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2011年1月 INC2本会議 IPENの発言
「第23条 効果の評価」

IPEN マリアン・ロイド−スミス

オリジナル:IPEN Intervention
Articles 23 of the draft Elements paper (Effectiveness Evaluation)
Mariann Lloyd-Smith
http://www.ipen.org/hgfree/documents/IPEN%20intervention%20on%20Article%2023.pdf

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2011年7月23日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/INC2_NGO_Intervention_jp/
IPEN/Article_23_Effectiveness_Evaluation_Mariann_Lloyd-Smith.html


 議長ありがとうございます。
 IPENは、効果の評価は水銀条約の重要な部分であると考え、その評価は利用可能な科学的、環境的、技術的、及び経済的情報に基づいて実施されるべきということに同意します。私たちは、開発途上国及び移行経済国の監視プログラム、国際的研究及びデータ収集への参加を確実にすることにより、彼等を評価プロセスに積極的に関与させることが重要であると考えます。このことを促進するために能力構築プログラムが必要かも知れません。

 IPENはまた、効果の評価に次の要素が含まれるべきことを検討するよう提案します。
 第一に、妊娠可能年齢の女性に焦点を当てたヒト体内中の世界的な水銀監視プログラムを確立することです。

 第二に、世界の環境中での水銀の循環量を削減する進捗を評価するために、そして政府の健康機関が魚を摂取する人々と効果的なリスク・コミュニケーションを行い、支援戦略を実施することを可能とするために、必要な情報を収集するための世界的な魚監視ネットワークを確立し維持することです。

 私たちは、これら両方の活動で利害関係者と公益NGOsを積極的に関与させることは価値があると信じます。  最後にIPENは、汚染物質の放出と移動登録は、特に、水銀放出に関するデータが少ない又はないかも知れない開発途上国及び移行経済国の年間水銀放出量の見積りに関する情報の収集と普及にとって有用であると考えます。

Dr. Mariann Lloyd-Smith



化学物質問題市民研究会
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