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☆ としのぶ たぐち 田口 年信 二代 浮世絵師名一覧
〔慶応2年(1866) ~ 明治36年(1903)8月22日・38歳〕
 別称 仙斎 松斎(明治27年の項参照) 初号 修斎国梅 通称 田口信二郎 勝沅   ☆ 明治十五年(1882)     <五月 珊瑚珠細工 浅草公園地>  ◯「見世物興行年表」(ブログ)   「(興行賑わいの光景)」錦絵五枚続 国梅画 版元不明      ☆ 明治十六年(1883)     ◯「合巻年表」(〔東大〕は『【東京大学/所蔵】草雙紙目録』)   ◇合巻(明治十六年刊)※角書は省略    歌川国梅画『花雲浅艸詣』四冊(画)歌川国梅(著)梅堂国政 大西庄之助板〔東大〕          御届明治十六年三月三十日    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇演劇(明治十六年刊)    歌川国梅画『花雲浅草詣』上下二冊 国梅画 梅堂国政編 栄久堂(正本写)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十六年刊)    国梅画    『南総里見八犬伝』 口絵 一応斎国松・挿絵 一修斎国梅 著作館(6輯 4月)    『絵本近世日本年契』口絵 一応斎国松・挿絵 国梅 土屋南翠 清水嘉兵衛(5月)    ☆ 明治十七年(1884)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十七年刊)    歌川国梅画    『花兄誉片腕』一冊 国梅画 柳亭種彦作 共隆社(合巻)     〈明治19年刊『花兄誉片腕』巻末「稗史出版書目」に「歌川国梅画」とあり(国立国会図書館デジタルコレクション画像)〉  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十七年刊)    国梅画    『三世相夢の曙』  挿絵・表紙 国梅 国政 梅堂国政編 大西庄之助(上下 1月)    『赤穂義士銘々伝』 挿絵・表紙 修斎国梅 大西庄之助 松延堂(10月)    『義経一代記』   挿絵・表紙 修斎国梅 大西庄之助 松延堂(10月)    『太閤記』     挿絵・表紙 修斎国梅 大西庄之助 松延堂(10月)    『上己の雪血汐桜田』挿絵・表紙 脩斎国梅 大西庄之助 松延堂(12月)〈合巻〉     〈松延堂は大西庄之助の屋号〉  ☆ 明治十八年(1885)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十八年刊)    歌川国梅画『高櫓力士旧猫伝』前後二冊 国梅画 桃川如燕著 鶴声社(合巻)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十八年刊(国立国会図書館)    歌川国梅画    『雪解川浪葩』  口絵・挿絵 月耕  ・表紙 国梅    柳葉亭繁彦 誾華堂(4月)     〈③は表紙の画工を国松とするが、本HPは国梅と読んだ。なお『【明治前期】戯作本書目』は国桜とする〉    『北雪美談金沢実記』口絵 月耕・挿絵 修斎国梅 編者不詳 誾花堂(6月)    『高櫓力士旧猫伝』 口絵・挿絵 尾形月耕・表紙 修斎国梅 桃川如燕 鶴声社(6月)  ◯『東京流行細見記』登亭逸心撰・清水市太郎編・明治十八年七月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)
    「東京流行細見記」「浮世屋画工郎」(当時の諸職芸能人や専門店を吉原細見に擬えて序列化した戯作)     〝(暖簾の文字)「錦」浮世屋絵四郎   (上段 合印「入山型に△」)〝日の出 新流行 大上々吉 大々叶〟〈細見全体での序列は十位〉    〈上段は名称のみ〉     芳年 永濯 芳幾 国周 清満 広重 月耕 芳宗   (中段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     いねの  年 恒 〈稲野〉     うた川  国 政 〈歌川〉     やうしう 周 延 〈楊洲〉          年 方 〈(水野)〉     かつ川  春 亭 〈勝川〉     あだち  吟 香(ママ)〈安達〉     こばやし 清 親 〈小林〉     うた川  豊 宣 〈歌川〉     うた川  国 峯 〈歌川〉     やうしう 周 重 〈守川〉     うた川  国 梅 〈歌川〉    〈以下下段は名称のみ。禿・芸者・遣り手は省略〉   (下段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     広近 年景 芳藤 年参    〈全体は本HP「浮世絵用語」【う】の「浮世絵師番付」参照のこと〉    ☆ 明治十九年(1885)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十九年刊)    国泰画『蓮華往生鮮血台』一冊 年恒・国泰画 柳葉亭繁彦著 五樹堂  ◯「近代書誌・近代画像データベース」明治十九年刊(国文学研究資料館)    国泰画    『名筆土佐絵手帖』口絵・挿絵 尾形月耕・表紙「修斎国泰」柳葉亭繁彦 栄進社(4月)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十九年刊(国立国会図書館)     国梅画    『蓮華往生鮮血台』口絵 年恒・挿絵 国泰 五樹堂(6月)             挿絵署名「国梅改国泰」「修斎国泰」    『小僧殺横浜奇談』口絵・挿絵 修斎国泰 編者不詳 明進堂(11月)    〈国梅から国泰への改名は明治19年〉  ☆ 明治二十一年(1888)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十一年刊)    年信画    『昆太利物語』口絵・挿絵 年信 福地桜痴訳 蔵玉堂(上篇 11月)〈中篇は明治22年、下篇は同23年刊〉    ◯『吉原細見年表』(明治二十一年刊)   『遊廓穴さがし附吉原細見』明治二十一年三月刊    表紙「【伊東橋塘笑閲/宮川楼塘戯著】田口年信題画        遊廓穴さがし 附吉原細見       【竹外居士序/夢遊居士跋】有山房蔵」    署名「二世年信画」    〈国梅から二代目年信への改名は明治21年〉  ☆ 明治二十二年(1889)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十九年刊(国立国会図書館)     年信画    『女刺客』    挿絵 仙斎年信  三昧道人   駸々堂(5月)    『花吹雪』    口絵・挿絵 年信 浪廼家蘆生  小説館(6月)    『小夜砧』    口絵・挿絵 年信 木兎居士   明進堂(7月)    『侠客伝最上気質』挿絵 年信    江馬耕太郎編集・出版(8月)    ☆ 明治二十三(1890)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十三年刊)    年信画    『岩うつ浪』 挿絵 仙斎年信 入真道士    駸々堂(2月)    『天眼鏡』  口絵・表紙 信一・挿絵 国峯 年信 国松 翁屋さん馬 駸々堂(3月)    『黄金包』  挿絵 仙斎年信 曽呂利新左衛門 駸々堂(6月)    『自惚娘』  挿絵 仙斎年信 槙野半酔  赤松市太郎(6月)    『三賢明智伝』挿絵 蘆月 信一 年信 ◎ 玉田玉秀斎 駸々堂(10月)〈◎は「鳳洲」?〉  ☆ 明治二十四年(1891)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十四年刊)    年信画    『噺の種』    口絵 年信 信英 芳峰(折込)・挿絵 蘆香 曽呂利新左衛門 駸々堂(3月)    『官員小僧』   挿絵 年信        翁家さん馬 駸々堂  (5月)    『誉之大久保』  挿絵 年恒 仙斎年信   玉田玉芳斎 版元未詳 (8月序)    『玉手箱』    口絵のみ  仙斎年信   鉄腸居士  嵩山堂  (9月)    『黄金之花』   口絵のみ  年信     鉄腸居士  青木嵩山堂(10月)    『八百屋お七恋廼緋鹿子』挿絵 年信 年恒  翁家さん馬 駸々堂  (11月)    『あらしのなこり』挿絵 仙斎年信      鉄腸居士  青木嵩山堂(11月)    『芳原奇談雨夜鐘』挿絵 年信 年恒     翁家さん馬 駸々堂  (12月)    『葛の裏葉』   口絵のみ「在浪花 年信画」美妙斎主人 青木嵩山堂(12月)  ☆ 明治二十五年(1892)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十五年刊)    年信画    『正宗孝子伝』 挿絵 信一 基春 年信      神田伯竜  明文館  (2月)    『いさなとり』 口絵のみ「在浪華 仙斎年信」   露伴    青木嵩山堂(後編 3月)〈前編は明治24年11月刊〉    『積雪操松枝』 挿絵 春香 年恒 年信      石川一口  駸々堂  (3月)    『桃谷小説』「抜参り」挿絵 年信         霞亭主人  図書出版 (3月)    『押上奇談鶴の一脛』 挿絵 仙斎年信(一落款未読)邑井一   駸々堂  (4月)    『速記の花』  口絵 年恒 挿絵・表紙 仙斎年信 丸山平次郎 関西速記 (4月)    『有田の色笠』 挿絵 年信 年恒         石川一口  駸々堂  (5月)     『二人於若』  口絵のみ  仙斎年信       翁家さん馬 島田喜十郎(5月)    『四季の花』「逢阪」 挿絵 田口年信 表紙 未詳 仰天子   明文館  (6月)(新小説)    『南海の激浪』 口絵・挿絵 年信         鉄腸居士  青木嵩山堂(9月)    『滑稽頤はずし』見返し   仙斎         松廼家梅河 温知堂  (11月)    『戸田慶二郎』 挿絵 春香 年恒 年信      松月堂呑玉 駸々堂  (11月)    『夜あらし』  挿絵 年信            天囚居士  明文館  (11月)    『玉手函』   挿絵 年恒            酔醒舎主人 駸々堂  (11月)    『むらすずめ』「残月」挿絵 仙斎年信       秋渚漫士  図書出版 (11月)    『蘭奢待』   挿絵 年信 「藤原」印・表紙 未詳 渡辺千治  駸々堂  (12月)     ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十五年刊)    年信画    『かひよせ』「心組織」挿絵 年信 宇田川文海 岡島真七(5月)(小説叢書 五籠)  ☆ 明治二十六年(1893)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十六年刊)    年信画    『雪つむさと』所収 図書出版(1月)     「寒念仏」挿絵 年信 貞廣 仰天子/「若菜籠」挿絵 年信 秋渚生     「青幽霊」挿絵 年信 圭円子    『深見くさ』所収「女ごゝろ」挿絵 貞廣 仙斎年信 仰天子  図書出版(1月)    『臥竜梅』 所収「粋菩提」 挿絵 年信      丸岡九善 図書出版(1月)    『小金井桜』    挿絵 春香 仙斎年信  神田伯猿   駸々堂(1月)    『欲物語』     挿絵 年恒 年信    桜南居士   駸々堂(2月)    『雪の下艸』    挿絵 仙斎年信 春香  丸山竹園   駸々堂(3月)    『翁家さん馬講談集』挿絵 仙斎年信     翁家さん馬  駸々堂(4月)    『明治四十年の日本』口絵・挿絵 仙斎年信・表紙 習古 鉄膓居士 青木嵩山堂(前後編 5・7月)    『昔々息子と娘』  口絵・挿絵 年信    紫芳山人   図書出版(5月)    『一志ぐれ』    挿絵・表紙 年峰 年信 霞亭主人   駸々堂 (7月)(傑作百種 第1集)    『雪鳴深山鳥』   挿絵・表紙 年信    仰天子    駸々堂 (8月)(傑作百種 第2集)     『新梅鉢』     口絵のみ  年信    霞亭主人   積善館 (9月)    『花の香』     口絵 仙斎年信 年峰  鈴木常松編  積善館 (9月)    『明慈烏反哺講談』 挿絵・表紙 年信    竹柴諺蔵   駸々堂 (11月)    『鬼百合』     口絵・挿絵 仙斎年信 貞広 欠伸居士 鈴木常松(11月)    『侠骨牛の五兵衛』 口絵 仙斎年信・挿絵 一廣 笠園主人 鈴木常松(12月)    『競忠貞浪華文庫』 口絵のみ  仙斎年信  生得体獅   駸々堂 (12月)    『金看板命廼安売』 口絵・表紙 仙斎年信  玉川染之丞  積善館 (12月)    『銘刀光世由来』  口絵のみ  年信    外園子    積善館 (12月)  ◯『大阪名勝独案内』梅河三浜編 温知堂 明治二十六年一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝浮世画工    稲野年恒 一龍斎国峯 田口年信  三谷貞広  筒井年峯    鈴木雷斎 一勇斎芦国 長谷川貞信 長谷川小信 林基春〟〈大阪在住〉  ◯『浮世絵師便覧』p209(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝年信(ノブ)    三世豊国門人、後に芳年門人、田口氏、名は勝洗、仙斎と号す、大坂に住す、◯明治〟    〈下掲『浮世絵師伝』によれば、大阪への転居は明治23年の由〉  ☆ 明治二十七年(1894)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十七年刊)    年信画    『本町綱五郎』口絵のみ  年信       松月堂呑玉 駸々堂 (2月)〈2ページ大折込口絵〉    『劔難娘』  口絵のみ  年信       半牧居士  欽英堂 (2月)    『木食上人』 口絵 年恒 蘆月 年信・表紙 未詳 石川一口 駸々堂(上 3月)           口絵 ◎◎ ◎◎ 年信・表紙 未詳         (下 3月)〈◎は印字未読〉    『東学党』  口絵・挿絵 年信       図南居士  林市兵衛(3月)    『胴乱の幸助』口絵のみ  年信 春香 ◎◎ 笑福亭福松 駸々堂 (5月)〈◎は印字未読。口絵三葉〉    『相合傘』  口絵のみ  年信 年恒    贅六庵主人 駸々堂 (5月)    『浪速大潮月』口絵のみ  仙斎年信「松斎」印 笑福亭松鶴 駸々堂 (8月)〈2ページ大折込口絵〉    『野狐三次』 口絵 年信・表紙 習古?   三浦屋主人 駸々堂 (12月)〈2ページ大折込口絵〉  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十七年刊)    年信画    『御落胤』口絵 松斎年信 桜痴居士 一二三館(6月)〈画像欠、書誌による〉  ◯『明治二十七年重宝便覧』大阪 梅津竹次郎編集・出版 明治二十六年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション) (31/51コマ)   〝大阪高名家及ヒ諸芸人一覧    浮世絵工 稲野年恒 一龍斎国峯 田口年信  長谷川貞信 三谷貞広          鈴木蕾斎 一勇斎芦国 長谷川小信 筒井年峯  林基春〟  ◯『新撰年中重宝記』大阪 千葉胤矩編集・出版 明治二十七年一月(1894)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝現今各派画家(21/98コマ)    大阪 鈴木雷斎  稲野年恒  武部北涯  歌川国峰  石川石陰       赤井恒茂  宮崎鎗八  三谷貞広  井上芳洲  岡本景暉       木下日峰  田口年信  長谷川貞信 歌川芦国  筒井年峰       長谷川小信 歌川国松  山口愚仙  藤原信一  前野一広       槙岡恒房  扶桑園仙斎 扶桑園春香 林基春〟  ☆ 明治二十八年(1895)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十八年刊)    年信画    『上等兵』  口絵・表紙 田口年信    松華庵主人 駸々堂  (2月)〈2ページ大折込口絵〉    〈画工名は明治30年刊『くされ縁』の巻末広告より〉    『華族の令嬢』口絵のみ  仙斎年信      中村芳松  中村鍾美堂(10月)    『電話の詐偽』口絵のみ  仙斎年信      仙橋散史  駸々堂  (10月)〈2ページ大折込口絵〉    『大山三次』 口絵 仙斎年信・表紙 未詳   伊沢駒吉  此村欽英堂(10月)    『自転車の傷』口絵・挿絵 年信・表紙 習古? 浪廼家   野村銀次郎(12月)    『車中の美人』口絵 年信・表紙 未詳     秋山居士  欽英堂  (12月)    『田舎武士』 口絵 仙斎年信・表紙(落款未読) 藤の家主人 交友館  (12月)    『紅葉狩』  口絵・挿絵 年信・表紙 習古? 彩霞園柳香 野村銀次郎(12月)  ☆ 明治二十九年(1896)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十九年刊)    仙斎年信画    『破れ羽織』  口絵・表紙 仙斎年信   堺枯川   駸々堂 (1月)〈2ページ大折込口絵〉     『女丹前』   口絵・表紙 年信「仙斎」印 孤松亭主人 交友館 (1月)〈2ページ大折込口絵〉    『幽霊塚』   口絵・表紙 仙斎年信   唯我行者  駸々堂 (5月)〈2ページ大折込口絵〉    『宇都宮釣天井』口絵・表紙 年信     神田伯竜  駸々堂 (7月)〈2ページ大折込口絵〉    『岡村掃部』  口絵のみ  仙斎年信   桜痴居士  一二三館(11月)  ☆ 明治三十年(1897)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十年刊)    年信画    『忠節お初』   口絵 国◎・表紙 年信「仙斎」印 西尾魯山  駸々堂(1月)    『女役者』    口絵・表紙 田口年信 太田玉茗  駸々堂(1月)〈2ページ大折込口絵〉     〈画工名は明治30年刊『くされ縁』の巻末広告より〉    『一休禅師』   口絵・表紙 年信   松月堂呑玉 駸々堂(後編 2月)〈2ページ大折込口絵。前編は前年4月刊〉    『不破数右衛門伝』口絵のみ  年信   神田伯竜  駸々堂(6月)〈2ページ大折込口絵〉(新百千鳥 第2巻7集)    『腕の喜三郎』  見開・表紙 年信   土橋呑洋  大阪平民館(6月)    『宇和島神霊記』 口絵・表紙 年信   石川一口  駸々堂(7月)〈2ページ大折込口絵〉(新百千鳥 第2巻8集)   ◯『くされ縁』巻末広告 駸々堂 大阪 明治三十年十月刊   (近代書誌・近代画像データベース)    田口年信画〈作品未見。口絵・挿絵・表紙の区別不明。作者名と書名のみあげる〉    霞亭主人 『女書生』  松月堂呑玉『小倉騒動』  松月堂呑玉『戸田慶次郎』 笑福亭松鶴『浪花大潮月』    松月堂呑玉『一休禅師』 松月堂呑玉『深情小夜衣』 神田伯龍 『馬鹿三幅対』 神田伯龍 『金井主水』    翁家さん馬『官員小僧』 石川一口 『幽霊小八』  ◯『日本美術画家全書』上下 田口年信編 石川嘉助 明治三十年(1897)九月刊    〈浮世絵師による日本の絵師の小伝。狩野・土佐を含む本格的な名鑑であるが、本HPは浮世絵関係の絵師のみ収録〉       日本美術画家全書 田口年信編(明治三十年刊)(「国立国会図書館デジタルコレクション」所収)  ☆ 明治三十二年(1899)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十二年刊)    仙斎年信画『根岸肥前守』口絵・表紙 仙斎年信 松月堂呑玉 駸々堂(12月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治三十二年刊)    年信画    『女書生』再版 口絵・表紙 年信 霞亭主人 駸々堂(5月)〈2ページ大色摺折込口絵 初版の刊年未確認〉  ☆ 明治三十五年(1902)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十五年刊)    年信画『そのえにし』口絵・表紙 年信 鈴木秋子 東洋社(7月)(家庭小説 第3)〈2ページ大色摺折込口絵〉  ◯『古今名家新撰書画一覧』番付 大阪 鳥井正之助編集・出版 明治三十五年正月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝各派序位混淆    (西京 田村宗立 守住勇魚〔大サカ〕鈴木雷斎 山内愚仙 石川小陰)〈このグループの別格絵師〉    〔大サカ〕林基春  長谷川貞信 武部芳豊 稲葉芦国 長谷川小信 田口年信 稲野年恒        哥川国峰 藤原信一  坂田耕雲 尾竹国一    〔西京〕野村芳光 野村芳常  三村芳貞〟    〈下掲『浮世絵師伝』によれば、明治31年東京に戻ったとあるのだが〉  ☆ 明治三十六年(1903)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十六年刊)    年信画    『当世百人娘』年信画 雲仙子編 たつみや書房(前編 10月)〈後編未見〉    〈東京市中の評判娘五十人の容貌を田口年信が写生したもの。36年9月の鵞群堂荷葉の序よると、初夏(4月)の頃から『当     世百人娘』のタイトルで読売新聞紙上に連載されたものを製本化したという、年信はこの序の一ヶ月前の8月に亡くなっ     ているが、序にその言及はない〉  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治三十六年刊)    年信画    『御落胤』口絵・表紙「在浪華 仙斎年信画」桜痴居士 弘文館(12月)〈2ページ大色摺折込口絵。再版本、初版未見〉    〈③に明治27年刊『御落胤』(桜痴居士著 松斎年信画 一二三館版)とあり、これが初版かと思われるが、書誌のみで画像     がなく関係は未確認。署名に「在浪華」とあるから明治31年の東京帰省以前、大阪滞在時代の作品。12月の出版だが、年     信はこの36年8月亡くなっている。著者の福地桜痴は存命中、この出版に桜痴の意向が働いているとは思われるが、確証     はない〉  ☆ 昭和以降(1926~)  ◯『浮世絵師伝』p128(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝年信 二代    【生】慶応二年(1866)   【歿】明治卅六年(1903)八月廿二日-卅八    【画系】芳年門人      【作画期】明治    丹波亀岡藩士白井勝承の男、名は勝沅(一に洗とせるは誤)、俗称信次郎、出でゝ田口氏を嗣ぐ、初め    修斎(また鮮中舎といふ)国梅と号したれば、或は四代豊国に学びしもの歟、後ち芳年の門人となりて、    年信の号を与へらる、明治二十三年大阪に赴きて、諸新聞の挿画を担当し、其の間森寛斎及び深田直城    に学ぶ所あり、三十一年東京に帰りて川端玉章の指授を受け、後ち日本画通信教授を開設す、三十六年    心臓病に罹り、芝金杉浜町の宅に逝く、曩に山崎年信あれば、乃ち彼を以て二代年信とす〟    ◯『浮世絵師歌川列伝』付録「歌川系図」(玉林晴朗編・昭和十六年(1941)刊)   〝月岡芳年門人 年信(二世)〟
    「歌川系図」    ◯『増補 私の見た明治文壇1』「明治初期の新聞小説」   (野崎左文著・底本2007年〔平凡社・東洋文庫本〕)   ◇「(八)新聞挿画の沿革」1p83   〝芳宗、国松等に次いで、新聞の絵を書いたのは仙斎(センサイ年信(トシノブ)(通称山崎信次郎(ノブジラウ))    であつた。(中略)其の門人には曾て万朝報(ヨロヅテウホウ)の画家であつた藤原信一氏や二世田口年信氏    などがある〟    〈年信二世・田口年信は山崎年信の門人〉  ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p90(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝年信 二代(としのぶ)    白井氏、出でて田口氏を継ぐ。俗称信次郎、始め修斎、国梅と号したが、芳年の門に入り、年信と名付    けらる。川端玉章の指南を受けて、日本画通信教授を開設した。先に山崎年信があり、田口年信を二代    年信とする。慶応二年生れ、明治三十六年。三十八才で歿している〟
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