プレスリリース2011年10月6日:マーク・ プライアー上院議員
ナノテクノロジー規制科学法2011 (S. 1662)を提案
アーカンソーの施設はナノテク研究に最適である

情報源: U.S. Senator Mark Pryor, Oct 06 2011
Pryor: Arkansas Facility Ideal Candidate for Nanotechnology Studies
Nanotechnology Regulatory Science Act of 2011
http://pryor.senate.gov/public/index.cfm?
p=PressReleases&ContentRecord_id=f212900c-b6c1-407d-a87b-6c17fe92aa3e


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2010年1月27日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/US_Congress/Nanotech_Regulatory_Science_Act_2011.html

訳注:プライアー上院議員提案のこの法案は、2010年1月21日に同議員によって提案された 「S. 2942 ナノテクノロジー安全法2010」 の修正版です(訳注1)。

【ワシントンDC】 米上院マーク・ プライアー(アーカンソー州 民主党)は、ナノ物質を含む製品についての潜在的な健康と安全リスクに目を向けた法案を本日、提案した。

 ”新たながん治療から防汚ズボンまで、ナノテクノロジーは数百の期待される応用と雇用を提供する”とプライアーは述べた。”これらの製品は、すでに開発され、使用されているのだから、我々は人の健康、安全、環境への潜在的なリスクを評価すべきである。私の提案する法案は、公衆の安全と市場における信頼を確実にし、ナノ物質を使用する会社を支援するであろう”。

 ナノテクノロジー規制科学法案2011は、日用品中でのナノテクノロジーの使用による健康と安全への影響を評価し、ナノテクノロジーを使用する会社が最良の実施を開発することができるよう米・食品医薬品局(FDA)内にひとつのプログラムを立ち上げるものである。この法案によれば2013会計年度から開始して3年間に4,800万ドル(約38億円)を認めるものである。

 プライアー上院議員によれば、この法案により求められる科学的研究を実施することができる国立毒性研究センター(NCTR)をFDAはすでにアーカンソー州ジェファーソンに持っている。NCTRは現在、FDAに革新的な科学技術、訓練、手法開発、公衆の健康を改善するための技術的専門性を提供している。

 ”NCTRは、食品と家庭製品が安全であることを確実にする重要な役割を帯びている”とプライアーは述べた。政府内の研究者、企業、学界との強いパートナーシップにるNCTRの専門性は、わが国のナノテクノロジーの健康と安全研究のための理想的な候補施設である”。

 現在、800以上のナノテクノロジーの商業的使用と1,300以上の消費者ナノ製品が利用可能である。2010年に国立科学基金は、新たなナノテクノロジーに基づく製品は2015年までに、200万の雇用と1兆ドル(約80兆円)の貢献を世界経済にもたらすと見積もっている。


訳注1
訳注:その他の関連情報


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