ZMWG プレスリリース 2011年10月31日
NGOsは世界の政府に 強い水銀条約を交渉するよう強く求める 情報源:PRESS RELEASE ZMWG/EEB, 31 October 2011 NGOs Urge World Governments to Negotiate a Strong Mercury Treaty 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) Translated by Takeshi Yasuma (Citizens Against Chemicals Pollution (CACP)) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2011年11月15日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/zmwg/INC3/ ZMWG_111031_Press_jp.html 【2011年10月31日 ナイロビ、ケニア】100カ国以上の政府代表者が本日、法的拘束力のある水銀に関する条約を策定するためにナイロビで第3回目の交渉を開始する。世界中の環境と健康に関わるNGOsは、世界中で水銀汚染が上昇している潮流を抑えるために具体的な措置を打ち出すことを政府に要求している。 政府代表者らはドラフト・条約テキストを提案しており、それを交渉の出発点として用いることになっている。 ”余りにも多くのオプションがある”と欧州環境事務局(EEB)のZMWG共同コーディネータであるエレーナ・リンベリディ・セッチモは述べた。”強い水銀条約を構築するための途上で、今や弱いオプションを取り除くべき時である。” ”政府は全交渉過程のほぼ半分まで来たのだから、意味のある行動に合意し始める必要がある”と、アメリカのマーキュリー・ポリシー・プロジェクトのZMWG共同コーディネータであるマイケル・ベンダーは述べた。国際社会による調整された行動なしには、水銀汚染は世界中の脆弱な人々を脅かし続けるであろう”。 NGOs は、意味ある行動とは、次のような強い条約措置が求められることであると述べている。
NGOsは、INC4までに条約の基本的な輪郭が明確になる様、これらの目標を達成するために、INC3において政府代表者らと共に活動することを期待している。 連絡先:
オリジナル英語版及びその他の言語版が下記ウェブサイトから入手可能である。 www.zeromercury.org ゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ(ZMWG)は、欧州環境事務局(EEB)とマーキュリー・ポリシー・プロジェクト(MPP)により、2005年に設立された世界の52カ国からの94以上の公益環境健康に関わる非政府組織からなる国際的連合体である。ZMWGは、地球環境中の水銀を最小に削減するという目標をもって、人間活動に由来する全ての水銀の供給、需要、及び排出をゼロにすることを求めて努力している。我々の使命は、水銀の世界的供給と貿易、水銀の世界的需要、水銀の人間活動に由来する排出、及び、人と野生生物の水銀曝露を、実行可能な場合には廃絶し、それができない場合には最小にする強制力のある義務を含む法的に拘束力のある協定書の採用と実施を主張し支持することである。(www.zeromercury.org) 欧州環境局(EEB)、www.eeb.orgは、ほとんどの欧州連合加盟国及び候補/潜在的候補国、及びいくつかの近隣諸国を拠点とする150以上の環境市民組織の連合体である。EEBはヨーロッパ市民の環境の声であり、環境正義、持続可能な開発、及び参加型民主主義(participatory democracy)に立脚している。我々は、欧州連合(EU)が全ての人々に健康な環境と豊かの生物多様性を確実にすることを望んでいる。 |