独り言何でもレポート 

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2002.01.03 2001年黒鯛釣りのまとめ 黒鯛に求めるもの
2002.10.04 ”チヌ攻略に近道無しPart1” 自分の釣りスタイルを研究!
2003.01.05 釣り方説明(基本からはわせまで) ただいま勉強中!
2003.11.08 進化する”はわせ釣り” はわせ釣り入門

『2001年黒鯛釣りのまとめ!』       
           『私が黒鯛に求める物!』
【前書き】
この一年間に於いては、インターネットを通して“釣り”という同じ趣味を持つ方々と様々な出会いがあり
ました。一つの目的に人それぞれ様々な角度から研究してクロダイの攻略を狙う、そしてその結果を、日記に
して仲間とネットで話し合う、すばらしい事だと思います。いろいろあれやこれだのって一人で考えても一向
に考えがまとまらなくても、数人で考えを出し合うとビックリするほどの攻略話のまとまりをする事もありま
した、たとえば、団子の材料にしても、団子その物に何を期待して配合を組んでいるのかなど、釣行先、春夏
秋冬によって、材料の配合をここまで替えるの?って驚きもありました、またウキ、釣り場についての情報交換
はたいへん参考になります。やはり釣りをする以上は、数、大きさ共に釣り上げなくてはいけません、そうです
家で次回の釣行計画を立てている時から楽しみが始まっています。
【体験、学習】
黒鯛の団子釣りを初めて、4年が経ちました、今ではこの魚(黒鯛)の魅力に取り付かれ1年を通して、一
筋です、あの繊細なカヤウキを日の出から日没まで見つめて、あたかも魚と通信しているかの様にピクピク
と魚信を伝えてくれます。そして狙い澄ませて・・・ビシッ!・・・ヒット!・・
黒鯛を引きずり出す!・・・・ボラが多いいですけどね(笑)時間を忘れて、釣りに没頭する、最高の時間
です。ことわざに釣りは、気の長い人に向くって言われますが、私はそうは思いません!“攻めの釣り”
“ジックリ、丁寧な正確な釣り”を今年は年頭の目標としましたが釣りは“魚との知恵比べ(化かし合い)”
と思っている私は、団子を一投、一投、投げ込むたびに、『食え〜!、食え〜!、なぜ食わない?』と独り言を
まるで呪文の様に瞑想しています、そして魚信無いまま仕掛けを回収する、『様子を見たのさ!』って負け
惜しみ?再度投げ込む、この作業の繰り返しを1日中行う、帰りには団子の握り過ぎで腕は腱鞘炎を起こし
肩は団子投下し過ぎで間接痛になっているほどだ!そうです釣りはスポーツです、気長に糸をたらしているの
ではなく、絶えず攻めつづける事だと思います、気の短い人の方が向いているのかもしれませんね。
この釣りの魅力は、黒鯛の個数は少なく、メジナ釣りとはまた違った漁法で攻略するゲーム性に有ると
思います、私が釣りに求める物は、キープした魚を料理して食べる楽しみはもちろんですが、黒鯛との知恵比べ
対決に有ります、そして同じ趣味をもった仲間とインターネット上で知り合う、釣りに、黒鯛に、感謝って
感じです。これからも楽しい黒鯛釣りネットを大事にしていきたいと思います!
【学習】
今シーズンは、沼津、西伊豆、御前崎、下田といろいろな場所に釣行する事によっていろいろ勉強しました
そんなノウハウをまとめました。
1章:団子の配合
2章:ウキ
3章:付けエサ
4章:仕掛け
5章:攻略

1章:団子の配合について
   私の団子に求める物は、とりあえず魚を集める(ボラ、黒鯛、メジナ、アイゴ・・・etc)その中から
   付けえさを替えていく事により黒鯛を釣り上げる作戦のため年間を通してそれほどの変化は無い(むしろ
   横並びで釣りをする事が多いいので隣に負けない程度の集魚材をケースバイ ケースで加える。

☆春、冬の配合:糠(3kg)、チヌパワー(600g)、粗挽きさなぎ(600g)、押し麦(250g)、アミエビ(1kg)
          川砂(1.5kg)、海水(300cc)
          出来上がりはカナリしっとりしています。(軽く10回ぐらいで握れる)
          海底に魚が居る時は必ず魚に割らせるためしっかりと握る、上層に
          魚が居るが海底にいない場合は、割れやすい団子を握りバラケ易さを心がける。

☆夏、秋の配合:糠(3kg)、チヌパワー(300g)、粗挽きさなぎ(600g)、押し麦(250g)、
          川砂(1.5kg)、海水(700cc)
          出来上がりはカナリしっとりしています。(力強く20回ぐらいで握れる)
          海は上層から海底までビッシリ魚が居るので、必ず海底まで団子を届けられるように
          しっかりと握る。 
2章:ウキ
   ホームグラウンドを伊豆各地の堤防にしているので比較的海は穏やかなので、カヤウキを使用し、玉ウキ
   はめったに使いません!(詳細はHPのウキのページで)

3章:付けエサ
   一年を通してオキアミを先ず使い様子を伺います、ダンゴに寄っている魚を調べるために、そして
   コーン、さなぎ、練り餌、アサリのむき身・・・etc 特に特別な物はありません!

4章:仕掛け
   これも特に変わった仕掛けはありません!問題なのは、釣り場によって海の条件が違うので本来は
   仕掛けも変えるのでしょうけどね!その場、その場に合った仕掛けの対応を研究したいですね。

5章:攻略
   私は、黒鯛釣りで、クロの数よりアイゴ、ボラ・・・etc などの雑魚を釣ってしまい、ポイントを
   荒らしてしまい、せっかく一点に集めた魚を散らしてしまうって事がよくあります。丁寧な釣り
   を志す以上は、なるべく黒鯛の当たりを見切って合わせ、雑魚には合わせない!・・・って言うのが
   理想ですよね!これがなかなか難しいんだよな。

『チヌ攻略に近道無しPart1!』      作成2002.10.04

“チヌ攻略に近道無し!”最近私の感じている事をまとめてみました。
黒鯛と勝負するにはチヌの習性を知り、仕掛け、団子、攻めパターンを駆使してトータルバランス
の取れた者が攻略出来ます。当然、自然相手の為、同じ釣り場でも春夏秋冬あるいは1日を通して
潮の流れや水温の変化、周囲の釣り人によっても変わってきます。
ある釣り人は“最近のチヌはすれてなかなか釣れない”と言う方がいます、だから面白いんです!
すれたチヌを釣るためには更なる進化した攻略方法を考えなくてはいけないからです。
そんな中で、最近の自分の釣りスタイルについて解説したいと思います。
基本ベースは紀州団子釣りです。私の場合の団子成分は、ヌカベースにして魚の活性化により
集魚材の分量を調整し砂を混ぜてバラケ調整をして仕上げます。(配合は後日)付け餌は、オキアミ、
コーン、さなぎ、ネリックス、アサリの数種類を持っていきます。(当日の当たり餌も日によって当然変わっ
てきます。)
仕掛けは、1号の外ガイド竿に2000番のリール(フロントドラグ)0.5号の非自立ウキ、18号のヨリ戻し
0.5号の中通し重り、ハリス(カーボンの1.5号)針(1.5号〜2.0号のチヌ針)・・・・
1.最近の釣りスタイル
☆こだわり1:【自立ウキは使わず、最低でも0.5号の重りを載せる仕掛けに仕上げる。(0.8号、1.0号可)】
       普段私の通っているpointは水深6m〜10m有ります、しかも潮の流れも一日を通して
       左右に流れ、時には表層が風にあおられたり、中層より早く流れたりと、変化が激
       しいため、道糸からハリスまでの間をできるだけ張っておき、なおかつ流れてしまうウキ
       にブレーキをかけておきたい当然この時に注意をしなくてはいけない事は、必要以上に
       浮力の強いウキや必要以上に重い仕掛けを選ばずに浮力ギリギリにして針に食いついた
       チヌの違和感を低減してあげることです。
☆こだわり2:【ハリスはヒトヒロ(150cm)が基本】
              まず上記で書いたように、道糸と軽量カヤウキの関係を出来るだけ海底まで持って
       いきたい、そのためハリスを短くする。団子釣りとは本来ベタ底で警戒心の緩んだ
       チヌを釣る方法なのでなるべく短くする、しかし長さには限界が有ります、釣り場
       によっては潮の流れなどで水深の1m位まで長くする場合があります、そのためには
       最低でも1.5mは必要になります。
       注:這わせ釣り漁法と言うのもあります、これは団子が海底に到達して割れてもなお
       付け餌もそこからずらさないようにする、この時もハリスと道糸のつなぎ目に重りが
       付いている私の仕掛けでは、1mまで調整出来ます。
       また、潮がまったく流れの無い時や、逆に海底では潮が速く流れている時には付け餌を
       海底からあまり浮き上がらないようにハリスに2B、3Bのガンダマを付ける事もあります
    
2.今後 試してみたい事や課題
  上記のこだわり2点をすべて白紙に戻し、道糸からハリスまで重りを載せずに軽量仕掛けにして
  ウキも玉ウキをベースに限りなる餌に食いついたチヌの違和感を“0(ゼロ)”にして釣りをする
  これによって、こだわり1の確証をする。
  最近はどうも頭が固いのか仕掛けや、団子の配合に対して積極的に取り込んでいない、そこで、次回
  は団子を通常のヌカ団子ではなく、市販の団子を使って挑戦してみたいと思います、テーマはバラケ
  と集魚力が私の糠団子とどのくらい違うのか試してみたいと思います。
  本来の紀州釣りとは軽量のウキに糠団子でチヌの攻略ですが、最近では各メーカーのフィールドテス
  ターがいろいろな漁法、配合餌を出ています、人それぞれに攻略方法に対する考えが有ると思います、
 チヌを釣りたい、大型を釣りたいと言う目標は同じです!いかに自分に有った釣りを確立出来るかが
 釣果を左右すると思います、なかなか上手くはいかない所がこの釣りの奥深さだと思います、これからも
 “チヌ攻略に近道無し”で頑張って海に通いたいと思います。

『釣り方説明!(タナ切り、トントン、ベタ、はわせ)』

                                              作成2003.01.05
厳しい時期の攻略は?
秋の数釣りシーズンが終わるといよいよ冬の越冬黒鯛釣りの時期になります。
私の住んでいる伊豆で団子釣りスタイルで狙うので有れば限られたpointでしか釣果は
望めません!湾内から少し離れた深いくぼみ状の地形の場所を狙うか、静かな港内の深み
を狙うかだと思います(1日を通して水温の変化のすくない場所)。もちろん大型の黒鯛
も居ますがなかなか口を使ってきません、そんな黒鯛と勝負するにはそれなりの仕掛けと
攻略作戦を見いだせなければ魚を手に
することはできず、冬の寒さだけが身に染みます。
今回は夏、秋のHIシーズンから冬にかけての違いを探っていきたいと思います。そして
晩秋から冬の黒鯛の攻略を考えたいと思います。
冬の寒い時期の黒鯛は海底でジッとしている事が多くなります、そんな魚に食い気を
上げて最盛期とは違う繊細なアタリを的確に読み、仕掛けに載せます。
表に四季の変化による餌、仕掛けの変化をまとめてみました、尚、状況により
若干の変更は有ります。
           20012002年の仕掛け

仕掛け

    夏、秋

     冬、春

2号〜3号(グレ針、赤チヌ)さなぎの時はヒューズを使わずグレ針の太い物を使う、付け餌を安定させるため。

  2号(赤チヌ)
オキアミを主体に使う事が多いのでこの針を使用する。

ハリス

1.5(フロロカーボン)長さ1.5m1.2(フロロカーボン)

1.5(フロロカーボン)長さ1.5m

ウキ(負荷)

0.5号、0.8号の非自立自作カヤウキ

0.5号の非自立自作カヤウキ

団子

3kg、砂1.5kg、粗挽きさなぎ300g、チヌパワー300g、押し麦200g800cc(これで5時間分)

2.5kg、砂1.5kg、粗挽きさなぎ300g、チヌパワー500g、押し麦200gアミエビ1.0kg(これで6時間分)

付け餌

オキアミ、さなぎ、練り餌、コーン磯エビ、カニ

オキアミ、練り餌、カニ

基本的な攻略方法
夏場に比べ団子にまとわり着く餌取りの数も減り、割れが遅くなり手返しの数も減ります。
そうなってきた時には やはり集魚力を上げて雑魚+黒鯛を集め無くてはいけません、
そのために、臭いの強い配合餌を団子に夏場仕様より多めに使います。
仕掛け自体は春夏秋冬を通してほとんど変わりません、あくまでも攻めのパターンに
変化を付けます。
私の釣りスタイルを4パターン書きます、通常は1〜3のパターンで1年中行います、私の
釣行先の海底が岩で有ったり、平坦では無いので根がかりを避けたい為です。どーしても
餌取りの多いい時、黒鯛の警戒心の高い時は4パターン目で行います。
・攻めパターン1(トントン釣り)
タナをトントンにして団子が割れて付け餌が飛び出した分だけ海底から底を切る感じに
なります、黒鯛の団子釣りは底釣りが基本です(潮の流れにもよるが0cm30cm浮く、
また著しく流れが速い時にはB2Bのガン玉を針から30cmの所に付ける)トントン釣り
の狙いは、1日を通してすでに海底のあちこちに団子が沈んでいるので付け餌の
ルアー効果(アクション)を出して3m〜5mくらい流して黒鯛を誘う釣りです。
(1年中使える作戦です。)
・攻めパターン2(タナ切り釣り)
トントン釣りよりもさらに海底から浮いている高さを狙います(針が30cm70cm浮く)
釣りの狙いはトントン釣りと同じです。海底が岩礁で平らではない時や根がかりの多
いい時に使います。この時にはなるべくガン玉を使わないようにします。
・攻めパターン3(ベタ釣り)
トントン釣りをさらに海底から付け餌を浮かせない(0cmを基本として+50cm位まで深めに
して、団子が割れてから潮の流れの分だけ海底を餌がひきずられるイメージです。)ガン玉を
使用すると時は根がかりに注意してB2B位を針から30cm以内に付ける。
釣りの狙いはトントン釣りと同じで3mは流す。(次項のはわせ釣りとは違います。)
・攻めパターン4(はわせ釣り)
この釣りは上記3パターンとは全く違う狙いの釣りスタイルです。
タナ切り釣り、トントン釣り、ベタ釣りは付け餌を動かして黒鯛にアピールする釣りです
ところが“はわせ釣り”は団子が割れてもジッと割れた団子の上で付け餌が止まっている
状況を作り黒鯛に拾い食いをさせる。(拾い食い釣り)
この釣りの好いところは、警戒心の強い黒鯛にゆっくりと捕食させ、魚がターンしたところで
針にかけるのでバラシが少ない、しかも黒鯛の習性を逆手に取った漁法のため雑魚の
釣れる可能性は低くなります。仕掛けも通常のハリスより長く3mを基準に取り水深より
1m3mくらい長めのタナにセットします(ウキが流れて団子が割れても付け餌を動か
さない為)


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