2014年11月3日
水銀供給と貿易に関するIPENの発言

情報源:IPEN Intervention at INC6, November 3, 2014
Mercury in Supply and Trade
http://ipen.org/sites/default/files/documents/pdf%20
IPEN%20mercury%20supply%20and%20trade%20intervention.pdf


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2014年11月10日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/INC6/
IPEN/141103_IPEN_Mercury_Supply_and_Trade.html

 議長、ありがとうございます。

 水銀貿易、輸出及び輸入は、条約の目標を達成する、すなわち人の健康と環境を守ることを確実にするために重要な役割を果たします。私たちは、ある国における輸出禁止は、他の国や地域における貿易の展開という新たな力学を作り出すであろうことを知る必要があります。アメリカと欧州連合(EU)が水銀輸出禁止法を制定して以来、いくつかの新たな、そしてほとんど目に見えない水銀貿易中心地が出現しています。

 この理由のために、輸入国が事前通報同意の書式を満たさなくてはならないだけでなく、等しく重要なことは輸出国が水銀を他国に送り出す前に、船積の詳細を提供するということです。

 私たちは、エジプトの代表者によりなされた、輸出国もまた中継国を特定する情報を提供するという声明を支持したいと思います。

 私たちはまた、事務局に提出された全ての輸出及び輸入通知に関連する情報に対する合意された枠組みとアクセスの重要性を強調したいと思います。修正通知を含んで四半期毎の通知書の報告が保持され事務局に提出される必要があります。

 諸国はまた、輸入及び輸出通知書を通じて、各国における水銀輸入、輸出及び貿易に関する関連規制を共有する必要があります。

 事務局に提出される通知は、量と潜在的に意図された用途を含む水銀輸入に関する公的にアクセス可能なデータベースを生成するでしょう。そのデータは、10トン以上の備蓄は ASGM 活動を示す信号かもしれません。そこで事前通報同意(PIC)データは、行動を直ちにとられなければならないということを規制当局に納得させるための価値あるツールと成ることができます。

 議長、ありがとうございました。



化学物質問題市民研究会
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