鳩サブレーは鳩三郎!?



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鎌倉の土産といえば“鳩サブレー”。
我が家では、鳩サブレーを食べることを「鳩を食う」、食べずにとっておくことを「鳩を飼っておく」といいます。また、エレベーターの中などで友人と「鳩を食べるとき頭から食べる?尾の方から食べる?」などと会話をすることがあり、周りの人から気味悪がられることもしばしばです。さて、その鳩サブレーですが、どうして鳩の形なのでしょう?
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どうやら最初から鳩の形だったわけではなく、当初は普通の丸い形だったそうです。鳩サブレーの原型を作った豊島屋の初代・久保田久次郎は、崇敬していた鶴岡八幡宮の本殿掲額の八の字が鳩の抱き合わせ(右写真)になっており(私には鳩の頭を持つ蛇にしか見えませんが…)、また境内にいる鳩が皆に親しまれていることから、何か「鳩」をモチーフにしたものを作ろうと考えていたそうです。
さらに、試作品を食べてもらった友人のフランス人から「サブレーという菓子に似ている」と言われ、その語呂が「三郎」と似ていることから「鳩」+「三郎」で「鳩三郎」が誕生したそうです。結局最後は「鳩サブレー」という名前に落ち着きましたが、初代・久次郎は最後まで「鳩サブロー」と言い続けたそうです。
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結論!鳩サブレーは美味い



1600円以上の鳩サブレー(缶の箱に入っているヤツです)を買うと中に「鳩のつぶやき」という冊子が入っています。その冊子に鳩サブレーの物語が書かれていますので、そちらも是非読んでみてください。
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