薪能は雰囲気を楽しむべし! 〜'97薪能



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抽選に当たらないと見られない年に1回のイベント・薪能(たきぎのう)が、97年10月8、9両日大塔宮境内で行われました。私が見た8日は、日中暑かったのに夕方から急に冷え込み、砂漠の天気を思わせる気候でした(といっても砂漠に行ったことはない)。例年は9月下旬に行われていたのですが、毎年のように雨にたたられたので10月上旬に移動しました。屋外でのイベントにはちと寒い季節です。私は能のことはよくわかりませんが、“屋外で能をやる”という一種独特の雰囲気を楽しみました。
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開場してすぐ満員
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寒い中での能は…



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寒い中での能は…冷蔵庫の中で教育テレビ。
といっても決しておもしろくないわけではありません。思わず「なんでそんなにゆっくり喋るんぢゃ!」とつっこみを入れたくなるだけです。「テープを遅回しにしたような声が延々と続く」という表現がぴったりだと思います。最もゆっくり喋ったのはこの人です(能「巴」より)。また、二本(数え方がわかりません)の能の間に行われる狂言は最高です。猿岩石のコントより狂言の方が面白いでしょう(どちらもなかなか見られないという点では同じですね。sorry!)。
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結論!一度は見るべし!



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昨年までは、雨が降った場合は鎌倉芸術館で行われていました。やはり面白味に欠けるそうです(見に行った人談)。やはり、秋の虫の声、風になびく木々、このような自然の効果音がプラスされて独特の雰囲気が生まれるのでしょうね。米軍の飛行機の音も効果音なのでしょうか…(うるさいっ!)。
結論!一度は見るべし!
尚、右は当日の演目「巴」の一場面を隠し撮りしました。ただ、写真撮影は禁止されています。中には平気でフラッシュをたいて写真を撮っている人がいましたが、迷惑だからやめましょう。私はノー・フラッシュです(許して)。来年は是非皆さんもいらしてください。
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