2006年1月13日
DELLのREACHに対する意見表明
DELLはEUのREACHを基本的に支持する

情報源:
DELL Website / Environment
Dell’s Statement on REACH
Posted on January 13, 2006


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会
掲載日:2006年3月3日
このページへのリンク
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/usa/dell_statement_on_REACH.html


 Dellは欧州委員会のREACH(化学物質の登録、評価、認可)規制案の基本的な目標を、公衆の健康と安全及び環境の保護を促進するという狙いを含んで、欧州連合の化学物質規制システムをさらに改善するものとして支持する。

 DELLは、もし合理的な科学的根拠が物質(又は物質のグループ)が環境又は人の健康に有意なリスクを及ぼすかも知れないことを示すなら、たとえ危害の全ての程度がまだ完全には確立されていなくても、そのリスクが小さくて便益の方がまさるという証拠がない限り、その物質を製品中で使用することを回避するための予防的措置(precautionary measures)が取られるべきであると信じる。Dellは、予防的アプローチは効果的なREACH規制の本質的な要素であると信じる。

 REACHの作成及び実施にあたっての決定は、実際の使用、潜在的な曝露、及び人の健康と環境への影響を考慮してハザード・リスクに基づかなくてはならない。そのシステムは、産業側の責任の最も適切なレベルと化学物質使用の知識、すなわち化学物質と調剤の製造者/輸入者に焦点が当てられるべきである。我々は、REACHの成功は、明快で包括的で管理できる範囲と認可プロセスにかかっていると信じる。

 一般的な電子機器製品は化学物質を排出しない。それにもかかわらず、Dellは、製造、使用、又は廃棄の間に製品から排出されることが意図されている化学物質はREACHの範囲に含まれるということを支持する。

 Dellは、環境的に感受性の高い物質の製品中での使用を制限し、製品の全てのライフサイクルを通じて環境への影響を最小にするためのプログラムを実施している。我々の化学物質使用方針については下記ウェブサイトを参照願いたい。
http://www.dell.com/environment


訳注(参照):
DELLの化学物質使用方針/予防的措置と代替による製品中の有害物質使用の回避



化学物質問題市民研究会
トップページに戻る