教育委員会訪問
3月25日(火)午後、地元の教育委員会を表敬訪問させていただきました。日本とは少し構成が異なり、実際には教育委員会の下にSchool
District Office(学区管理事務所)があり、各学校の統括、監督はそこにいるSuperintendent(監督者)が直接行っています。私たちが訪れたのは"Sunnyvale
Saratoga School District Office"です。3名のSuperintendentが対応してくださいました。
Homestead高校のページにも書きましたが、学区としても予算の削減に頭を痛めているところであり、とくに解雇者を出さなければならない点が一番つらいところなのだと話されていました。
教育管理事務所の隣には、Adult Community School(成人学校)があります。もちろん、地元のカルチャースクールや障害を持った人のための職業訓練校でもあるのですが、ここはもう1つ重要な役割を担っています。サンノゼ地区周辺は移民が多く(アジア系の住民だけでも5割近い割合を占めています)、アメリカの市民権を得たいと思っています。そのためには英語を習得したり、「アメリカ人の」親としてどういうふうに子どもを育てるかといったことを学んだりしなくてはいけません。そういう人たちが学ぶことのできる場所なのです。アメリカの市民権を得るには、5年間以上アメリカに居住していることと、政府によって行われる試験に合格することが必要なのですが、そう簡単ではないようです。
この成人学校、障害者やアメリカの市民権獲得のための受講は無料、それ以外の人は授業料を払わなければいけません。