【16,000 km】

[1999/03/26]

ミドシップつながりですね。
ミドシップつながり♪


16,000 km 達成〜♪
 まだ 16,000 km ? と思う人も多いでしょうが、 ほとんど週末ドライブだけで月に 500 km 程度の走行では どうしても距離が伸びません。  そのせいか、どこかに行った時や、区切りのいい数字の時は メーター写真を撮るようになりました(^_^:
 今回も 16,000 km になったただそれだけの事ですが、いつもと違った気分で出かけ、 偶然、出先の蕎麦屋に AZ-1 がとまっていたのが目に付きまして、 そのまま横付けしてオーナーが出てくるのを待ってみる事にしました(^_^:  ああっ! これではまるでストーカーのようじゃないですか!(爆(^_^:
 てっきり若い人が出てくるかと思っていましたが、、、。
AZ-1
 客らしいオジさんが お店の中からこちらを見ていました。
AZ-1 と NSX が並んでいるのも珍しいから眺めているのかな〜と思っていましたが、 その目はまっすぐ私を見ています(^_^:  まさか、、、と思いつつ、手振りで問うと、うなづいているではありませんか!
 そう、その 50歳過ぎのオジさんがオーナーだったのです!(^_^:
もちろん、歳の差なんて関係ありません。  さっそく車談義に突入しました(笑)
 改造箇所もなく、ごく普通の AZ-1 でした。
発売直後のモデルで、ボディなど外観も年式相応、 コックピットに座ってオドメーターを見ると、、、。
 「5万キロですね。」  「ヒト桁勘違いしているでしょ。」  「はぃ?(・_・:」
よくよく見ると、オドメーターの数字は 6桁 全て表示されています。  と、いう事は、、、(汗)
おじさんの AZ-1AZ-1【539,108】
kakepiの NSXNSX【 16,000】
 「、、え? えええええっ! ご、ごじゅうさんまんきろぉ!?(☆_★)53万キロ!  「ふふ。」
 まさか!まばたき&目をこすって よぉ〜く見ましたが、本当に 6桁 です。 人間、信じられないものを見ると、本当に目をこするんですね(^_^:
 kakepi's NSX と比べて実に 33 倍の距離を走っている計算です!
トラックやタクシー以外で、こんなに距離を乗った車に会ったことはありません(^_^:  第一印象はごく普通のオジさんでしたが、とたんに怪しい人に見えてきてしまいました(爆)
 「エンジンは50万7,000kmまでもった。 ヘッドがダメになって白煙吹いてブローしちゃったよ。」
 聞けば、福島県会津にお住まいで、AZ-1 は発売されてすぐに買ったそうです。  ところで、会津は「雪国」だと思ったんですが、、、タイヤを見たらスタッドレスでした!(^_^:
 今日は東京への用事の帰りに、お気に入りのこの蕎麦屋に立ち寄ったようです。  走るステージを選ばず、林道でも路地裏でも入ってしまうそうで、 時には広島の方まで行くこともあるとか。  どおりで距離が伸びるわけです。
 「やっぱり高速道路が多いんですか?」
 「車は曲がったところを走るもの。 まっすぐ走ってもつまらないよ。」
 あぅ、そうきましたか。 返す言葉がありませんです〜(^_^:
毎月の走行距離は 8,000km!  腰は大丈夫なんでしょうか(^_^:
世の中には凄い人がいるものですね(笑)
 この方、53万キロ走っているからといって、別に走る事が仕事というわけではありません。  本業は、工業系デザイナーの方で、図面で御飯を食べているらしいです。  時計から建築物などまで。  ワンオフのショーカーなども手がけた事があるそうです。
 そういう業界でのつながりで AZ-1 の開発者や下請け工場の方を知っているらしく、 「あいつらが造った車なら」と AZ-1 発売直後に購入したとか。
  でも、AZ-1 ダメと言いながらタイヤやボディに軽くケリを入れていました(^_^:  愛情表現でしょうか。
 すごいなぁと思ったのは、メンテナンス状況です。
クラッチワイヤー・アクセルワイヤー・足周りなどは定期的に交換され、 エンジンも 50万キロもったという事は、 こちらもそれなりのメンテナンスを受けていたと思われます。
 外装は綺麗でしたが、それもそのはず、各ボディパネルは 2-3 回交換されていたのでした(^_^:  もちろん、キズがついたから交換したわけですが、 そのキズもののパネルも欠品に備えて保管しているそうです。
 雪国では融雪剤がまかれる事もあって、フレームに少しサビが目立ち始めていました。
今のエンジンかボディがダメになったらどうするのかと思ったら、
 「(レストアして)ロータリー載せてみたいね。 13B はパワーがありすぎるから、できれば 12A を。」
と言っていました(^_^: ん〜イイ感じですね!(笑)
  聞けば、AZ-1 乗りでエンジンを載せ換えている人もいるらしく、 ごく普通(??)にロータリーや、V6-2,500cc (!!!)を載せているそうです(^_^:  V6 を載せる場合は、リア隔壁を加工、室内にエンジンが侵入するとか。  シートに座ったままプラグ交換が出来るかもしれませんね(爆)
 AZ-1 という車は、もともとイギリスから出されたアイデアだそうで、 それを日本で実現したそうです。
 商業的には成功しなかったので、下請け工場にしわ寄せがいっているらしぃです。  生産中止になったものの、補修部品はストックしておかなければならないので、今でも大変とか。
 約 6,000 台という、自動車産業全体から見れば微々(!?)たる台数の AZ-1。  オーナーの皆さん、大切に乗ってあげてくださいね(^_^)
 このまま夢の 100万キロ目指して頑張って欲しいですね!(^_^)
今時の車で、メーターが一回りして 0 km に戻る可能性は 無に等しいと思っていましたが、この人車コンビならできそうな気がします。  それは、オーナーと車との見えない絆を強く感じられる瞬間になることでしょう。  私ならきっと泣いてしまうと思います。
 とっても早いマイペースですが、これからもお元気で!(^_^)/
さて、今度はどこへ行きましょうか。
 実は、この場は、写真とちょっとした会話だけのつもりでした。  が、気付いたら 2時間近くも話し込んでしまいました(^_^:  この後、ドライブに行く予定でしたが、 この出会いだけで満足してしまったので、 そのまま家に帰ってしまいました(笑)  とっても楽しかったです(^_^)
これからも積極的に声をかけようと思います〜(笑(ぉぃぉぃ(^_^:

kakepiの宣伝活動はこれからも続く(^_^:



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