世界中の子どもの保護
■目次 ■子どもの環境健康 : 世界中での保護の呼びかけ ・Children's Environmental Health: A Call for Global Protection (PDF/205K) ■G8 環境大臣会議 子どもの健康保護事務所を開設して直ぐに、アメリカが直面している子どもに関する問題は世界中の問題であること明白となり、我々は国境を越えて子どもの保護を増進するための行動を起こすべきであることがわかった。 特に、1997年に開催されたマイアミにおけるG8環境大臣会議が子どもの環境健康に対し国際的な反応を引き起こした。子供の環境保健に関する8ヶ国の環境リーダーの宣言書(1997年)(仮約:環境省) (1997 Declaration of the Environmental Leaders of the Eight on Children's Environmental Health) では子どもを脅かす環境的危険性について世界中の注意を呼び起こし、子どもの保護を増進するために国際的な協力が必要であることを明らかにした。7カ国のリーダーとロシアは、1997年、満場一致でマイアミ宣言を採択した。 2002年に、カナダは 『G8宣言後5か年間の進捗状況レビュー Five year review of progress since the G8 Declaration (PDF/1MB)』 を刊行した。G8 マイアミ宣言以後5年間の各国の進捗情況の紹介(部分訳:当研究会) ■WSSD と世界の子ども環境健康指標 EPAは、”持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)”において、子どもの環境健康のための指標を開発するするために国連との協力体制を立ち上げた。現在、国連環境計画(UNEP)、経済協力開発機構(OECD)、環境協力委員会(CEC)、社会的責任を負う医師団(Physicians for Social Responsibility)、環境のための国際医師協会( International Society of Doctors for the Environment)、子どもの健康と環境の国際ネットワーク(International Network of Children's Health and Environment)、並びに南アフリカ、イタリー、カナダ、メキシコなどである。 二つの国連機関、WHO と UNISEF は、EPAと”持続可能な開発に関する世界首脳会議”の参加国が最初に提案した世界指標のさらなる開発のための作業を主導することに合意した 。
2000年6月、アメリカ、メキシコ、及びカナダの環境大臣は、ぜん息、鉛中毒、リスク評価、指標の開発、及び経済的評価などを含む三国の野心的な課題を推進するために”子どもの健康の解決 Resolution on Children's Environmental Health”に署名した。”全国子ども調査”に関する国際協議会がボルチモアで12月に開催され、環境協力委員会(CEC)で表明された関心事が鼓舞された。 『北アメリカにおける子どもの健康と環境のための共同課題 Cooperative Agenda for Children’s Health and the Environment in North America 』(PDF/2.59MB)を参照のこと。 ■世界保健機関 G8宣言の後、世界保健機関は”子どもの環境健康を守るためのタスクフォース Task Force for the Protection of Children's Environmental Health ”を立ち上げた。このタスクフォースは2002年3月にタイのバンコクで”東南アジアにおける子どもの環境健康に関するバンコク会議 Conference in Bangkok, Thailand on the environmental health of children in South East Asia 子どもの健康への環境の脅威に関するバンコク国際会議2002年3月の紹介 / WHO (訳:当研究会)”を開催し、この計画の主催と子どもを守るプロジェクトに積極的に参画している。 今年は、WHOは”子どものための健康的な環境連合”を発表し、世界健康デー(2003年4月7日)のテーマを”子どものための健康的な環境 World Health Day 2003”とした。 ■国際活動概観 EPAは世界中の子どもの環境健康を推進するために、多くの他の組織ととともに活動している。EPAの計画のいくつかを下記の地図で示す。
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