グロートが来た



ポスター ここで、自称金大フィルの私設応援団で、高校時代にハイドンのコンチェルトで優勝したことがあるとこれも自称する、鹿島屋御主人に白羽の矢が立ったのだ。

 鹿島屋旅館の直ぐ目と鼻の先に、宿敵の日航ホテルがある。日航ホテルの6階に、金沢市の施設であるアートホールがある。ここでは、本格的なプロの演奏家を招いたリサイタル・シリーズを継続しており(1994年から千住真理子、堤剛、安永徹、ぺーター・シュミードル、エマニエル・パユ他、錚々たるメンバーで既に9回行なわれていた)、このホール館長と主人は懇意の仲であった。

 話がトントン拍子で進んだことは言うまでも無い。主催は、アートホール(金沢市)で、共催は「金沢トランペット愛好会」となっている(⇒クリック)要は、鹿島屋御主人だ。
 コンサートをサポートしたのは、主人の忠実な手兵、当時の金大生で鹿島屋バイト従業員の面々。コンサートは、公開レッスンと、グロート教授のリサイタルという形式で準備が進められた。


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