Nanotechnology Law Blog 2009年4月3日
欧州議会委員会報告書
ナノ物質について
ノーデータ・ノーマーケット原則を要求


情報源:Nanotechnology Law Blog, April 3, 2009
EP Committee Report Calls for "No Data, No Market" for Nanomaterials
by Lynn L. Bergeson
http://nanotech.lawbc.com/2009/04/articles/international/
ep-committee-report-calls-for-no-data-no-market-for-nanomaterials/


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html
掲載日:2009年4月11日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/news/090403_EP_no_data_no_market.html


 2009年3月31日、欧州議会の環境公衆健康食品安全委員会はナノ物質の規制面に関する報告書を修正し採択した(訳注1)。2009年1月の報告書案(訳注2)はスウェーデンの欧州議会議員(グリーン)のカール・シリター(Carl Schlyter)により作成され、ナノテクノロジーの規制強化を訴えている。同報告書は欧州委員会に対し、全ライフサイクルにわたって潜在的な健康、環境、又は安全に関する影響を持つ製品中のナノ物質の全ての応用についてノーデータ・ノーマーケット原則を完全に実施するために全ての関連する法規をレビューするよう欧州委員会に要求している。
 同報告書は、ナノ物質を含む消費者製品の表示についての委員会の要求を繰り返し、全ライフサイクルを通じてナノ物質の有害性と暴露を評価するためのテスト手法と測定基準の複合領域アプローチによる開発を勧告している。
 同報告書は21対14で採択された。


訳注1
訳注2
訳注:関連情報


化学物質問題市民研究会
トップページに戻る