NO FUN 2010年11月10日
化学物質過敏症の映画の新しい予告編が
スペインの MCS 会議で上映された

エバ・カバリエ
情報源:NO FUN November 10, 2010
New trailer for upcoming film about Multiple Chemical Sensitivity is shown at MCS conference in Spain
by Eva Caballe
http://nofun-eva.blogspot.com/2010/11/new-trailer-of-los-pajaros-de-la-mina.html

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
Translated by Takeshi Yasuma, Citizens Against Chemicals Pollution (CACP)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2010年11月16日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/ngo/101110_MCS_film.html


 2週間前に、私は、化学物質過敏症についてスペインで初めて製作され、公開真近の短編映画”鉱山のカナリア(Los pajaros de la mina)”の最初の予告編を紹介しましたが、それは世界中のMCS被害者の間で評判になりました。

 今日は、この映画の新しい迫力ある予告編を皆さんにご紹介したいと思います。この新らしい予告編(訳注1)は、先週、スペインのアリカンテ大学で開催されたASQUIFYDE主催のMCS会議でデビューしました。3日間にわたる会議には、多くの医師、弁護士、法律家、その他の専門家らがMCS、有害物質、スペインにおける現状などについて話し合いました。それは本当に素晴らしいものであり、私たちはインターネットで発表と討議の様子を見ることができました。

 また、その会議では、環境管理ガイド(私のブログ No Fun もその一部)が、私のビデオ”MCS:有害物質の負荷減少の重要性”とともに発表されました。ASQUIFYDEの代表フランシスカ・グティエレスさんによれば、このビデオは会議の参加者(医学生、報道関係者、そのた環境健康に関わる人々)に大きな感動を与えたとのことです。

 会議の最後に、この予告編が紹介されました。この映画の台本作者であり主演女優のマリアム・フェリペさんは、このプロジェクトを説明するためにその場に立ち会いました。彼女は1年前にスペイン国営放送のラジオ番組カルネ・クルーダ(Carne Cruda :生肉の意)での私のインタビュー(訳注2)を聞いて、この映画のアイデアが閃いたと話しました。

 この映画は、Teatro Principal de Pontevedra で12月10日に封切られます。

 映画制作会社ビクトール・モレノ社によれば、彼らは英語の字幕付きのものを製作する予定であり、さらに CSN 代表のシルビア K. ミューラーさんのおかげで、ドイツ語字幕のものも作られる予定です。

 この映画はきっと多くの賞を受けるでしょう!!


訳注1
映画予告編は、下記 NO FUN のウェブページ中段にある画像(右)からアクセスできます。
http://nofun-eva.blogspot.com/2010/11/new-trailer-of-los-pajaros-de-la-mina.html

訳注2
NO FUN 2010年4月24日 スペイン国営放送ラジオ番組カルネ・クルーダの特ダネ ”スペインでMCSに関する合意文書作成のための作業部会が4月21日に開催される”
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/ngo/100421_Carne_Cruda_scoop.html



化学物質問題市民研究会
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