Top          浮世絵文献資料館   浮世絵師総覧
 
   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【す】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
すいか
西瓜
「堀江町にて白団扇三十五本、児悠々子に絵をかゝしめ、狂歌を題す
 西瓜 いつはりのなき世なりせば本(もと)なりの西瓜の皮に穴はかけまじ」
細推物理⑧375享和3年
1803/06/19
すいせん
水仙
「水仙に羽箒のゑに しろがねの台にこがねの盞の酒はうれへをはらふ羽箒」巴人集甲辰②430天明4年
1784/閏01/
すえひろ
末広(狂言)
「末広といへる狂言のかたを扇にかきたるに
 からかさも扇もともに末広の名にやめでたくかい太郎冠者」
をみなへし②12未詳
すずめ
  (別資料)
すっぽん
「抱一上人、月と鼈のゑに 大空の月にむすへるすつぽんの甲のまろきや地丸なるらん
 大坂にて鼈をまるといふ。看板に地丸とかき、又は◯と画しもあり。本草綱目釈名に団魚は俗名とあり
七々集②298文化13年
1816/02/
すま あかし
須磨 明石
(播磨)
「すまあかしの画に
 すまの浦の若木のさくらさくねんの朧月夜のさけのさの字歟
 紅葉のあかしのまきの戸口には光源氏をまつの月かげ」
紅梅集②378文政2年
1819/11/01/
すみだがわ
隅田川
「隅田川雪のゑに 業平の吾妻くだりと遠乗の馬とは雪とすみだ川哉」紅梅集②315文化14年
1817/11/
「墨水に月を看るの図 墨水芒花白 氷輪素影明 中秋千万古 揺蕩幾人情」南畝集20
漢詩番号4615
⑤523文政4年
1821/08/
すみだがわ
隅田川両岸一覧
「両岸一覧図を観る
 墨水風光入彩毫 披図一覧不知労 幽人泛宅過苕霅 神女明珠照漢皐
 虹断長橋懸驟雨 煙連両岸捲飛濤 請看如練澄江色 截得并州快剪刀」

〈天明元年刊、鶴岡芦水画の「東都隅田川両岸一覧」か〉
南畝集6
漢詩番号1102
③379天明2年
1782/04/
すみれ
「菫のゑに こゝのすみかしこのすみれつまんとて野辺山の辺にひと夜あか人」紅梅集②378文政2年
1819/11/
すもう
相撲図
「唐人と日本人と角力とりて日本人かちたる画に 万国のうちわを上る日の本や西は唐山ひがし神風」紅梅集②362文政2年
1819/03/
「角力団扇犢鼻褌図 俣野河津後 谷風小野川 繍褌与団扇 一日待晴天」巴人集拾遺②497文政2年
1819/