使酒銭足 百年志願畢
南畝集16
漢詩番号2889
⑤17文化3年
1806/03/29
「白氏が詩を誦して したしきもうときもわかず家桜花さく門やさしいりてみん」をみなへし②48文政5年
1822/05/