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詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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「七夕、雨に対す 今夕家々乞功 誰持針線倚高楼」 | 南畝集1 漢詩番号0014 杏園詩集 | ③6 ⑥26 | 明和8年 1771/07/07 |
「七夕篇 君不見年々歳々別離長 天上人間共断腸 若転銀漢成平地 二星那隔天一方」 | 南畝集1 漢詩番号0106 | ③35 | 明和9年 1772/07/07 |
「七夕 | 三餐余興 | ⑧14 | 明和?年 177?/ |
「七夕詞。七首 其の二 其の三 其の四 其の五 其の六 其の七 | 南畝集2 漢詩番号 0203-0210 | ③73 | 安永2年 1773/07/07 |
「七夕、公修・叔成・周夫・温之・井伯秀・雨安之と同じく竜隠庵に集ふ。声字を得たり 池掣降竜収積霧 天迎織女対新晴 人間別有群星聚 携手林塘散月明」 | 南畝集2 漢詩番号0211 | ③74 | 安永2年 1773/07/07 |
「直夜七夕 自憐多病耽秋興 賦就還疑到二毛」 | 南畝集2 漢詩番号0286 | ③99 | 安永3年 1774/007/07 |
「他郷七夕 | 南畝集3 漢詩番号0373 | ③132 | 安永4年 1775/07/07 |
「七夕、井玄里・関叔成・大久君節・山道甫・山士訓・島子諒・蘇百順・野美卿・河益之・辺公僚・栗士弘と同じく元石師の水月庵に集ふ 虎渓今夕憐三笑 不羨星橋鵲影懸」 | 南畝集3 漢詩番号0375 杏園詩集二 | ③133 ⑥38 | |
「七夕、関叔成・季成・山士訓・山道甫・河益之と同じく高田に集ふ。西字を得たり | 南畝集3 漢詩番号0486 | ③169 | 安永5年 1776/07/07 |
「七夕、懐ひを書す 「七夕、山士訓・山道甫・野美卿と同じく高田に遊んで感あり 旧交零落似晨星 始信人生如過隙 路入城西早稲田 高田直走下田辺 古松老杉森為列 下有茅茨八九椽 棣棠村冷多時雨 菡萏峰高落日天 漸辨銀河流左界 忽見明月映前川 手把瓊觴望素秋 枕簟無塵爽気流 酔後揮毫詩興動 臨風吟咏意悠々 千石忘憂長自満 一時乞巧又何求 悲歓不定炎涼変 昨日華屋今日丘 君不見雲漢乗槎奉漢使 緱山駕鶴謝人事 唯余天上謫仙人 長得年々会此地 | 南畝集4 漢詩番号0555・6 杏園詩集二 | ③195 ⑥54 | 安永7年 1778/07/07 |
「七夕、岡公修・山道甫・山士訓・河益之・春菶仲・井生と同じく高田に遊ぶ 莫言嵆阮河山邈 猶酔黄公売酒家」 | 南畝集4 漢詩番号0668 | ③232 | 安永8年 1779/07/07 |
「七夕詞 河転更闌天欲明 一年一別涙如雨」 「七夕、山士訓・山道甫・蘇百順・野美卿・熊仲弼・金子徳・滕伯慶・井子瓊・河益之・春菶仲・吉義方と同じく竜隠庵に遊ぶ。十二体を分ちて五言古を得たり 孰不羨霊区 人間情所希 頼有二三字 足以慰調飢 旧遊雖云異 来者猶可追 携手聊出遊 乗涼酔且帰」 其二 毒竜隠深潭 明月独自映 感時舒綢繆 陶情因歌詠 境与人共得 心於物無競 河転二星明 偏欣今夕永」 「同前、七言排律を得たり 天上双星期已至 人間三伏暑纔消 開筵処処調朱瑟 乞巧家家眺碧霄 万里乗槎思博望 千秋控鶴伴王喬 新詩自入揮毫得 旧友偏随折簡招 似送村中帰酔客 林端明月散涼宵」 | 南畝集5 漢詩番号0822-5 | ③283 | 安永9年 1780/07/07 |
「七夕、安子潤の一壷亭に過りて主人の韻を和す | 南畝集5 漢詩番号0986 | ③337 | 天明1年 1781/07/07 |
「七夕、登楼 | 南畝集6 漢詩番号1118 | ③385 | 天明2年 1782/07/07 |
「七夕 | めでた百首夷歌 | ①76 | 天明3年刊 1783/01/ |
「七夕 | 巴人集 | ②412 ②457 | 天明3年 1783/07/07 |
「七夕、懐ひを書して井・鱸二子に示す 年年乞為何事 贏得投閑老里閭」 | 南畝集7 漢詩番号1351 杏園詩集三 | ③467 ⑥86 | 天明7年 1787/07/07 |
「七夕感懐 回頭夢寐皆陳述 多少清歓病裏休」 | 南畝集7 漢詩番号1467 | ③504 | 天明8年 1788/07/07 |
「七夕、宮惟孝に集ふ。陽韻を得たり 白雲結為幄 素霓裁作裳 歓情難具陳 契濶安可忘 感彼霊匹意 会此友人堂 対酒且言志 沈吟夜未央」 「七夕、宮惟孝に集ふ。侵韻を得たり 傾尽銀河天井水 百罰之盃不辞深 今日病余尋旧業 茫然無復昔時心 斉諧荊楚何荒誕 猶伝旧俗至于今」 「七夕、宮惟孝に集ふ。麻韻を得たり 「七夕、宮惟孝に集ふ。魚韻を得たり 乞巧人争得 開顔笑自舒 何須曬錦綺 但欲論琴書 逸興偏瀟灑 玄談転湛如 合樽時促坐 染翰或臨除 俯仰情無尽 留連意有余 不知衣露冷 簷外落蟾蜍」 「七夕、宮惟孝に集ふ。青韻を得たり 千載長伝緱氏鶴 人間糸管不堪聴」 「七夕、宮惟孝に集ふ。元韻を得たり 「七夕、宮惟孝に集ふ。真韻を得たり | 南畝集8 漢詩番号1560- 1566 | ④23 | 寛政1年 1789/07/07 |
「七夕、感懐 縦令富貴在天上 乞巧誰如司馬安」 | 南畝集9 漢詩番号1739 | ④90 | 寛政3年 1791/07/07 |
「他郷の七夕 宦情何乞巧 節序転思親 雖負団欒宴 自無車馬塵 抄書時曬腹 沽酒足沾唇 忽見陳瓜菓 帰期計日頻」 七夕郊行。十首 | 南畝集12 漢詩番号2023 2024-2034 | ④180 | 享和1年 1801/07/07 |
「池塘の七夕 恍疑貫月乗雲漢 試下陂塘棹小舟」 「七夕の散歩 | 南畝集13 漢詩番号2154-5 | ④223 | 享和2年 1802/07/07 |
「七夕、懐ひを書す 「其の二 「其の三 「其の四 「其の五 「其の六 「其の七 「たなはた(七夕)まつりといふ七文字をかみにおきて七首のうた続ける なつ引のちびきの糸のいとながき願ひの糸の秋も来にけり はねをならべ枝をかはさんちかごと(誓言)も今宵よりこそたてそめにけれ たをやめの手習ふまゝに書すさむなにはづをだにほしやうくらん まことかと星のちぎりもいつはりのある世に見なす事ぞはかなき つくし琴うるまのことのすがゝきにかきあはせなん星合のけふ りうたんにきちかうの花おりそへて今宵ふたつの星にたむけん 七夕、舟を泛ぶ | 南畝集13 漢詩番号2311-17 細推物理 | ④267 ⑧380 | 享和3年 1803/07/07 |
「七夕、馬蘭亭と同じく舟を墨水に泛ぶ。会々高橋梁山・高橋茂貫・近藤正斎、舟を方べて至る 其の二 其の三 | 南畝集14 漢詩番号2472-4 | ④321 | 文化1年 1804/07/07 |
「七月七日、訳司劉君美の至るを喜ぶ。韻を分ちて新宇を得たり 瓢然得泛仙槎去 直到銀河彩石浜」 | 南畝集15 漢詩番号2700 | ④390 | 文化2年 1805/07/07 |
「七夕 世情北阮同南阮 秋興当年異去年 初見二毛終廿歳 西風衰颯一華顛」 | 南畝集16 漢詩番号2916 | ⑤25 | 文化3年 1806/07/07 |
「七夕 | をみなへし | ②28 | 文化4年 1807/07/07 |
「七夕、懐ひを書す | 南畝集16 漢詩番号3191 | ⑤107 | 文化5年 1808/07/07 |
「七夕 | 南畝集17 漢詩番号3244 | ⑤126 | 文化6年 1809/07/07 |
「たなばたまつりといふ七文字を句ごとに上にをきてよめば、うたのやうにもあらぬをそのまゝに手向けとなしむ なにしおふなつ引の糸長き日もなにか文月七日とぞなる はねかはすはしをためしにはるかなるはつ秋のよのはてしなきかも たむけつるたがことのはのたまの露たもとの風のたちなちらしそ まれにおふまどをのほしのますかゞみまそでにぬぐふまどの月かげ つきに日のつもる思ひはつむちてもつきじとぞ思ふつまむかへ舟 りうそくのりちのしらべのりともみよりしんのおれるりうたんの花」 | をみなへし | ②42 | 文化6年 1809/07/07 |
「七夕、将に舟を墨水に泛べんとして、雷雨に果たさず 莫道暫時良会失 百年哀楽是耶非」 | 南畝集17 漢詩番号3370 | ⑤163 | 文化7年 1810/07/07 |
「此頃狂歌さかりにして、彦星のひくうし/\うしら、いほはたたてるおり姫のいとのちすじにわかれたれば、何がしの連くれがしのつらを乱る初雁、あとなが先へゆくをやらじと、天の川波たちさはぎて、星にかすべき錦もなく、へんてつもなきことのはのみ、見るにものうくきくもうるさし。そも/\狂歌におかしみなきは、冷索麫にからしなく、刺鯖に蓼なぎがごとしと、馮婦が虎のひげをなでゝ、久しいものだが、七夕七首 中元の半元服や近からん三伏の夏たけしおり姫 いく秋のへちまちゞみのすかたびらてんつるてんのほしにかさまし かさゝぎのはしも紅葉のはしをあるを猶おいとまの妻むかへ船 七夕のひよくの鳥の玉子酒れんりの枝の豆やくふらん 天河かしにまれなる秋鰹ほしのあふ瀬の一ふしもがな 星合の床ばなれには心せようき世の嵯峨の朝まいりども」 | あやめ草 千紅万紫 | ②76 ①238 | 文化7年 1810/07/07 |
「七夕 其の二 其の三 | 南畝集18 漢詩番号3530-2 | ⑤212 | 文化8年 1811/07/07 |
「ふみづきなぬかといふ七文字を上に、七夕七首 みしや夢きゝしやうつゝ七夕のくれ竹のよゝのふるごと つきもやゝかたむく庭に乙女子がほしのあふ夜をたちあかすらし きみまさでまがきが島のまつもあるを星合の空を烟たえせぬ なつ引の千曳の糸もはつ秋のけふの願ひやかけてまつらん ぬさとみし紅葉のはしや中たえぬ錦をあらふ天の川なみ かぢのはにかくともつきじほしまつる人の心をたねのくさぐさ」 「七夕のうたらしきものよみてのち、例のざれごとうたもふみつき七日といふ文字を上にして みじゆくなる星の唐うた大和うた書ちらしたる文月のけふ つる長く生ふるへちまのかわ袋鉢植ながら星にかさまし きん銀がたくさんならば盆前に七夕まつりしてもあそばん ながるべきしち草ながらけふばかり利上をしても星にかさなん ぬひものは下手か上手か針のめどまつくらや闇とをす糸筋 かどなみに短冊だけをおしたてて色紙にかくかかな釘のおれ」 | 放歌集 千紅万紫 | ②157 ①239 | 文化8年 1811/07/07 |
「七夕祭のうたよむとて、ふみつきなぬかといふ七文字を上によめる みちのくのとふの菅ごも七ふをもなぬかのけふの星にかさまし つきかげもほのめく空にあり/\とふたつのほしの影やあふらん きならせし天の羽衣いく秋か七夕つめのみへしなるらん ながめやるほしをこそまてさゝがにのいとなみたてし軒の高どの ぬしやたれもとみし庭の松かげにほし合の夜やたちあかすらん かぞいろのなにいつをだにつゞけぬとみどり子もなく梶のはのつゆ」 | 放歌集 | ②198 | 文化9年 1812/07/07 |
「新居の七夕 思報綺節詩愈拙 待瀉銀河酒未傾 向夕月華纔散彩 二星霊駕暗相迎」 | 南畝集18 漢詩番号3654 | ⑤247 | |
「七夕、戯を看る 「又 | 南畝集18 漢詩番号3800 | ⑤290 | 文化10年 1813/07/07 |
「七夕、舟を泛べて青柳楼に過る | 南畝集18 漢詩番号3907 | ⑤318 | 文化11年 1814/07/07 |
「七夕 興欲飛觴猶病暍 詩纔裁句未成章 此楼寧乞人間巧 悵望二星天一方」 | 南畝集19 漢詩番号4061 | ⑤364 | 文化12年 1815/07/07 |
「年々の七夕七首、ひこぼしのひく牛に汗し、はたおり姫の梭もなげつべし。今年は竹の林のふる事ながら、かの犢鼻褌をさらせえし事を思ひ、七のかしこき人々の名によそへて 嵆康 阮籍 劉伶 呂安 山濤 阮咸 王戎 | 七々集 万紫千紅 | ②244 ①299 | |
「十二月の画賛 七月 二星に月 | 七々集 | ②264 | 文化12年 1815/10/ |
「七夕 人間乞巧非吾事 一酔酣歌楽暮年」 | 南畝集19 漢詩番号4189 | ⑤399 | 文化13年 1816/07/07 |
「七夕 | 南畝集19 漢詩番号4288 | ⑤426 | 文化14年 1817/07/07 |
「万葉集の秋の七くさにことよせて七夕七首 七夕芽(ハギ)の花 七夕尾花 七夕葛花 七夕瞿麦 七夕姫部志 七夕藤袴 七夕朝貌 | 紅梅集 | ②345 | 文政元年 1818/07/07 |
「七夕 「其の二 | 南畝集20 漢詩番号4389-90 | ⑤459 | |
「七夕 | 南畝集20 漢詩番号4488 | ⑤488 | 文政2年 1819/07/07 |
「七十にひとつあまれる年まで七夕七首のうたひとゝせもかく事なければ、白氏がからうたの七月七日長生殿の文字を上に置てよめるざれうた 月かげは西にぞいらせ玉笥ふたつの星の空にきらめく 七十にひとつあまれば大津馬おひからしたるたなばたまつり 日ぐらしの声せはしきはほしのひのけふのこよひの床いそぎかも 長々とまちまいらせし文月のたえぬちぎりはめでたくかしく 生(イキ)みたまちかきうら盆おもてにはたんざく竹やたてゝまつらん 殿様はおむまにあらぬひこぼしのひくてふ牛のおそきあしもと」 | 紅梅集 | ②371 | |
「七夕 | 南畝集20 漢詩番号4547 | ⑤503 | 文政3年 1820/07/07 |
「辛巳七夕七首和歌 七夕迎夜 行路萩露 初雁雲連 秋夕傷心 対月待客 山家擣衣 | あやめ草 | ②87 | 文政4年 1821/07/07 |
「辛巳七夕 筵消酷暑堪安枕 路浥軽塵未作泥 今夕二星将度漢 陰晴不定使人迷」 | 南畝集20 漢詩番号4610 | ⑤522 | 文政4年 1821/07/07 |
「七夕 天にあらば比翼の鳥もち、地にあらば連理の枝豆、七月七日長生殿、夜半無人私語時、シイ声が高い」 | をみなへし | ②49 | 文政5年 1822/07/07 |