グロートが来た


 さて、どうして金沢の旅館とベルリンが結びついたのか・・・。


 旅館御夫妻が学生時代に所属した、立教大学交響楽団OBのネットワークによるものだということが分かった。

夫婦でラッパ
おしどりラッパ

 旅館主人と、女将は、○○年前に同大学のオーケストラでおしどりラッパ奏者であった。そして、そのオーケストラ同窓生に東京在住の小林さん、そして、山代温泉の超有名高級旅館の山下氏がいらっしゃる。東京、山代温泉、金沢の3つの点と線が、遥かベルリンへと繋がっていた。


 小林女史の旦那様は、東京のフィルハーモニックアンサンブル管弦楽団と言うアマオケの代表をされており、グロート教授がそのオーケストラのソリストとして既に、招聘されていた。このオケは、カーネギーホールや、ムジークフェラインの公演を行なうなど、活発な活動をしている。最近実演も聴いたが、結構上手い。そして、元々、金沢での公開レッスンの翌日に、このアマオケとCD録音セッション(大友直人氏指揮)が組まれていたのだ。

 小林女史の取り計らいで、折角来日する温泉好きというグロート教授を、同じく立教大学ネットワークの山下氏の経営する温泉旅館に御招待しよう・・・。そして、折角金沢に立ち寄るのであれば、地元で交流、コンサートか何かを企画できないものか・・・?

 
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