
| 16,000 km 達成〜♪ | ||||||
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まだ 16,000 km ? と思う人も多いでしょうが、
ほとんど週末ドライブだけで月に 500 km 程度の走行では
どうしても距離が伸びません。
そのせいか、どこかに行った時や、区切りのいい数字の時は
メーター写真を撮るようになりました(^_^: 今回も 16,000 km になったただそれだけの事ですが、いつもと違った気分で出かけ、 偶然、出先の蕎麦屋に AZ-1 がとまっていたのが目に付きまして、 そのまま横付けしてオーナーが出てくるのを待ってみる事にしました(^_^: ああっ! これではまるでストーカーのようじゃないですか!(爆(^_^: てっきり若い人が出てくるかと思っていましたが、、、。 | ||||||
| AZ-1 | ||||||
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客らしいオジさんが お店の中からこちらを見ていました。 AZ-1 と NSX が並んでいるのも珍しいから眺めているのかな〜と思っていましたが、 その目はまっすぐ私を見ています(^_^: まさか、、、と思いつつ、手振りで問うと、うなづいているではありませんか! そう、その 50歳過ぎのオジさんがオーナーだったのです!(^_^: もちろん、歳の差なんて関係ありません。 さっそく車談義に突入しました(笑) | ||||||
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改造箇所もなく、ごく普通の AZ-1 でした。 発売直後のモデルで、ボディなど外観も年式相応、 コックピットに座ってオドメーターを見ると、、、。 「5万キロですね。」 「ヒト桁勘違いしているでしょ。」 「はぃ?(・_・:」 よくよく見ると、オドメーターの数字は 6桁 全て表示されています。 と、いう事は、、、(汗)
まさか!まばたき&目をこすって よぉ〜く見ましたが、本当に 6桁 です。 人間、信じられないものを見ると、本当に目をこするんですね(^_^: kakepi's NSX と比べて実に 33 倍の距離を走っている計算です! トラックやタクシー以外で、こんなに距離を乗った車に会ったことはありません(^_^: 第一印象はごく普通のオジさんでしたが、とたんに怪しい人に見えてきてしまいました(爆) 「エンジンは50万7,000kmまでもった。 ヘッドがダメになって白煙吹いてブローしちゃったよ。」 聞けば、福島県会津にお住まいで、AZ-1 は発売されてすぐに買ったそうです。 ところで、会津は「雪国」だと思ったんですが、、、タイヤを見たらスタッドレスでした!(^_^: 今日は東京への用事の帰りに、お気に入りのこの蕎麦屋に立ち寄ったようです。 走るステージを選ばず、林道でも路地裏でも入ってしまうそうで、 時には広島の方まで行くこともあるとか。 どおりで距離が伸びるわけです。 「やっぱり高速道路が多いんですか?」 「車は曲がったところを走るもの。 まっすぐ走ってもつまらないよ。」 あぅ、そうきましたか。 返す言葉がありませんです〜(^_^: 毎月の走行距離は 8,000km! 腰は大丈夫なんでしょうか(^_^: 世の中には凄い人がいるものですね(笑) | ||||||
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この方、53万キロ走っているからといって、別に走る事が仕事というわけではありません。
本業は、工業系デザイナーの方で、図面で御飯を食べているらしいです。
時計から建築物などまで。
ワンオフのショーカーなども手がけた事があるそうです。 そういう業界でのつながりで AZ-1 の開発者や下請け工場の方を知っているらしく、 「あいつらが造った車なら」と AZ-1 発売直後に購入したとか。 でも、AZ-1 ダメと言いながらタイヤやボディに軽くケリを入れていました(^_^: 愛情表現でしょうか。 | ||||||
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すごいなぁと思ったのは、メンテナンス状況です。 クラッチワイヤー・アクセルワイヤー・足周りなどは定期的に交換され、 エンジンも 50万キロもったという事は、 こちらもそれなりのメンテナンスを受けていたと思われます。 外装は綺麗でしたが、それもそのはず、各ボディパネルは 2-3 回交換されていたのでした(^_^: もちろん、キズがついたから交換したわけですが、 そのキズもののパネルも欠品に備えて保管しているそうです。 雪国では融雪剤がまかれる事もあって、フレームに少しサビが目立ち始めていました。 今のエンジンかボディがダメになったらどうするのかと思ったら、 「(レストアして)ロータリー載せてみたいね。 13B はパワーがありすぎるから、できれば 12A を。」 と言っていました(^_^: ん〜イイ感じですね!(笑) 聞けば、AZ-1 乗りでエンジンを載せ換えている人もいるらしく、 ごく普通(??)にロータリーや、V6-2,500cc (!!!)を載せているそうです(^_^: V6 を載せる場合は、リア隔壁を加工、室内にエンジンが侵入するとか。 シートに座ったままプラグ交換が出来るかもしれませんね(爆) | ||||||
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AZ-1 という車は、もともとイギリスから出されたアイデアだそうで、
それを日本で実現したそうです。 商業的には成功しなかったので、下請け工場にしわ寄せがいっているらしぃです。 生産中止になったものの、補修部品はストックしておかなければならないので、今でも大変とか。 約 6,000 台という、自動車産業全体から見れば微々(!?)たる台数の AZ-1。 オーナーの皆さん、大切に乗ってあげてくださいね(^_^) | ||||||
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このまま夢の 100万キロ目指して頑張って欲しいですね!(^_^) 今時の車で、メーターが一回りして 0 km に戻る可能性は 無に等しいと思っていましたが、この人車コンビならできそうな気がします。 それは、オーナーと車との見えない絆を強く感じられる瞬間になることでしょう。 私ならきっと泣いてしまうと思います。 とっても早いマイペースですが、これからもお元気で!(^_^)/ | ||||||
| さて、今度はどこへ行きましょうか。 | ||||||
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実は、この場は、写真とちょっとした会話だけのつもりでした。
が、気付いたら 2時間近くも話し込んでしまいました(^_^:
この後、ドライブに行く予定でしたが、
この出会いだけで満足してしまったので、
そのまま家に帰ってしまいました(笑)
とっても楽しかったです(^_^) これからも積極的に声をかけようと思います〜(笑(ぉぃぉぃ(^_^: |