第二回 AAA展レポート:1 
2005年7月29日〜8月3日 恵比寿:ギャラリーまぁる


昨年末頃から都内のギャラリーを色々と見てまわり、今年のAAAの会場に決めたのは恵比寿にある「GALERIE Malle(ギャラリーまぁる)」。JR山手線沿線という事と、会場が一階で外から中の様子が見える事というわたしたちの希望もクリアしていたのに加え、入り口まわりの植物群に惹かれました。最初に訪れたときは冬だったので枝だけのものもありましたが、夏になれば緑が増えてきっときれいなはず…との予想通り、入り口はこのように緑が溢れ夏の暑さが一瞬和らぐ景観となりました。


木製の引き戸を開けて中に入るとこんな感じに見えます。右手の壁にわたしの作品が並び、正面の壁には紺やグリーンのマット(絵のまわりにある台紙)をはめ込んだ、あやせさんの線描画作品が並んでいます。


左手の壁の奥にはあやせさんの作品が続き、手前はアジコさんの作品です。作品下の展示台には昨年同様ポストカードやグッズを配置してあります。


アジコさん側の壁から入り口の窓のほうを見たところ。窓からの外光で会場全体は明るい雰囲気になっています。窓の前には頂いたお花と芳名帳とメッセージノート、各自の過去作品のファイル等が並んでいます。


わたしの作品が並ぶ反対側の壁から入り口方向を見たところ。やはり窓があって外の緑も見ることが出来ます。こちらの窓の下の展示台にはTシャツ等のグッズを並べてあります。アジコさんのイラストが入った3LサイズのTシャツは本当に大きかった…!(子どもの掛け布団くらいありました)


作品を順番に見ていきましょう。まずはわたしの作品から。これら14点はサイトでも先行予約をしたカキトメ作品。鉛筆のデッサンのものと、色鉛筆や水彩で軽く色をつけたものがあります。作品は壁に直接釘を打って額の裏にある紐を釘に掛ける方法で展示しているので、バランス良く並べるのは少々たいへんでした。


今回は日本画画材で描いた作品も出品しようと決めていたので、最終的に全部で8点の新作を展示しました。額内にガラスが入っているのでまわりの風景が映りこんでしまって見にくいかもしれませんが、作品写真は「画帖」に載せてあります。右側の作品タイトルは『断片の部屋』。今回出した中では一番大きなものです。左側の黄色いカラーを描いた作品タイトルは『光点』。


その隣には連作として描いた四点の作品『街・四景』シリーズ。少し変わったデザインの額に入れています。この額を最初に見たときに作品と会場に合いそうだなあと思い、すぐに額屋さんに注文したのですが、額屋さんの手違いで一時は入手が間に合わない事態に。どうしたものか途方に暮れていたところ、偶然立ち寄った別の額屋さんで丁度四つ入荷したところに居合わせ、事なきを得たというエピソードがあります。


右手の壁が終わり正面の壁に入ります。コーナーに置かれた椅子の上にはあやせさんの作品。彼女の作品はこのような展示の仕方でもきれいに見えてとても魅力的です。正面の壁の右端の二点、銀色の額縁のものはわたしの作品。会場で撮った作品の写真がこれしかありませんでした…。こちらも「画帖」に載せてありますのでそちらを参照下さい。上の作品が『水面ーminamoー』、下の作品が『隅花』というタイトルです。

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