Top      浮世絵文献資料館 画賛編
 
   画賛編【お】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕大田南畝関係
  【女絵】(おんなえ) ◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「女の自惚鏡をみる絵に 世の中に楊貴妃小町司などありともしらぬうぬぼれかゞみ
 五明楼の遊女司ちか比出たればなり」
放歌集②171文化8年
1811/10/
「洗ひ髪の女、文をよむ画に くりかへす風の柳のあらひ髪けづる櫛げの露の玉づさ」
「琴ひく女、郭公を見る画に ほとゝぎすまつに心をつくし琴月ふけわたる天のとゐきん」
六々集②227文化12年
1815/02/
「女のふところがみにて顔をふくかたかきたるに 外面如菩薩 近則不遜 内心如夜叉 遠之則怨 
 のべ紙に顔のあぶらはのごへども心の中にたへぬ慾垢」
六々集②239文化12年
1815/05/
「紅葉のもと、女二人たれり。一人は若く一人はとしたけたり
 村紅葉ならびて二人たつ田姫うすきは妹こきはあね様」
七々集②299文化13年
1816/02/
「女の湯かたかゝえて傘さし雪にあふ画に
 傘(カラカサ)のおもき呉天の雪よりも湯かたかゝえてかつき町風」
紅梅集②358文政1年
1818/12/
「柳かげに女のたてる画に ゑにかけるその女なら心も風もうごきこそすれ」をみなへし②6未詳