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　　　　　　　　浮世絵文献資料館
　　時候編
　
　　　時候編・夏
大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌〔時候編〕
　大田南畝関係
　 【雷雨】（らいう）

詞書・詩歌
出典
巻・頁
年月日

「雷雨
　驚雷何処起　殷々正東峰　暗水翻孤電　層雲送九竜　霤穿青壁下　樹帯翠煙重　忽有長風度　斜陽射暮松」
南畝集４
漢詩番号0657
③228
安永8年
1779/06/

「雷雨
　何来風雨色　颯杳動寒声　簷外芭蕉破　階前潦水生　九天孤電爛　百里疾雷驚　向晩陰雲薄　稀星入望晴」
南畝集５
漢詩番号0802
③276
安永9年
1780/05/

「雷雨　突兀雲峰白日奇　陰森雨足暴風吹　一声忽送驚雷響　正是前山欲破時」
南畝集５
漢詩番号0943
杏園詩集二
③324
⑥63
安永10年
1781/04/

「雷雨　急雨傾盆水　層陰掩夕曛　雷声何処作　恐是竺山雲　【五山の詩僧、筑波山を称して竺山と曰ふ】」
南畝集６
漢詩番号1188
③410
天明4年
1784/04/

「六月十七日、雷雨
　雲霧滄茫大海東　遥含西獄満長空　二陵誰避先王雨　万木斉鳴少女風　巌下驚雷随掣電　簷前余霤散飛虹
　翛然天地駆炎暑　頓入清涼世界中」
南畝集９
漢詩番号1738
④90
寛政3年
1791/06/17

「六月十一日、雷雨　災涼反復如波瀾　半日陰晴頃刻間　一雨瓢然如過隙　雷声遥度伊駒山」
南畝集１２
漢詩番号2016
④178
享和1年
1801/06/11

「至後四日、雷を聞く【十一月廿一日】　綵線纔添影　寒梅未満梢　一声雷雨響　驚破雪芭蕉」
南畝集１２
漢詩番号2069
④192
享和1年
1801/11/17

「雷雨
　西北陰雲覆碧空　遥々連鼓響無窮　千山欲破雷公気　万木斉回少女風　入隙電光穿老屋　傾盆雨色灑新桐
　頓令火宅消焦熱　坐了清涼世界中」
南畝集１３
漢詩番号2148
④221
享和2年
1802/06/

「文かはるてふとしのはじめ、みな月一日
　万竿風竹戦西牕　一道烟波捲曲江　竜掛雷鳴駆雨至　黒雲深処気升降　　六月朔雷雨　　　南畝
　一声雷槌破前山　急雨傾盆伝啓関　独立我楼涼入骨　不知身是在塵寰　　六月朔雷雨(ﾏﾏ)　　覃」
南畝集１４
漢詩番号2460-1
巴人集
④318
②440
文化1年
1804/06/01

「十月初四夜、雷雨。是れ立冬の前日　陽月雷鳴似散陽　立冬時近立山傍　伝聞丙吉疑牛喘　爕理従来在廟堂」
南畝集１４
漢詩番号2549
④343
文化1年
1804/10/04

「二月朔、雷雨　初吉離寒暑　東方発震雷　蟄竜何地起　一雨洗塵埃」
南畝集１６
漢詩番号3127
⑤90
文化5年
1808/02/01