トミさんの「ランチョ・サンアントニオ・
オープン・スクエア・プレザーブ」レポート
今日も7時30分から、いろいろな授業を見せてもらいました。
ESL(英語を母国語としない生徒達の英語の授業)には、インド・中
国・韓国・メキシコ・日本など様々なback groundの子供達が入り
交じっているようでした。「ロミオとジュリエット」の脚本がテキスト
で、それぞれの役の生徒達が前に出て、台詞を読んでいました。
担当の先生は、ベルが鳴るまで教室から出ないように言われて
いるらしく、授業が終わっても、イスにじっと座っている様子が印
象的でした。壁に、「菜の花や」という蕪村の俳句英訳ポスターが
貼ってあるのが目をひきました。
日本語のタカミ先生の授業
では、まず我々が自己紹介
をして、そのあと生徒達が一
人一人自己紹介をしてくれま
した。「日本語3」というレベル
の高いクラスなので、流暢な
日本語を話す生徒もいました。
今日は「〜かどうか」というフレーズの使い方で、テープ会話を聴いてそれをノートに書き取り、その後役に分かれて、「そば遅いですね。」「もう出たかどうか、電話してみましょう。」と、実際に話してみる授業でした。壁には、スーパーのチラシを使って作った「〜によると〜らしい。」のフレーズの練習の紙や、漢字の書き順や音読み訓読みを書いた画用紙、そして「七人の侍」の映画ポスターが貼ってありました。
読む・聞く・話す・書くを組み合わせた、効果的な授業でした。そして、授業の最初と最後に「起立」「礼(タカミ先生こんにちは)(しつれいします)」という挨拶があるのも、日本らしさを伝える素晴らしい実践だと思いました。
自己紹介をする富永先生
ミシェル先生のラップトップバイオロジーの授業では、4人がチームを組んで、テーマを決めてWebページ作成をしていました。資料をインタ−ネットで調べたり、画像を挿入したページを作成したりと、それぞれの生徒が得意分野を担当して、協力しあっていました。我々がウロウロしているのに、生徒達は全く気にする気配もなく、それぞれの分担作業を黙々とやっているのには、感心しました。この授業は
200点満点で評価され、細かな観点別評価表が事前に
配られているので、生徒達はいつまでに何をやればよ
いかが、充分に分かっているからでしょう。
ラップトップの収納ロッカーは、奥にバッテリーチャー
ジャーが台数分ついていて、生徒達は使い終わったコ
ンピュータをしまう時には各自それにつないで、次回の
ために充電をしておくという習慣もきちんとついていま
した。
コンピュータ収納ロッカー
Mythology&Folklore(神話と民話)の授業は、エジプト神話の、死後の魂が永遠の命を得るために降りていく階段について調べたグループの発表でした。愉快な内容でしたが、先生の質問にも的確に答えられるだけの、しっかりとした調査が出来ていました。
放課後はFremont Union High School District Officeを訪問しました。トモコの訪問記は、ここをクリックして下さい。
夕方から自然公園を探索しました。