C&EN 2008年7月9日
 ホルムアルデヒド 合板に関連
トレーラーハウス中で通常の家庭より最高11倍の濃度


情報源:Chemical & Engineering News, July 9, 2008
Formaldehyde Fumes Linked To Particleboard
Concentrations in trailers were up to 11 times higher than in typical homes
Glenn Hess
http://pubs.acs.org/cen/news/86/i28/8628news2.html

掲載日:2008年7月16日
化学物質問題市民研究会
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kaigai/kaigai_08/08_07/080709_C&EN_Formaldehyde_trailers.html


FEDERAL EMERGENCY MANAGEMENT AGENCY
 アメリカのハリケーン、カトリーナの被災者のために用いられているトレーラーハウスの室内空気中に見出された高濃度のホルムアルデヒドは、パーティクル・ボードやポリウッッドのような加工合板から主に発せられたと連邦政府科学者は述べている。ローレンス・バークレー国立試験場の研究者らは4台のトレーラーハウスを調査し、アメリカの家で典型的に検出されるものより4〜11倍高いレベルで検出した。研究者らはさらに他の二つの揮発性有機化合物、フェノールと2,2,4-trimethyl- 1,3-pentanediol diisobutyrate (訳注:TMPDIB/可塑剤)を高めのレベルで検出したが、健康被害をもたらすほどに高いレベルではなかった。

 ”トレーラーからの限定されたサンプルではあったが、この調査は、ホルムアルデヒドを高濃度で放出する建材が比較的狭い空間で換気が十分でない場合、室内のホルムアルデヒド濃度を高める可能性があることを示したと米疾病管理予防センターの環境ハザード健康影響部門ディレクターのミカエル A. マックゲーヒンは述べた”。このことは緊急用家屋ユニットを設計し建設するに当たり、異なる建材を用いたり、新鮮な空気を取り込む換気設備を確実にすることにより、室内空気質は大幅に改善することができることを示唆している”。


訳注:関連記事


化学物質問題市民研究会
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