| 浮世絵文献資料館 | |
| 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 |
症状 | 詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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不明 | 「病起 | 牛門四友集 杏園詩集巻一 | ⑥9 ⑥22 | 明和4年 1767/ |
不明 | 「辛卯元日、病に臥して感有り 漫道陽和催起色 寧知痼疾在煙霞」 | 南畝集1 漢詩番号0001 | ③3 | 明和8年 1771/01/01 |
不明 | 「病中、諸友を懐ふこと有り 不是故人存意気 只今同病有誰憐」 | 南畝集2 漢詩番号0231 | ③80 | 安永2年 1773/08/ |
不明 | 「伏枕。三首 「其の二 「其の三 | 南畝集2 漢詩番号0310-12 | ③107 | 安永3年 1774/10/ |
疥癬 | 「九日、病に臥す 覧物感時聊俯仰 百年心事正蒼茫」 | 南畝集3 漢詩番号0416 | ③145 | 安永4年 1775/09/09 |
「九月十三夜、病に臥して感有り 処々天明歌吹散 何人不罄一時歓」 | 南畝集3 漢詩番号0420 | ③145 | 安永4年 1775/09/13 | |
「秋夜病懐。二首 通宵不寐涙欄干 無奈秋光病裏残 多少昨遊行楽事 一時還作目前看 「愁病。二首 耿々枕上終難寐 展転其如此鬱蒸 風霜何事逼青氈 伏枕看過素節天 親友交情堪自見 家人同病転相憐 眼前忍断杯中物 舌本間強几上篇 一臥空牀無頼甚 敢論生事任都捐 | 南畝集3 漢詩番号 0420-0425 | ③147 | 安永4年 1775/09/ | |
「十月一日の作 | 南畝集3 漢詩番号0433 | ③150 | 安永4年 1775/10/01 | |
「冬夜、病に臥す 寸心此夜看摧折 未待天明尽白頭」 | 南畝集3 漢詩番号0434 | ③150 | 安永4年 1775/10/ | |
「冬夜、病に臥す | 南畝集3 漢詩番号0438 | ③152 | 安永4年 1775/11/ | |
「十二月朔日の作 【時に余、病に臥す】 | 南畝集3 漢詩番号0440 | ③152 | 安永4年 1775/12/01 | |
「樋季成に与ふ (上略)去歳季秋より来、疥癬痼を為し、蓬櫛けづらず、垢靧はず。寤寐、為すこと無し(中略)良辰美景に遇ふ毎に、枕を撫でて欠伸し、首を掻いて踟蹰す。坐臥、一室を過ぎず。行止、数歩を過ぎず。譬へば籠鳥の翮(ツバサ)を鎩(クジ)き、池魚の波を失せるが如し(下略)」 | 蜀山文稿 | ⑥139 | 安永5年 1776/01/ | |
「春雨、病に臥して感有り 病来転覚柴門僻 非是窮交不駐車」 | 南畝集3 漢詩番号0468 | ③162 | 安永5年 1776/02/ | |
「春日、壁に題す | 南畝集3 漢詩番号0476 | ③165 | 安永5年 1776/03/ | |
不明 | 「春日、病に臥す。二首 風光一半減青春 伏枕従佗節候新 花底流鴬休喚起 病来真作懶眠人 | 南畝集4 漢詩番号0520-21 | ③184 | 安永7年 1778/01/ |
「三日、病に賦す 只今俯仰為陳迹 伏枕三春一放歌」 | 南畝集4 漢詩番号0535 杏園詩集二 | ③189 ⑥53 | 安永7年 1778/03/03 | |
「病起 | 南畝集4 漢詩番号0547 | ③193 | 安永7年 1778/04/ | |
不明 | 「秋日、岡田忠卿の寄らるるを和す。頃ろ郊遊の約有りて未だ果たさず 煙霞若得扶吾疾 近県浮游欲伴君」 | 南畝集4 漢詩番号0567 | ③199 | 安永7年 1778/08/ |
不明 | 「友人の余が酒を止むるの状を問ふに答ふ | 南畝集5 漢詩番号0868 | ③298 | 安永9年 1780/10/ |
不明 | 「秋日臥病 碧山満地非無意 何歳長楚学士魚」 | 南畝集5 漢詩番号1006 | ③344 | 天明1年 1781/09/ |
不明 | 「冬日臥病 伏枕自憐蒲柳質 敢同松柏歳寒梢 牛門西北鳳城隅 堅臥依然一病夫 雪後風雲催短景 郭辺車馬過通衢 懶朝久不聞金鑰 服薬猶違対玉壺 自古青袍無命達 羞将貧賤謾称儒 | 南畝集5 漢詩番号1046-7 | ③344 | 天明1年 1781/10/ |
脚疾 | 「夏日、岡田忠卿・木子荘・伴忠順、蓮花寺に集ふと聞く。余脚疾有り。此を賦して寄贈す 一臥柴桑愁脚疾 籃輿安得訪藤蘿」 | 南畝集6 漢詩番号1104 | ③380 | 天明2年 1782/04/ |
「午日、病に臥す。諸君の木子荘が巣松館に集ふと聞き、因りて此の寄せ有り 因憶去年今日宴 斉攀玉樹倒銀缾」 | 南畝集6 漢詩番号1108 | ③382 | 天明2年 1782/05/05 | |
「夏日臥病 「又 | 南畝集6 漢詩番号1109-10 | ③382 | ||
「病癒えて後、山士訓と同じく高田に遊ぶ | 南畝集6 漢詩番号1114 | ③384 | 天明2年 1782/06/ | |
眼病 | 「夏日臥病 「又 | 南畝集6 漢詩番号1183-84 | ③409 | 天明4年 1784/04/ |
癪(シャク) | 「積病をうれへて | 徳和歌後万載集 | ①32 | 天明4年序 1784/04/ |
疥癬 (カイセン) | 「春日臥病。十韻。両手瘍を発して筆意の如くならず。勉強して書す 一身衣不浣 三日舌難柔 対客如忘語 屏居欲絶遊 隔靴掻且痒 堆案棄無酬 徒羨麻姑爪 還同楚客囚 仰看芳樹発 俯聴暁鶯流 何得携壺酒 逍遙望緑疇」 | 南畝集6 漢詩番号1243 | ③428 | 天明5年 1785/02/ |
「二月晦日、病に臥す。瓶中の緋桃・垂糸海棠を見て感有り 歎息芳菲如此好 抱衾看過艶陽天」 「春日臥病 | 南畝集6 漢詩番号1251-3 | ③430 | 天明5年 1785/02/29 | |
「病中酒を禁ずること数日、偶々三日に逢うて強いて二盞を傾け、聊か短述を作る 床頭指点青樽色 強使桃花酒湿唇」 | 南畝集6 漢詩番号1254 | ③431 | 天明5年 1785/03/03 | |
「暮春病懐 | 南畝集6 漢詩番号1254 | ③431 | 天明5年 1785/03/03 | |
「暮春即事 | 南畝集6 漢詩番号1260 | ③433 | 天明5年 1785/03/ | |
「初夏偶昨 | 南畝集6 漢詩番号1261 | ③433 | 天明5年 1785/04/ | |
不明 | 「病中、妓に遺る。陽韻を得たり | 南畝集6 漢詩番号1301 | ③450 | 天明6年 1786/02/ |
不明 | 「臥病 | 南畝集9 漢詩番号1807 | ④112 | 寛政4年 1792/07/ |
宿酔 | 「酒を病む 「其の二 「其の三 | 南畝集13 漢詩番号2322-4 細推物理 | ④272 ⑧384 | 享和3年 1803/07/ |
宿酔 | 「(七月)廿七日 和泉橋のもとなる渋問屋何がしのもとに立よりて、屋根船をもとね得たり。朝よりありきつるつかれやすめんとて、しばらくいこひて、酒のむ | 細推物理 | ⑧384 | 享和3年 1803/07/27 |
宿酔 | 「病に臥す 百年強半皆如此 可患平生在此身」 | 南畝集13 漢詩番号2327 細推物理 | ④272 ⑧385 | 享和3年 1803/07/27 |
宿酔・風 | 「十四日 神田明神の宵祭りなり。(柳長のもとに酒宴。中略)予は此の日より風病をやみて、廿三日迄ふしぬ。河東ぶしの三番叟をきく | 細推物理 | ⑧393 | 享和3年 1803/09/14 |
脚疾 | 「脚を病む | 南畝集13 漢詩番号2387 | ④290 | 享和3年 1803/12/ |
脚疾 | 「元日、脚疾有り。肩舁もて正を賀す | 南畝集14 漢詩番号2400 | ④300 | 文化1年 1804/01/01 |
感冒 | 「初冬の晩眺 緒風一遇秋冬変 万物芸々各自私」 「小倉上陸より寒熱強く佐賀辺にては甚敷候故、三河屋大きに驚き、幸(ひ)三官医従行いたし候間、小川文庵を迎来診脈候処、一時之感冒にては無之、至て六ヶ舗申し、九月十日長崎輿疾にて直に臥床に入、漸く九月末に快候得共、腹中和し不申候処、村上氏伝にて腰を暖め快なり。十月十八日出勤、只今は全快候得共過酒を禁ぜられ、却て養生には宜候」(十一月十七日付、嫡子宛書簡) | 南畝集14 漢詩番号2546 書簡番号84 | ④342 ⑲114 | 文化1年 1804/10/ |
「病中、人の餳を贈る有り。自ら嘗めて感有り | 南畝集14 漢詩番号2553 | ④344 | 文化1年 1804/10/ | |
「病懐 薬餌本非無妄疾 郷図況隔遠游身 回思去歳曹司谷 提挈児孫酔小春」 「月日如流、着後今日にて三旬のたふれもの、廩食を食潰し候 | 南畝集14 漢詩番号2557 書簡番号72 | ④344 ⑲101 | 文化1年 1804/10/10 | |
「暁雨 | 南畝集14 漢詩番号2563 書簡番号74 | ④347 ⑲103 | 文化1年 1804/10/12 | |
「病より起く【十月十八日】 | 南畝集14 漢詩番号2569 | ④348 | 文化1年 1804/10/18 | |
打撲 | 「むつき六日の夜、遊侠窟にて酒のみけるに酔て足ふみあやまちて打身の療治をたのむとて つねに筑摩鍋住(ツクマノナベズミ)が足袋はきてたかどのゝのぼりばしなおりそ、といひしいましめも思ひいでられて | 放歌集 | ②177 | 文化9年 1812/01/06 |
宿酔 | 「病に臥す | 南畝集18 漢詩番号3706 | ⑤263 | 文化9年 1812/10/ |
痒痛 | 「秋日、病に臥す。三首。其の一 「其の二 「その三 | 南畝集18 漢詩番号3909 -3911 | ⑤320 | 文化11年 1814/07/ |
「即事 | 南畝集18 漢詩番号3912 | ⑤321 | ||
瘍 | 「病瘍 | 南畝集19 漢詩番号3969 | ⑤340 | 文化12年 1815/02/ |
不明 | 「春日、病に臥す 「即事 | 南畝集19 漢詩番号4257-8 | ⑤416 | 文化14年 1817/02/ |
打ち身 | 「きさらぎ十八日、神田ばしの御門のうちにてつまづきてころびし時 | 紅梅集 | ②324 | 文化15年 1818/02/16 |
「うち身の病をつとめて上野の花みにゆくとて、筋違のはしの北、十三町道といふをゆく | 紅梅集 | ②329 | 文化15年 1818/03/ | |
「三月望日、新たに晴る。疾に臥して感有り 梅児冢畔白桜飛 嫋々緑楊掛金縷 蠟屐連行衷衵衣 蘭舟欲艤揺柔艣 新芦洲尽上金堤 何処倡門留小杜 前月老夫躓且僵 体中不佳偃臥床 猶如蹇人不忘立 欹枕瞻望水一方 賞心楽事如隔世 毎逢美景惜辰良 寄語少年不再至 時易失兮楽難常」 | 南畝集20 漢詩番号4350 | ⑤447 | 文化15年 1818/03/15 | |
「病を借る 巣鳬飛鳥従籃轝 路転松橋上一丘」 | 南畝集20 漢詩番号4351 | ⑤448 | 文化15年 1818/03/ | |
「卯月二十八日、病すこしおこたりければ計府に出るとて 彭沢が五斗の米より七十の七人扶持に腰をおらばや」 | 紅梅集 | ②340 | 文化15年 1818/04/28 | |
「病懐 野航籃轝皆無趣 偃蹇安当適所懐」 | 南畝集20 漢詩番号4378 | ⑤456 | 文政1年 1818/05/ | |
「散歩 | 南畝集20 漢詩番号4385 | ⑤458 | 文政1年 1818/06/ | |
「うち身のやまひを | 紅梅集 | ②349 | 文政1年 1818/07/ | |
吐血 | 「八月十日、血を嘔く | 南畝集20 漢詩番号4402 | ⑤462 | 文政1年 1818/08/10 |
「はつき十日、血をはきければ 「われ腐腸の薬を服する事数十年、ことし七年になれる文庫の基くちけるを修理せし事を思ひて | 紅梅集 | ②349 | ||
腹痛 | 「日ごとの朝飯の後にはらいたみしが、けふはよるいたみければ | 紅梅集 | ②355 | 文政1年 1818/10/ |
不快 | 「病に臥す | 南畝集20 漢詩番号4420 | ⑤467 | 文政1年 1818/10/ |
不快 | 「一たび臥す | 南畝集20 漢詩番号4444 | ⑤476 | 文政2年 1819/02/ |
病余 | 「病余、歩を試みる | 南畝集20 漢詩番号4449 | ⑤477 | 文政2年 1819/03/ |
「初夏、病懐 無那煙霞為痼疾 屏居真作一衰翁」 | 南畝集20 漢詩番号4454 | ⑤479 | 文政2年 1819/04/ | |
「病間独酌 | 南畝集20 漢詩番号4465 | ⑤482 | 文政2年 1819/04/ | |
食あたり | 「めじかといへる魚のさしみをくひて腹いたみければ 「昼寐 | 紅梅集 | ②366 | 文政2年 1819/04/ |
服薬 | 「薬を服す | 南畝集20 漢詩番号4483 | ⑤486 | 文政2年 1819/06/ |
病臥 | 「病中、人の菊花を贈る有り | 南畝集20 漢詩番号4506 | ④492 | 文政2年 1819/09/ |
「十月五日の作 | 南畝集20 漢詩番号4507 | ④492 | 文政2年 1819/10/05 | |
歩行難儀 | 「蠟月初三 籃輿を買ひ得たり | 南畝集20 漢詩番号4513 | ⑤494 | 文政2年 1819/12/03 |
歩行難儀 | 「病にふして | 紅梅集 | ②379 | 文政2年 1819/11/ |
病臥 | 「枕に伏す | 南畝集20 漢詩番号4535 | ⑤500 | 文政3年 1820/04/13 |
回復 | 「十月廿三日、府に趨く。口号 | 南畝集20 漢詩番号4572 | ⑤511 | 文政3年 1820/10/23 |
心痛・疥癬 | 「即事 | 南畝集20 漢詩番号4589 | ⑤516 | 文政4年 1821/03/ |
三年病 | 「即事 | 南畝集20 漢詩番号4598 | ⑤518 | 文政4年 1821/04/ |
歩行困難 | 「過し寅のとしの二月つまづきしより病にふしければ (「戊寅きさらぎ十八日、登営(トジヤウ)の道すがら、神田橋のうちにつまづきころびし後、はづき十日に血を吐きしより、もとの健にたちかへるべくもなく(云々)」『奴凧』⑩482) | あやめ草 | ②85 | 文政4年 1821/06/ |
病臥 | 「栽菊 | 南畝集20 漢詩番号3423 | ⑤525 | 文政4年 1821/10/ |
病臥 | 「十月念三、肩舁もて巣鴨村に過り、菊を看る | 南畝集20 漢詩番号3424 | ⑤525 | 文政4年 1821/10/23 |
呻吟 | 「寒夜 | 南畝集20 漢詩番号3424 | ⑤526 | 文政4年 1821/11/ |
病臥 | 「病中の作 「病に臥す 「又 「又 「又 「又 「又 | 南畝集20 漢詩番号4650 4656 | ⑤532 | 文政5年 1822/03-04 |
「病中のうた | あやめ草 | ②101 | ||
病苦 | 「梅雨 | 南畝集20 漢詩番号4664 | ⑤536 | 文政5年 1822/05/ |
痛痒 | 「病懐 手羨麻姑多鳥爪 心同仲蔚長蓬蒿 奮飛若得扶揺力 一撃鯤鵬六月濤」 | 南畝集20 漢詩番号4665 | ⑤536 | 文政5年 1822/06/ |
病臥 | 「中秋月無し。病中の作 | 南畝集20 漢詩番号4669 | ⑤538 | 文政5年 1822/08/15 |
病中賦詩 | 「病中、陳簡斎の建除体に擬し、其の韻を次ぐ 定情偃一室 読書唯自娯 執志安寝食 唯抱衾与褕 破窓風自緊 簡編任巻舒 危険数已経 不顧駟馬車 成敗須有数 何必論区々 収斂養情志 一心已安如 開巻無次序 生涯笑予迂 閉戸擁炉臥 任与世人疎」 | 南畝集20 漢詩番号4677 | ⑤539 | 文政5年 1822/12/ |