パソコン作業による首・肩・目の
負担、疲れを劇的に減らす方法

           

この記事は特別講座、PC作業において背中や首の疲れにくい姿勢の案内となります。
今まで悩んでいた人も多いのじゃないでしょうか?

パソコンで長時間の作業をする人は、皆さん、首・肩・背中とガッチリ凝りかたまっている上、目まで疲れまくっていますよね? このままでは日本の未来が危ぶまれるんじゃないかと思います。
とくに今後を担う若い人たちにとって、パソコンは必須のアイテムであり、避けて通れない道なのに、その正しい付き合い方を示すものがどこにもありません。
学校でも教えてくれないし、病院にもどこにもサッパリ見当たらないのが実情です。
第一、誰も知らないのです

このままでは日本の子どもたちを含む、PCユーザー全員が壊滅的不健康になるんじゃないでしょうか。

そこで!この、あんまりな状況を捨て置くわけにはいかず、
私のとっておきのPC付き合い術をここに公開することに致しました。この方法だけが正しいというわけではありませんが、皆さんにとって大きな気づきをもたらすこと必定と思います。


以下、写真を載せますので注意深くご覧ください。

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首の後ろの筋肉が超楽。
ただし首の前側筋肉には若干の負担がかかっているので、長時間のやりすぎは注意







画像だけでも大体の意味が分かるでしょうか?

開原整体に来た人は知っていると思いますが、当整体所は貧乏くさい商店の中に整体所がちんまりと用意してあって、その中は私の趣味の部屋となっています。
その私にとって、
PCは何よりの宝物なんですが、それ故にPCを扱うためのセットは実に工夫してあります。

まずPCの下に敷いてある台を見てください。
台を高くしてモニターを自分の目線まで上げて、下を向かなくて良いように設定してあります。頭の角度が重要であり、下向きになるほど頭の重量で首に負担がかかって痛めることになるのです。ところが! 頭の重心を真ん中に持ってきて筋肉にかかる重力の負担を最小限に減らせば、首への負担は激減となるのですよ。単純な物理法則ですが、ここが極めて重要なポイントです。
意外とこのことに誰も気づきません。
長時間経ったときに、わずかな負担の蓄積が痛みとして出てくるのですが、そのとき本人には原因が漠然となっているのです。なんとなく”パソコンの仕事を長時間やっているから首が凝るんだろう”・・・てなふうにアバウトな推論になり、細かく原因を突き止めることができないのです。原因は確かに「パソコンを長時間したから」には違いないのですが、もっと細かくつきつめないと有効な対策が打てないのです。
だけど、誰も自分では気づけない。⇚こうなってしまっているのです。
私は施術家として
大勢の人の身体を調査してきた結果からこの事実を割り出しました

さて、「頭の角度は下を向かないように」という話でしたが、次に、もう一点あります。
頭の角度についてはど真ん中の中心をさらに超えて、軽く後ろにのせて首をたるませると(軽い猫背状態にして)、首の後ろ側の筋肉が無緊張状態となり、今度は後頭部頸椎部周辺の緊張がゆるんでいくという良作用があるのです。←ただし、やりすぎに注意:これをすると首のから頭にかけての背側(後側)の筋肉がすっごく楽になるのですが、一方で反対の、前側の首の筋肉に張力がかかり、別な負担がかかるようで、長時間のやりすぎには注意が必要です。例:歯が痛くなったり、めまいがしたりする可能性があります。連続では3分以内くらいを目安にしておくと良いでしょう。
つまり、PC作業等の多い人は
頭の重心が真ん中位置での作業と、やや後ろ位置を併用することが、もっとも効率的となるのです。

◎参考例:頭まっすぐくらい30分ー若干の前傾10分ーだらり後傾3分ー・・・この繰り返し。こういう感じの作業だと、疲れがぐっと減ります♪

 
猫背についてですが、しばらく
猫背にしてても問題はなく、たまに伸びをするように正座をすれば良いのです。それを繰り返して併用すると、長時間でも疲れにくいこと間違いなしです。(体勢変更の際は必ず「ぷち」ストレッチをすると効率的ですよ

時折り、姿勢を変えたり動かしたりすることはすごく重要です。

目も疲れにくいようにPCを離すため、ノートパソコンであるにもかかわらず、
キーボードを別に用意して距離がとれるようにしてあります。文字は絵本を見るくらいに大きく設定して使います♪これですっごく楽ちん。本を読むより、ブログで巨大文字を読むほうがはるかに楽ですよ。
ちなみに文字を大きくする設定をしないと、却って目が疲れるのでご注意を;; 私はブラウザをうまく使って、通常の2倍くらいの大きさにして見てます。(ブラウザだったらどれでも拡大縮小の切り替えが出来ますし、種類によっては便利なズーム機能のプラグインなどもあります。)

そしてさらに
画面の照度を落としてブルーライトも落とす設定にすると超バッチリ♪。

⇒ちなみに、画像のPCを置いている机は市販のものですが、私の座っている椅子とキーボードを置いている机は自作品です。自分の体格に合わせるため、長さを計っておいて、ホームセンターで板と角材を準備して釘ネジでとめました。
最も大事な大事な考え方⇒
PCや机などの道具に合わせるのではなく、自分の体格に道具を合わせるのです!!!

ただし、私は本業がPC仕事というわけじゃないので、エクセルとかワードとかは滅多に使わず、したがってそういうソフトの文字を大きく設定できるのかは知りません。多分できると思いますが。。(追記:
エクセルなども拡大設定ができました!)  他の方法ではPCの解像度を変化させるとか、大型モニターを用意するとか、何らかのやり方があるだろうと思います。もしわからなければ、検索してみるといいです。






ま・・・しかし、現実の職場でこんな大がかりな(?)工作が、全てできるかというと難しいでしょうけどね。他人の目があるでしょうから。けれども、これらの考え方は大きなヒントにはなったはずです。
仮にもしもあなたがノートパソコンを使っているのなら、せめてこれだけでもやってみてください。
キーボードを用意してモニター位置を高く上げる!!!  ノートPCの下に何かを敷いて可能な限り高くすれば、その分だけ首の負担は減るはずで、それとセットでキーボードを別に用意すれば腕や肩の負担がなくなります。これが出来ただけで大幅に改善されますよ。
多くの人でこれは実証されています。

なお、肩こり首コリには、他にも様々な原因が考えられますが、そうした中でもかなり大きな要素として、こうした姿勢の善し悪しがあげられるのです。その心は、
身体のパーツによる重さの負担⇚ これこそが意外な盲点だったわけです。
だからちょっとした角度の改善をするだけで、意外なほどに負担が減る。こういうことなのです。
そういうわけなので、ご理解いただいた皆様には
思い切った改善を行うことをお勧めしますよ

P.S. 写真の中、腰の後ろに置いてあるのは遠赤外線ヒーター。健康のために最重要といわれる腎臓を中心に、腰部全体を暖めようという算段です。


皆様のパソコンライフ改善のお役に立てれば幸いです。
      




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