タイトル (クリックして詳細をご覧ください) |
編/著 | 発行 | 定価 (税別) |
2018年7月5日書店発売日 地球を脅かす化学物質 発達障害やアレルギー急増の原因 |
木村ー黒田純子 | 海鳴社 |
1500円 +税 |
2013年3月25日発行 知っていますか? シックスクール |
近藤博一 | 農村漁村文化協会 (農文協) |
1600円 +税 |
2012年9月発行 原発をやめる100の理由: エコ電力で起業したドイツ・ シェーナウ村と私たち |
「原発をやめる100の理由」 日本版制作委員会[著] 西尾 漠[監修] |
築地書館 |
1200円 +税 |
2012年9月発行 新農薬 ネオニコチノイドが 日本を脅かす |
水野玲子 | 七つ森書館 |
1800円 +税 |
2010年1月発行 新しい公害 寝屋川廃プラ公害とは |
牧 隆三(「守る会」代表) | 廃プラ処理による公害から 健康と環境を守る会 |
300円 (税込み) |
2009年8月発行 船舶解体現場の児童労働 バングラデシュの シップリサイクル産業 |
原著:Childbreaking Yards Child Labour in the Ship Recycling Industry in Bangladesh 監修:安間 武 翻訳:人間いきいき研究会& いきいきアジア交流会 |
人間いきいき研究会 |
2000円+送料 |
2008年2月発行 熊本大学政創研業書 Minamata に学ぶ海外 水銀削減 |
井芹道一 | 成文堂 |
2500円 +税 |
2009年3月発行 絵でとく健康への環境対策 プラスチックからの 新しいVOC空気汚染 |
化学物質による 大気汚染を考える会 |
社会評論社 |
1000円 +税 |
2008年6月発行 デジタル公害 ケータイネットの環境破壊 |
懸樋哲夫 | 緑風出版 |
1700円 +税 |
2008年4月発行 環境危機はつくり話か ダイオキシン・環境ホルモン、 温暖化の真実 |
山崎清他 本書紹介チラシ(PDF) |
緑風出版 |
2400円 +税 |
2008年2月発行 反農薬シリーズ15 脱農薬ノート 身近な農薬散布をなくすために |
反農薬東京グループ | 反農薬東京グループ | 700円 |
2007年11月発行 未来を奪う アジアのアスベスト使用 |
ローリー・カザンアレン 著 安間 武 訳 石綿対策全国会議 編 |
アートワークス | 800円 |
2007年11月発行 アスベスト問題は 終わっていない 労働者・市民シンポジウムの記録 |
石綿対策全国会議 | アートワークス | 600円 |
2007年11月発行 アスベスト問題の過去と現在 石綿対策全国会議の20年 |
石綿対策全国会議 | アートワークス | 1200円 |
2007年10月27日(日本語版)DVD発行 危害の輸出: アジアで処分されるハイテクごみ (収録23分日本語版DVD) |
原著:Exporting Harm: The High-Tech Trashing of Asia 翻訳:安間 武 |
制作・発行 Basel Action Network ![]() (当研究会が注文受付) |
2000円+送料 |
2007年8月15日発行 船の終焉 船舶解体の人的犠牲 |
原著:END OF LIFE SHIPS THE HUMAN COST OF BREAKING SHIPS 監修:安間 武 翻訳:人間いきいき研究会& いきいきアジア交流会 |
人間いきいき研究会![]() (当研究会でも注文受付) |
2000円+送料 |
2007年8月発行 新しく始まった 揮発性有機化合物汚染の 実態 |
執筆・編集: 化学物質による 大気汚染を考える会 |
創映社 | 2000円 (頒価) |
2007年7月7日発行 CSレポート06 化学物質に依存しない 社会づくりに向けて... |
特定非営利活動法人 化学物質過敏症 支援センター |
特定非営利活動法人 化学物質過敏症 支援センター チラシと注文用紙 |
500円 (頒価) |
2006年5月1日発行 建築に使われる 化学物質事典 |
東賢一、池田耕一、久留飛克明、 中川雅至、長谷川あゆみ、 森有紀子、山田裕巳 |
風土社 | 4571円 |
2006年2月28日発行 化学物質を使う歯科治療は 困る |
青木真一 著 化学物質過敏症患者の会 監修 |
実践社 | 600円 |
2005年12月25日発売 アスベスト汚染と健康被害 |
森永謙二 編著 | 日本評論社 | 2200円 |
2005年11月20日発売 歯科治療と化学物質 過敏症発症者のために 過敏症を発症しないために |
化学物質過敏症 支援センター |
化学物質過敏症 支援センター |
800円 |
2005年11月1日発売 そのおもちゃ安全ですか |
深沢三穂子 | コモンズ 発行 | 1400円 |
2005年9月17日発売 レイト・レッスンズ 14の事例から学ぶ予防原則 |
欧州環境庁 編 松崎早苗 監訳 水野玲子・安間武・山室真澄 訳 |
七つ森書館 発行 | 2800円 |
予防原則 人と環境の保護のための基本理念 |
大竹千代子 東賢一 著 | 合同出版 発行 | 3200円 |
電磁波・化学物質過敏症 対策 克服するためのアドバイス |
加藤やすこ 著 | 緑風出版 発行 | 1700円 |
シックスクール 子どもたちの健康と学習権が危ない! |
化学物質過敏症支援センター シックスクールプロジェクト編集 |
現代人文社 発行 | 1600円 |
ノンアスベスト社会の到来へ 暮らしの中のキラーダストをなくすために |
石綿対策全国連連絡会議 中皮腫・じん肺・アスベストセンター |
かもがわ出版 発行 | 1200円 |
シックハウスとシックスクール | 化学物質過敏症 支援センター 著 |
化学物質過敏症 支援センター 発行 |
1000円 |
化学物質過敏症 症例集2004 |
化学物質過敏症 支援センター 著 |
化学物質過敏症 支援センター 発行 |
700円 |
化学物質過敏症 食品・生活用品リスト 2004年版 |
化学物質過敏症 支援センター 著 |
化学物質過敏症 支援センター 発行 |
1500円 (一般) |
化学汚染と次世代へのリスク | 日本弁護士連合会 著 | 七つ森書館 | 3000円 |
市民のための疫学入門 医学ニュースから環境裁判まで |
津田敏秀 著 | 緑風出版 | 2400円 |
DES薬害 −被害と救済の検証 |
水谷民雄 著 | 本の泉社 | 1800円 |
えのぐみーっけ♪ (天然の絵の具の絵本です) |
ひらさわみちこ 文 ながたまきこ 絵 子どもの健康と環境を守る会 編 |
子どもの健康と 環境を守る会 |
1500円 |
私の化学物質過敏症 −患者たちの記録 |
化学物質過敏症患者の会 | 実践社 | 1900円 |
For Biginners Science プラスチック |
三島 佳子【文】 日本消費者連盟【文監修】 あべ ゆきえ【絵】 |
現代書館 | 1500円 |
化学はなぜ 環境を汚染するのか |
村田 徳治 | 環境コミュニケーションズ | 2500円 |
絵本 いのちのまちを作る ゴミのへらしかた |
ごみ・環境ビジョン21 | 星の環会 | 1000円 |
生徒・児童のための 環境を守るヒント集 |
ボルフガング・フーバー 日本語訳:前田智成・野村美紀子 |
ごみ・環境ビジョン21 | 800円 |
検証・ガス化熔融炉 | 津川 敬 | 緑風出版 | 1900円 |
子どもの脳の育て方 | 小島 正美 | 北斗出版 | 1700円 |
人体汚染のすべてが わかる本 |
小島 正美 | 東京書籍株式会社 | 1500円 |
たばこ産業を裁く |
禁煙ジャーナル | 実践社 | 1700円 |
たばこ病読本 | 渡辺文学 | 緑風出版 | 1500円 |
今なぜ カネミ油症か | 止めよう!ダイオキシン汚染 ・関東ネットワーク |
止めよう!ダイオキシン汚染 ・関東ネットワーク |
1200円 |
ガス化溶融炉って 何なんだ! |
津川 敬 | 止めよう!ダイオキシン汚染 ・関東ネットワーク |
800円 |
ごみクライシス | 別処 珠樹 | (株)技術と人間 | 2000円 |
ダイオキシン ゼロ社会へ |
藤原 寿和 | リム出版新社 | 850円 |
未来を築く | グリーンピース・ジャパン | グリーンピース・ジャパン | 2000円 |
あれも塩ビ! これも塩ビ! |
「塩ビとダイオキシンを考える」 東京市民会議実行委員会 |
「塩ビとダイオキシンを考える」 東京市民会議実行委員会 |
700円 |
地球を脅かす化学物質 発達障害やアレルギー急増の原因 著者:木村ー黒田純子 発行:海鳴社
日本は OECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでは韓国と1.2を争う農薬多用国(農地単位面積当たり)なのです。国産野菜だからと、安心はできません。さらに日本で問題視したいのは、ミツバチがいなくなった原因とされる浸透性ネオニコチノイド系農薬が多量に使用されていることです。 すべての生物の体内は精密化学工場のようなものです。細菌から人間に至るまで体内で作られ、作用する基本的な物質はほぼ同じです。虫類にのみ害があり、人間には無害という物質はほとんどないに等しいといえます。この本では、最新の論文を丹念に調べ、初心者の方でもわかりやすいように丁重に地球における化学物質の現状を解説しています。 2018年7月5日 書店発売日 定価:1,500円+税 著者:木村ー黒田純子 lSBN 978-4-87525-341-9 発行所:海鳴社 四六判 縦188mm ×横128mm 208ページ 並製 目次 はじめに 美しい自然と子どもたちの未来 1章 合成化学物質と原子力発電の光と影 1.環境化学物質にさらされている日本人 17 2.ホルモンと脳を攪乱する環境化学物質 23 3.農薬や環境化学物質による自然破壊 30 4.プラスチックによる人体汚染と環境汚染 33 5.福島原発事故の負の遺産 39 2章 人工化学物質の氾濫――環境汚染を教えてくれた三つの教訓 1.『沈黙の春』の重大な警告 46 2.『奪われし未来』環境ホルモンは事実だった 50 3.『ハチはなぜ大量死したのか』と浸透性農薬 52 3章 環境ホルモンにさらされる人間 1.体のなかのホルモン 58 2.環境ホルモンによる攪乱作用 60 3.オキシトシンは愛のホルモン 65 4章 脳の発達と環境化学物質 1.脳の構造と働き 68 2.脳は複雑精緻な化学情報機械 68 3.脳の発達には環境が大切 74 4.脳の発達を阻害する環境化学物質 80 5章 胎児期の環境が将来を決める 1.エピジェネティクスとは 84 2.DNAを合理的に使うシステム 86 3.受精後に起こる劇的な変化 89 4.エピジェネティクスを阻害する人工化学物質 90 6章 地球生命の歴史38億年 1.単細胞から人間まで共通する生理化学物質 94 2.物質の輪廻転生――循環する化学物質 96 3.自然界の循環を攪乱する環境化学物質 97 7章 人間と細菌の体内共生 1.マイクロバイオーム 99 2.分かってきた腸内細菌 102 3.注目の腸管免疫 105 4.子どもの発達に重要な腸内細菌 109 5.腸脳細菌連関 110 6.腸内細菌を脅かす環境化学物質 112 8章 環境化学物質が人体に入る三つの通り道 1.口から入る化学物質 117 2.呼吸から入る化学物質 123 3.皮膚から入る化学物質 128 9章 農薬が生命を脅かす 1.農薬の歴史と種類 131 2.脳神経を標的とした殺虫剤 133 3.アセチルコリン系を脅かす殺虫剤 136 4.脳の発達異常と殺虫剤 137 5.浸透性農薬が生態系を破壊する 142 6.除草剤と遺伝子組換え作物 146 7.環境ホルモン作用をもつ殺菌剤 151 10章 原子力発電が地球の未来を脅かす 1.低線量長期曝露の影響 159 2.内部被曝の危険性 161 3.子どもの甲状腺癌と出生異常 164 4.福島原発事故による自然生態系への影響 166 11章 危機的状況からの脱出 1.日本の化学物質の法規制――世界との比較 173 2.環境化学物質の問題は科学技術の進歩では解決できない 176 3.子どもの健康を守る――予防原則が大切 179 4.個人でできること 181 5.東京オリンピックを契機に「有機・無農薬農業」へ舵取りを 184 終わりに 「べつの道」へ あとがき 文 献 |
知っていますか? シックスクール 化学物質の不安のない学校をつくる 著者:近藤博一 発行:農村漁村文化協会(農文協) 内容 推薦の言葉:北里大学名誉教授・そよ風クリニック院長 宮田幹夫 はじめに 第1章 シックスクールを理解する 学校で起きる健康被害/1人が発症したら学校全体の問題 いつ、誰が発症してもおかしくない/子どもは大人より 濃い化学物質を吸っている 第2章 誰に、どう相談する? 担任教諭/養護教諭/管理職/学校事務職員/用務員/ PTA役員/教育委員会 など 第3章 シックスクール対策百科〜シックスクールは防げる〜 教室のワックス、カーテンなどの対策と工夫/特別教室、 体育館、校庭…の注意点 教科書、プリント、チョーク…をどうする〜/行事や部活動、 学校の工事のとき など おわりに 「コラム」、「マンガ」 2013年3月25日 発行 定価:1,600円+税 著者:近藤博一 lSBN978-4-540-11158-7 発行所:農村漁村文化協会 TEL:03-3585-1141(営業) 03-3585-1145(編集)FAX:03-3585-3668 http://www.ruralnet.or.jp/ |
原発をやめる100の理由: エコ電力で起業したドイツ・シェーナウ村と私たち 著者:「原発をやめる100の理由」日本版制作委員会 監修:西尾 漠 発行:築地書館 ウルズラ・スラーデックさん(シェーナウ電力会社〈EWS〉協同組合理事) からのメッセージ はじめに──電力会社を立ち上げたドイツの小さなまちシェーナウと私たち 第1章 燃料とウラン採掘 第2章 安全基準と健康被害 第3章 事故と大災害のリスク 第4章 放射性廃棄物と処分 第5章 地球温暖化と電力供給 第6章 権力と利権 第7章 自由と民主主義 第8章 戦争と平和 第9章 エネルギー革命と未来 COLUMN 巻末付録──原発のない社会に向けて 小出裕章さんインタビュー それぞれの場所で、それぞれの個性を生かして、原発を必要としない世界をつくる 原発の真実をもっと知りたい人のために 西尾 漠さんお薦めの原発本 シェーナウ電力会社(EWS)をもう少し知るために 日本版制作委員会メンバーから〜[おわりに]にかえて 2012年9月11日 発行 定価:1,200円+税 著者:「原発をやめる100の理由」日本版制作委員会 監修:西尾 漠 ISBN978-4-8067-1448-4 発行所:築地書館 TEL:03-3542-3731 FAX:03-3541-5799 http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1448-4.html |
新農薬 ネオニコチノイドが日本を脅かす もうひとつの安全神話 著者:水野玲子 発行:七つ森書館 まえがき Tミツバチの被害は人間まで 1 ミツバチの被害は続く 2 日本のミツバチ被害の現状 3 ネオニコチノイドによる被害は人間まで U 新農薬ネオニコチノイドが日本を襲う 1 有機リンからネオニコチノイドへ 2 ニコチン−植物の化学兵器 3 ネオニコチノイドの特徴 V 進む海外の対応 1 世界のミツバチ被害の広がり 2 米国の対応 3 諸外国の対応 W 封印される農薬説、日本 1 日本の専門家によるストレス説 2 新しいウイルス説で生じた混乱 3 農薬とミツバチをめぐる科学の現在 X 農薬大国の日本 1 世界2位の農薬使用量 2 有機リンの大幅規制 3 日本オブドウの残留農薬はEUの500倍 4 ここまでわかった農薬の健康への影響 5 ミツバチもトンボも消え、そして人間も Y 動き始めた市民運動と専門家たち 参考文献 あとがき 2012年9月1日 第1刷発行 定価:1,800円+税 著者:水野玲子 発行者:中里英章 発行所:七つ森書館 連絡先:〒113-0033 東京都文京区本郷 3-13-3 三富ビル TEL:03-3818-9311 FAX:03-3818-9312 http://www.pen.co.jp nanatsumori_mail@pen.co.jp 振替:00170-1-37996 |
新しい公害 寝屋川廃プラ公害とは 編集:牧 隆三(「守る会」代表) 発行:廃プラ処理による公害から健康と環境を守る会 ☆はじめに 廃プラ処理による公害から健康と環境を守る会代表 原告団団長 牧 隆 三 ☆寝屋川市で発生している廃プラスチックによる公害とは 1 健康被害の範囲 2 廃プラ公害とは 3 廃プラ病とはどのようなものか 4 廃プラによる健康被害はどうして起きるのでしょうか 5 健康被害はなにで証明するか 6 最重要の疫学調査を無視した一審判決 7 シックゾーン症候群の発想ができない 8 廃プラガス発生のメカニズム発見 9 健康被害を生む有毒化学物質を検出 −柳沢教授による大気調査− 10 寝屋川廃プラ問題の始まり 11 諸法律に形だけのタッチ 12 「守る会」の運動がスタート 13 専門委貝会の結論は信用できないことが明白に 14 市民の意思を無視し続ける寝屋川市政 15 廃プラの現行材料リサイクルの愚を改めよ 16 市民の声を無視して暴走する市政の行きつくところは ☆住民の声 ☆各界からのコメント ☆廃プラ反対運動の経緯 平成22年1月15日 第1刷発行 頒価:300円(税込み) 編集:牧 隆三(「守る会」代表) 発行:廃プラ処理による公害から健康と環境を守る会 連絡先・事務局:TEL/FAX 072-824-5963 http://haipura.com/ 郵便振替口座番号:00910-7-93521 加入者名:守る会 |
船舶解体現場の児童労働
バングラデシュのシップリサイクル産業 原著:Childbreaking Yards Child Labour in the Ship Recycling Industry in Bangladesh http://www.fidh.org/IMG/pdf/bgukreport.pdf 発行:人間いきいき研究会 監修:安間 武 翻訳:人間いきいき研究会&いきいきアジア交流
危険な仕事、命を奪う現場 バングラデシュにおける児童労働 目的と方法論 船舶解体現場で子どもたちが働く理由 土地を失うこと 父親の失踪 借金 実際に行われていること 子どもたちのプロフィール 雇用の手続き 仕事の種類 労働環境 労働時間と給料 訓練と保護 危険、痛み、侮辱 病気や事故 生活状況 子どもたちの紹介 イブラヒム ソーヘル ミトゥ アブルカセム 法的枠組みと政府の対応の対応 船舶解体の国際的な法の枠組み バーゼル条約 国際労働機関(ILO) 国際海事機関(IMO) 欧州連合(EU) 労働条件と児童労働に関する国際的な法律の枠組み 国際労働機関(ILO)条約 児童の権利に関する条約 経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約 国内の法的枠組み:2006年労働法 政府の対応 結論と提言 原著:Childbreaking Yards Child Labour in the Ship Recycling Industry in Bangladesh by NGO Platform on Shipbreaking / FIDH / YPSA 監修:安間武 (化学物質問題市民研究会) 翻訳:人間いきいき研究会&いきいきアジア交流 発行:人間いきいき研究会 〒759-0131 山口県宇部市二俣瀬区荒瀬 TEL 0836-62-0379 A4判 簡易製本 39ページ (カラー写真多数) 定価(協力金):2,000円+送料 ![]() |
掲載(2009/05/20) 熊本大学政創研業書 Minamata に学ぶ海外−水銀削減 第1章 教訓踏まえ、行動計画を進める北米 第2章 米環境保護庁(EPA)の取り組み 第3章 メキシコ水銀削減ネットワーク 第4章 米マジソン水銀国際会議報告 第5章 欧州連合(EU)のリーダーシップ 第6章 日本の現状と課題 第7章 日・中・韓環境連携 第8章 世界が報じた Minamata あとがき 著者:井芹道一 発行:株式会社 成文堂 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町514 電話:03-3203-9201 FAX 3203-9206 A5判上製 225ページ 定価:2,500円+税 |
掲載(2009/03/19) 絵でとく健康への環境対策 プラスチックからの新しいVOC空気汚染 §1.VOC問題に気付いた発端 §2.プラスチックとは §3.プラスチックのごみ処理で発生するもの §4.機械的処理でVOCが発生する §5.実際の発生と伝播状況 §6.検出されたVOCと空気汚染の評価 §7.検出物の系統と毒性 §8.プラスチック起源VOC大気汚染の現状とこれからの対策 執筆・編集:化学物質による大気汚染を考える会 発行:株式会社 社会評論社 〒113-0033 東京都文京区本郷2-3-10 電話:03-3814-3861 FAX 03-38182-2808 A5判並み製 98ページ 定価:1,000円+税 |
掲載(2008/06/11) デジタル公害 ケータイ・ネットの環境破壊 第1章 デジタル電磁波は危ない? 第2章 暮らしの変化と混乱 第3章 子どものこころ 第4章 携帯電話は災害時・緊急時に役立つか 第5章 環境汚染 第6章 平和を脅かすケータイ 第7章 くらしとコミュニケーション 著者:懸樋哲夫 発行:緑風出版 〒113-0033 東京都文京区本郷2-17-5 ツイン壱岐坂 電話:03-3812-9420 FAX 03-3812-7262 メール info@ryokufu.com URL http://www.ryokufu.com/ 四六判並み製 197ページ 定価:1,700円+税 |
掲載(2008/04/27) 環境危機はつくり話か ダイオキシン・環境ホルモン、温暖化の真実 第T部 ダイオキシン・環境ホルモンは怖くないのか 石炭はエネルギーの切り札か 第一章 ダイオキシン汚染の恐れは神話でも杞憂でもない −渡辺正・林敏郎著「ダイオキシン 神話の終焉」批判 第二章 「環境ホルモン」問題は人類への警告 −西川洋三著「環境ホルモン−人心を乱した物質」批判 第三章 「石炭利用推進論者のエネルギー論批判 −小島紀徳著「エネルギー 風と太陽へのソフトランディング」批判 第四章 環境危機はつくられた物とする「これからの環境論」 −渡辺正著「これからの環境論」批判 第U部 地球温暖化と国際政治 第一章 温暖化の科学と政治 懐疑論を巡って 第二章 IPCC第四次評価報告書と温暖化懐疑論 第三章 京都からポスト京都へ−二℃未満を目標に 第V部 懐疑論者は世界をいかに見るか 第一章 中西リスク論は環境汚染を要因するための「政策手段」である −中西準子氏のリスク論批判 第二章 世界の本当の実態−環境危機は「神話」なのか −「懐疑論主義者」論ボルグ批判 あとがき 著者:山崎 清 他 発行:緑風出版 〒113-0033 東京都文京区本郷2-17-5 ツイン壱岐坂 電話:03-3812-9420 FAX 03-3812-7262 メール info@ryokufu.com URL http://www.ryokufu.com/ 四六判上製 283ページ 定価:2,400円+税 ********************************************************** 著者を通じて本書を購入したい方へ (著者の一人が山崎ですので、著者割引が利用できます) 頒価は、(一部)2100円 です。 送料は、1冊290円、2?3冊340円、4?5冊450円 です。 振替口座 00900-5-2896 ダイオキシン関西ネット または 00910-6-94171 地球環境と廃棄物を考える会 (連絡先 TEL/FAX: 06-6336-4154 E-mail: aiko-kiyoshi@tcct.zaq.ne.jp) 本書紹介チラシ(PDF) ********************************************************** |
掲載(2008/03/07) 反農薬シリーズ15 脱農薬ノート 身近な農薬散布をなくすために Ql:私たちがガーデニングに使っている薬品も農薬ですか? Q2:除草剤の中には、農薬と同じ成分なのに農薬といわないものがあるそうすが、なぜですか? Q3:栽培植物の病虫害防除に使われるものが農薬ならば、家庭内でゴキブリや蚊などを退治するために使う殺虫剤は何ですか? Q4:農薬は「安全」ですか? Q5:農薬にはどのような毒性があるのでしょうか? Q6:登録されている農薬には厳しい毒性試験がされているということですが、本当ですか? Q7:農薬にはどんな種類がありますか? Q8:日本での農薬使用量は多いのでしょうか? Q9:特に問題となる農薬使用にはどのようなものがありますか? Q10:化学物質過敏症というのは、どのような病気ですか? Q11:農作物の残留農薬よりも、空気中の農薬のほうが危険ですか? Q12:農薬は空気を汚染していますか? Q13:土に触れるとすぐ分解する安全な農薬といわれるものがありますが、本当にすぐに分解されますか? 第2章 農薬による健康被害の12事例 1.台風接近の強風の中、除草剤を撒かれる 2.軒先のカブ畑から農薬が舞い、化学物質過敏症に 3.マンション庭での農薬散布 4.ガーデニング好きの隣家から、農薬が降り注ぐ 5.人の健康よりも庭木が大事?農薬散布続ける迎賓館 6.きれいなバラには毒がある、練馬区バラ園の農薬散布 7.座問市の桜並木の農薬散布 8.学校・幼稚園での農薬散布の実態一名古屋市教育委員会− 9.出雲大社の松枯れ対策と称する農薬空散で、高校生が農薬浴びる 10.無人ヘリによる農薬散布で湿疹 11.個人攻撃にめげず、団地の農薬散布を中止させたが、転居先でまたもや 12.農薬被害を裁判や公害調停に訴えた事例 第3章 通知「住宅地等における農薬使用についてj T. 通知が出るまで U. 通知の内容 V. 通知全文 W. 通知の利用 X. 通知の限界と今後の展望 発行:反農薬東京グループ 〒202-0021 東京都西東京市東伏見2−2−28−B 電話/ファックス:042-463-3027 メール mtsuji@jcom.home.ne.jp A5版 簡易製本 64ページ 定価:700円(送料120円) 注文は郵便振替でお願いします。 口座番号 00150-2-140360 加入者名 反農薬東京グループ 送料 1〜3冊まで120円、4冊〜8冊まで160円、それ以上の場合は連絡ください。 入金確認後発送 |
掲載(2007/09/26) 「新しく始まった揮発性有機化合物汚染の実態 不適切なプラスチックゴミ処理施設 杉並中継所(杉並病)問題をふまえて 日次 1章 健康被害の集中的な発生と共通する症状、化学物質起因性 1.1中継所開所直後の発症例 1.2 増え始めた発症 1.3 重症化と拡大 1.4 受診 1.5 行政の健康調査 1.6 住民の健康調査 1.7 空気汚染物質との関係 2章 杉並中継所内での有害な化学物質の発生 2.1住居に飛来した物質 2.2 行政が実施した分析調査で検出された物質種類の系統 2.3 発生に関する実験室的な学術資料との照合 2.4 空気中物質の変動と推移 2.5 生活環境への伝播 2.6 毒性症状と住民症状との照合 3章 立地の際の説明・配慮と被害発生後における東京都の対応の杜撰さ 3.1設計から開所当初まで a.住民と行政の対応・都清掃局の不誠実 b.汚染発生予測に関して c.設計に際する杜撰な認識 c−1排出量、排出流路に関して c−2 換気塔設計に関して d.納入時検査に際する安全方法の不適切と怠慢 3.2 被害発生後 a.原因調査の不適切 b.改修の不十分設計と管理の不適切 3.3 隠蔽と欺瞞 a.分析記録の隠蔽 b.調整運転中の汚染を隠蔽、利用した欺瞞性 c.都調査委員会配布資料の欺瞞 d.杉並区健康調査報告書の欺瞞 3.4 防止できた中継施設からの汚染を生んだ原因解析まとめ 4章 健康被害の持続性(改善しない・現在も続いている被害症状の深刻さ) 4.1転地した被害者 4.2 継続居住者のその後 4.3 賠償請求しない理由、賠償請求訴訟に期待すること 付録 論文1 区の疫学調査の再検討−−一杉並中継所周辺の健康被害は沈静化したか? 付録 論文2 プラスチックから発生した物質種類とその発生機構 付録 3 被害住民の最近の手記 付録 4 プラスチックの不適切焼却被害者の記録 あとがき 執筆・編集:化学物質による大気汚染を考える会 制作・発行:有限会社 創映社 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-60 赤石第一ビル207号 TEL 03-3923-0176 FAX 03-3294-0048 A4版 簡易製本 222ページ 定価(頒価):2,000円(送料込み) 注文は上記発行所(創映社)又は下記に申し込みください。 津谷裕子 TEL/FAX 029-343-3845 メール: origomar@mtc.biglobe.ne.jp |
掲載(2007/08/17) 船の終焉 船舶解体の人的犠牲
概要 序論 1 目的と方法 1-1 目的 1-2 方法 1-3 範囲と限界 1-4 やがて訪れる病魔 1-5 公式の統計 2 バングラデシュにおける船舶解体犠牲者 2-1 バングラデシュにおける船舶解体 2-2 船舶解体労働者の死〜3話〜 2-3 死に至る事故:犠牲者リスト 2-4 船舶解体労働者の傷害〜5話〜 3 インドにおける船舶解体犠牲者 3-1 インドにおける船舶解体 3-2 船舶解体労働者の死〜2話〜 3-3 死に至る事故:犠牲者リスト 3-4 船舶解体労働者の傷害 〜5話〜 3-5 船舶解体労働者の負傷:犠牲者リスト 4 国家の及び国際的な法的枠組み 4-1 国際的な法的枠組み 4-1-1 バーゼル条約 4-1-2 国際海事機関(IMO) 4-1-3 国際労働機関(ILO) 4-1-4 ILO、IMO、バーゼル条約の共同作業部会 4-1-5 その他の人権義務 4-2 国家の法的枠組み 4-2-1 バングラデシュ 4-2-2 インド 5 結び 6 勧告 7 参考文献 原著:END OF LIFE SHIPS THE HUMAN COST OF BREAKING SHIPS A GREENPEACE-FIDH REPORT IN COOPERATION WITH YPSA 監修:安間武 (化学物質問題市民研究会) 翻訳:人間いきいき研究会&いきいきアジア交流会 発行:人間いきいき研究会 〒759-0131 山口県宇部市二俣瀬区荒瀬 TEL 0836-62-0379 A4判 簡易製本 65ページ (カラー写真多数) 定価(協力金):2,000円+送料 (当研究会でも注文受付) 2007年10月12日 朝日新聞山口版による紹介 高校生伝える-バングラデシュ廃船解体現状 |
掲載(2007/08/03) CSレポート06 化学物質に依存しない社会づくりに向けて...
編者:特定非営利活動法人 化学物質過敏症支援センター |
掲載(2006/05/18) 建築に使われる化学物質事典
著者:東賢一、池田耕一、久留飛克明、中川雅至 |
掲載(2006/04/01) 化学物質を使う歯科治療は困る 青木真一 著 化学物質過敏症患者の会 監修
著者:青木真一 |
掲載(2006/01/11) アスベスト汚染と健康被害 森永謙二 編著
編者:森永謙二 |
掲載(2005/11/26) 脱化学物質ブックレット5 歯科治療と化学物質 過敏症発症者のために、過敏症を発症しないために 化学物質過敏症支援センター 編・発行
編者:化学物質過敏症支援センター |
掲載(2005/11/09) シリーズ●安全な暮らしを創る12 そのおもちゃ安全ですか 深沢三穂子 著
著者:深沢三穂子 |
レイト・レッスンズ 14の事例から学ぶ予防原則 欧州環境庁 編 European Environment Agency Late lessons from early warnings: the precautionary principle 1896-2000 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/publish/late_lessons.html 松崎早苗 監訳 水野玲子・安間武・山室真澄 訳 定価 2800円+税 A5版 並製 376頁 ISBN ISBN4-8228-0508-5 発行:七つ森書館 〒 113-0033 東京都文京区本郷 3-13-3 三富ビル Tel 03-3818-9311 Fax 03-3818-9312 e-mail:nanatsumori_mail@pen.co.jp ウェブ http://www.pen.co.jp/
レイト・レッスンズ−14の事例から学ぶ予防原則 |
掲載(2005/4/21) 予防原則 人と環境の保護のための基本理念 大竹千代子 東賢一 著
著者:大竹千代子 東賢一 |
掲載(2004/12/21) 電磁波・化学物質過敏症対策 克服するためのアドバイス 加藤やすこ 著
著者:加藤やすこ |
掲載(2004/12/21) シックスクール 子どもたちの健康と学習権が危ない! 化学物質過敏症支援センター シックスクールプロジェクト
編集:化学物質過敏症支援センター シックスクールプロジェクト |
掲載(2004/12/21) ノンアスベスト社会の到来へ 暮らしの中のキラーダストをなくすために 石綿対策全国連連絡会議/中皮腫・じん肺・アスベストセンター 編
編者:石綿対策全国連連絡会議/中皮腫・じん肺・アスベストセンター 編 |
掲載(2004/12/21) シックハウスとシックスクール 化学物質過敏症支援センター
編集・発行:特定非営利活動法人 化学物質過敏症支援センター (略称:CS支援センター) |
掲載(2004/10/04) 化学物質過敏症 症例集2004 化学物質過敏症支援センター 編集・発行: 特定非営利活動法人 化学物質過敏症支援センター(CS支援センター) 定価 700円 〒231-0006 横浜市中区南仲通4-39 石橋ビル5階 かながわ市民活動スペース内 TEL 045-222-0685 (月〜金曜の9〜18時 都合により不在のこともあります) FAX 045-222-0686 http://www.cssc.jp/ |
掲載(2004/10/04) 化学物質過敏症 食品・生活用品リスト 2004年版 化学物質過敏症支援センター
編集・発行:特定非営利活動法人 化学物質過敏症支援センター (略称:CS支援センター) |
掲載(2004/09/04) 化学汚染と次世代へのリスク 日本弁護士連合会
日本弁護士連合会 著 |
掲載(2004/09/04) 市民のための疫学入門 医学ニュースから環境裁判まで 津田敏秀
津田敏秀 |
掲載(2004/07/06) DES薬害−被害と救済の検証 水谷民雄 ジエチルスチルベストロ−ル (diethylstibestrol, DES)
水谷民雄 |
『えのぐみーっけ♪』 天然の絵の具の絵本です ひらさわみちこ【文】 ながたまきこ【絵】 絵本 A4版 41ページ 頒布価格 1500えん 送料160えん(4冊まで) 「子どもの健康と環境を守る会」にメールかFAXでご注文ください。 FAX 011-387-1556 kodomo@webone.ne.jp 編集・発行:子どもの健康と環境を守る会 http://www.webone.ne.jp/~kodomo/index.html 『天然の絵の具』とは? 市販の絵の具に反応して、モノクロの絵しか描けなかった(会員の)子ども達が 色のある絵を描けるきっかけになった絵の具です。 色の基になる顔料は、土・砂・植物(藍・エンジュ・茜など)が主です。 紙に描く溶剤は、アラビアゴム(アカシアの樹液)・卵黄が使えます。 木に描く溶剤は、卵黄・膠(にかわ)・カゼイン・蜜蝋などがあります。 詳しくは「子どもの健康と環境を守る会」のウェブをご覧ください。 |
掲載(10/18/03) 『私の化学物質過敏症』−患者たちの記録 化学物質過敏症患者の会
化学物質過敏症患者の会 編 |
掲載(11/17/01) For Biginners Science 『プラスチック』 三島佳子【文】、日本消費者連盟【監修】 あべゆきえ【絵】
三島佳子【文】、日本消費者連盟【監修】、あべゆきえ【絵】 |
掲載(11/17/01) 『化学はなぜ環境を汚染するのか』 村田 徳治 著
著者 村田 徳治 |
掲載(01/23/01) 絵本『いのちのまちを作るゴミのへらしかた』 ごみ・環境ビジョン21 編
編者 ごみ・環境ビジョン21
発行 星の環会
ごみ・環境ビジョン21
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掲載(01/23/01) 『生徒・児童のための 環境を守るヒント集』 ごみ・環境ビジョン21 発行
ごみ・環境ビジョン21
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掲載(12/01/00) 『検証・ガス化熔融炉』/津川 敬 著 ダイオキシン対策の切り札か
第二部 ごみ処理広域化・大型化に揺れる郷土と住民
発行 緑風出版
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『子どもの脳の育て方』/小島正美 著
著者 小島正美(毎日新聞東京本社・編集委員)
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『人体汚染のすべてがわかる本』/小島正美 著
著者 小島正美(毎日新聞東京本社・編集委員)
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『たばこ産業を裁く』/禁煙ジャーナル 編集 −日本たばこ戦争−
編集 禁煙ジャーナル
お近くの書店に申し込むか、当研究会にメールで申し込みください。
禁煙ジャーナル
“国家的犯罪”を周到な取材と科学的データで検証する
大規模な事故やクレーム情報の隠蔽(いんぺい)事件など、人命を軽視した事件が相次いでいるが、たばこ産業の育成政策こそは人命軽視の最たるものだろう。国民の安全・健康を守るはずの政府が、健康被害の明らかな「たばこ」を拡販して積極的に販売しているのである。しかも最近では「喫煙は文化だ」「大人の嗜好品だ」などとウソぶく御用学者さえ用いて宣伝する始末だ。
その謎に答える本が出版された。禁煙ジャーナル編集による『たばこ産業を裁く−日本たばこ戦争』(実践社)である。たばこをめぐる「戦争」を多面的に解明し、たばこには国家の陰謀が渦巻いていることを論証している。
とくに2年越しとなった「たばこ病訴訟」を傍聴取材し、JTや国(大蔵省)の主張に対して、その一つひとつに反論を加えている点は争点がはっきりし、非常にわかりやすい。担当した保坂義久(ほさかよしひさ)氏のフットワークの賜だが、インタビユーでJT側の本音を引き出しているのは圧巻だ。
同様の科学の装いを凝らしたデマゴギーが、たばこ拡販のあらゆる場面で多用されてきたことが本書を読むとよくわかる。日本を巻き込んだ国際的なたばこ戦争を調査した安間節子(やすませつこ)氏の指摘は、より象徴的だ。今年5月のWHO「世界禁煙デー」の標語は「Tobaco kills - dont't be duped. (騙されるな、たばこは人殺しだ)」であった。ところが厚生省は「その一本みんなの命 けずられる」という意訳を採用。なぜ“人殺し”や“騙す″という言葉を厚生省は避けたのか、この問いの中にたばこ拡販政策の「国家的犯罪性」が隠されている、と安間氏は指摘する。
本書には、たばこ問題への取り組みは現在と未来の生き方をかけた意義深い闘い、という姿勢が貫かれている。たばこの拡販政策を推進させる数々の″装置群″の中でも、『禁煙ジャーナル』編集長・渡辺文学(わたなべぶんがく)氏は、たばこ事業法と大蔵省を“諸悪の根源”と指摘する。族議員、広告代理店、労働組合、政党などの分析も進め、そこに巣くう「たばこマフィア」の行状を暴いている。その事実を喫煙者が知れば、「たばこの呪縛」が一つ解けるはずだ。「日本のたばこ産業を裁くため、一人でも多くの方々の“たばこ戦争”への参加を期待しています」と、あとがきに記した渡辺氏の言葉は、たばこの害に苦しむ人々はもとより、ニコチン中毒から解放されることを願うスモーカーヘの熱い呼びかけでもある。30年来の運動実績を踏まえているだけに説得力がある。
秀逸と言えるのは、医学界の功罪を最新のデータに基づき紹介した林俊郎(はやしとしろう)氏の指摘である。舌鋒鋭い御用学者への批判(しかも実名)は読み応え十分だ。たばこの害を軽視した肺ガン対策がどれほど被害拡大を招いたか、ショッキングな事実だけに幅広く知らされる必要がある。
(Added 9/2/00)
天皇制、原発、大企業のデメリット部分など、批判的報道どころか、事実さえ伝えることか出来ないテーマが、メディアの世界には幾つかあるが、たばこ問題もそのなかに入るだろう。そのことを痛切に実感したのは、筆者が放送局に在籍中、ドキュメンタリー番組でたばこ問題を扱ったときである。
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掲載(12/01/00) 『たばこ病読本』/渡辺文学・著 −禁煙・分煙のすすめ−
著者 渡辺文学(たばこ病問題情報センター代表)
発行 緑風出版
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『今なぜ カネミ油症か』/止めよう!ダイオキシン汚染・関東ネットワーク 編集・発行 −日本最大のダイオキシン被害−
止めよう!ダイオキシン汚染・関東ネットワーク
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『ガス化溶融炉って何なんだ!』/津川 敬 著 −ごみ処理新技術の落とし穴−
著者 津川 敬
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『ごみクライシス』/別処珠樹 著
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『ダイオキシン・ゼロ社会へ』/藤原寿和 著 −環境ホルモンから命を守る−
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『未来を築く』 /グリーンピース・ジャパン 編集・発行
発行 グリーンピース・ジャパン
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『あれも塩ビ!これも塩ビ!』 /「塩ビとダイオキシンを考える」東京市民会議実行委員会 編集・発行
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