【Basic Course】
in
ツインリンクもてぎ

[1997/10/16]

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Lesson -4-
【 スキッドリカバリー 】

・低μ路における姿勢制御(μ:0.7 アスファルトと雪道の間くらい)

 コース上に、後輪の通過を感知して左右ランダムに 15 cm 瞬時に真横に移動する板があり、 後輪をフッ飛ばされた NSX は当然スピンモードに入るので、 カウンターを当てて姿勢を立て直す練習をします。
 カウンターの戻しも大切で、正確に素早く戻さないとタコ踊りするハメになります(^_^:
 進入スピードは 40 km/h と低いものの、スピンする人が続出。
コース脇のパイロンとフレンチキッスする人のなんと多いこと(笑)
スピードコントロールも大切で、たった 5 km/h の違いで驚くほど難易度が変わります。
36 km/h だと片手でちょいですが、48 km/h だとフルカウンター大会に(^_^:
特に 40扁平タイヤと堅いサスセッティングの NSX-R は逃げがないせいか、 瞬時に適切なカウンターを当てないと簡単にスピンしていました。
 初期型 NSX は kakepi 一人だけ(;_;)
お陰でカウンターが比較的楽でした。  何故かというと、初期型は50扁平、現行型は皆40扁平タイヤで、やはり逃げが少ないんですね。  NSX-R ほどではないにせよ、カウンターがシビアだったようです。

 この練習、今現在は他のトレーニングとセットものになっていますが、
1998年からは、土・日に予約なしで単独練習が出来るようになります。
結構楽しいし、低速とはいえ実戦的なので遊んでみるのも良いでしょう。
 料金は \ 3,700 で、約 1時間程度、6回/日くらいあるようです。
Lesson -5-
【 フルブレーキ 】

 ・ウエット路面 80 km/h からのフルブレーキ(制動距離 15 〜 20 m)

 読んでの通りですが、ABS 作動まで瞬時に踏み切れない人も結構いました。
ウエットとはいえ、減速 G は 0.9 〜 1.0 G 近くかかります(^_^:
 私は数日前に右手首を痛め、 さらに右足首の捻挫が完治していなかったハズだったんですが、 朝からアドレナリン全開だったので問題ナシ!  元気にブレーキを蹴飛ばしていました(爆)
 ただ、先の練習の時にカウンターステアのキックバックでさらに手首を(^-T:
Lesson -6-
【 VSA 体験 】

 ・新型アコード SiR に装備された「VSA : 横滑り防止装置」を体験できました。

 「スキッドリカバリー」コースを使い、板の移動量は 25 cm !

 ドライバーは清水和夫さんです。
 「私は手放しで進入しますから」  (゜ー゜:マジ!?
同乗した私たちに解説しながら進入する清水さん。  よそ見しながら 50 km/h !?
 ガツーンと後輪にショックが来ました。
 「ほら、この通り、ちゃんと修正して、、、おっと!」
コース脇のパイロンまっしぐら(爆)  慌ててカウンターを当てる清水さん(笑)
あくまで低速域までで、速度超過まではフォローしてくれないようです(汗)
 このシステム、例えば右コーナーで横滑りが発生した場合、 左前輪に自動的にブレーキをかけ、 スピンを防ぐというものらしぃです。(トヨタにもあります)
ABS のように「踏まないと効かない」のではなく、勝手に動作するモノです。

 同乗者「NSX にも付くんでしょうか?」
 清水「難しくはないでしょうね。」
 kakepi「NSX には付けてほしくないですね。」
 清水「運転上手くならないからね。」
 スポーツカーには不要だと思いました。

 ちなみにこの VSA、40 km/h 以下では全く姿勢が乱れませんでした。
 同乗者「さっきまで私たちがやっていた練習の意味はいったい(^_^:」

 #この体験はスケジュール外のオマケです。
Lesson -7-
【 昼食 】

 ・昼食

 場所は第5スイートルーム。メインスタンド上のオーバルを見渡せる部屋です。  この部屋、本来VIP専用で、一般客は入れないようです。  食事はごく普通の和食でした。  が、なぜか料理長の挨拶付き(笑)
 一つのテーブルに4人ずつ、席順は決まっていません。
kakepi は、、、ホンダ関係者・おじぃさん・お医者さんと一緒でした。

ホンダ関係者  50才くらい:かなりアツイ人のようです。
 「NSX も本当はリアを 30 cm ツメたかったけど、乗用車メーカー
  としては積載スペースの問題とかいろいろとあってね、、、。
  青森行くときは社用車NSX使って、暇なときは速い人と遊びます。
  ヌユワ km/h で真後ろにピッタリつけて 5分もつ人はいませんよ。」
  おぃおぃ(@ー@)イイノカ!?
  ちなみに NSX の高速燃費の最高値は 15.88 km/L だそうです(☆_☆)

おじさん  某大手通信会社のえらい人らしいです。
 「子供も一人立ちしたからカミさんだまして NSX を(笑)
  荷物が積めないって文句言ってたましたよ(笑)
  最後のクルマになるかもしれませんね。
  川本さん(ホンダ社長)も 30年はもつって言ってたしね。」
  川本社長とは友人らしいです(^^:

おじさん  家業を守っているらしい40才くらいで若々しい人でした。
 「今度の NSX のパワステ、フィーリングが良くなりましたね。
  親父に内緒で買い換えたんですが、全く同じ色でバレませんでしたよ(笑)」
  どうも NSX 乗り換えて 2台目らしいです(^^:

 皆さん、ちょっと住む世界が違うよーな感じですが、車の話になると オモチャをもらった子供のように世代関係なしで談笑できました(^_^)
 こういう高級車(とは言いたくないけど)を持つ人は社会的地位も収入も高く、 いわゆる「ヲレは金持ちだ」を振りまく人もいるかなーと思ったんですが、 全然、全くそんな事はなく、友人のように溶け込むことが出来ました。
 相手がどんな生活をしていようが、NSX で繋がった友人という雰囲気でした。
実際、英国車のようにはいかないまでもコミュニケーションはあるようです。

 これがNSXオーナー像なのかな、と感じると共に、他国産スポーツモデル に乗っている人はどうなんだろう?と考えてしまいました。
社会的地位のある大人が、スープラや GT-R や GTO を駆ってサーキットで 汗を流すことがあるのだろうか?  人それぞれ価値観が違うのは当然としても、 これらのクルマでサーキットに来る人(大人)のイメージが湧きませんでした。
そういった人たちは同じ国産でもヒストリックカーに行ってしまうのかもしれ ません。

kakepi のように NSX に手を出す「サラリーマン」がいてもいいでしょう(^_^:
Lesson -8-
【 北ショートコース 】

 ・北ショートコース(1周:約 1 km)走行

 本来はバイク・カート用コースですが、 コース幅は 8 〜 10 m 、ストレートは最長約 154 m、 練習には丁度いい感じです。
 今回のトレーニングでは外周を走行しました。
内周は 8R などの超タイトコーナーもあり、4輪にはキツイでしょう。
コーナーR(外周):最小 12R ・最大 25R ・平均 15R 程度

 ショートコースといってもトップスピードは 120 km/h を超えます。
 若干起伏のある逆バンク S字コーナーの切り返しなどは、 丁寧にステアリング操作しないと簡単にスピンモードに突入します。
スピン & コースアウトしてしまったのはナイショです〜(笑)
 あと、先生がストレートは踏めと言ったので、つい、、、(^_^:
「kakepi さん! オーバースピードぉぉぉ!!」
助手席に乗ったインストラクターの叫びが耳から離れません(爆)
Lesson -9-
【 スリパリーコース 】

 ・超低μ路におけるアクセル・ブレーキワーク(タイムアタック付き(爆)

 μは0.3くらいしかないのではなかろーか(^_^:凍結路か?
一部ある舗装路を別にすると、トップスピードは 15 km/h ちょっと。
余裕ぢゃん!と、甘く見ていました。  ムズイ!  めちゃくちゃムズイ!(^_^:
 トップタイムは清水和夫さんの 31秒!  kakepi は、、、39秒(涙)
 参加者中、中くらい。  ナゼ〜!?(T_T) 原因は甘く見ていたこと。
超低速だしブレーキはいらん!と思ったのがそもそもの間違いで、 本当にキッチリ且つ丁寧にアクセル・ブレーキを使わないとダメなんですね。
「kakepi さん、右コーナー逆バンクはブレーキですよ。」
とインストラクターに一言教わっただけで、1秒以上タイムアップしました(^_^: 38秒

 あらためて「初心忘るるべからず、だなぁ」と思いました。

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