Top      浮世絵文献資料館 人物編Ⅰ
 
   人物編Ⅰ 【こ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人物編Ⅰ〕大田南畝関係
  【小松 百亀】(こまつひゃっき)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「小松軒が大草のかくれ家を訪ひて 山中にひきこもりたる小松やと思ひの外に大草の庵」
〈小松百亀『判取帳裏書』に「小松屋三右衛門。飯田町中坂薬舗住。大草屋舗」〉
巴人集②399天明3年
1783/04/
「小草庵記【小松屋百亀、大久保大草屋敷の寮】 四方赤良
 入ては遠志たり、出ては小草たりは、いひしむかしの人にたぐふにはあらねど、市に隠れて薬をひさぐ翁の山里、吾妻の都西つかた、大草のほとりにあれば、是なん大は小をかねて、小草庵ともいふなるべし
 大小をわするゝ客は入り給へ大草やしき小まつ屋の軒 天明癸卯之月」
一簾春雨⑩491
「七月二十六夜、小松軒に過て雨に遇ふ
 飯田町上小松軒 新話枝だ栄葉も亦繁し 風雨闇み雲も二十六夜 知らず何れ処か三尊を拝さん」
壇那山人藝舎集①460天明4年刊
1784/