Top      浮世絵文献資料館 人物編Ⅰ
 
   人物編Ⅰ 【い】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人物編Ⅰ〕大田南畝関係
  【市(升屋・芸者)】(いち)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「升楼のいらつめ市といふがこふにまかせてその壁にかく
 むかし人はかくいちはやきみやびをなんしけると書きし伊勢物語」
をみなへし②22文化4年
1807/03/
「如仰升美眼中爽利、百川にも百倍歟。昨日美人の図賛に
 此やふな娘は江戸に百川のおそよ升屋のおいちなるべしと書捨候」 〈竹垣柳塘宛、3月11日付書簡〉
書簡136⑲200文化4年
1807/03/11
「室町高島周見といへるくすしのもとに、久しく見ざりし升屋のお市にあひて
 市女笠きつれし中にましますやあまねくみつる人の目にたつ」
放歌集②201文化9年
1812/08/11
「一昨夜めづらしきものに逢候。室町馬島にて先之升屋お市来候処、甚雲上之けしきに相成候て一段美に相見へ申候。おふさ、小中など同席に候へども、中々たちなびては花のかたはらの深山木と相見候き」
〈竹垣柳塘宛、8月13日付書簡〉
升逸は歌妓仲間へ落候体にては無御坐、ヤハリ奥様風にて無眉黒歯別て増神彩候 〈竹垣柳塘宛、8月14日付書簡〉
書簡204
同204
⑲260
②261
文化9年
1812/08/13-14
「そのゝちいなばの国のかみもとにめされしときゝて
 立わかれいなばの山の松のいろますやときけばいちごさかへん」
〈因幡国の守とは鳥取藩主(池田斉稷か)という意味であろうか〉
放歌集②201文化9年
1812/08/