ECHA プレスリリース 2014年3月26日
ECHA 2014年から2016年の物質評価計画を採択

情報源:ECHA/PR/14/08 Press release Helsinki, 26 March 2014
ECHA adopts the substance evaluation plan for 2014 - 2016
http://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/
echa-adopts-substance-evaluation-plan-for-2014-2016


訳:安間 武 /化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2012年4月3日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ECHA/
140326_ECHA_Press_substance_evaluation_2014-2016.html


 2014年〜2016年の共同体ローリング行動計画(CoRAP)がECHAのウェブサイトで発表された。この行動計画は、REACHの物質評価プロセスの下に、加盟21か国によりレビューされる120物質を含んでいる。この共同体ローリング行動計画(CoRAP)のリストは、今回新たに選択された53物質と、昨年に発表された67物質を含む。

【ヘルシンキ 2014年3月26日】 ECHA の加盟国委員会(MSC)は2月の会合において、評価されるべき物質に関する意見を採択した。加盟国委員会(MSC)は2014年から2016年のためのドラフト共同体ローリング行動計画(CoRAP)で提案された物質の評価を支持し、ECHAは最終2014年〜2016年共同体ローリング行動計画(CoRAP)を採択した。ドラフト提案は2013年11月4日以来ECHAのウェブサイトに掲載されていた。

 2014年〜2016年ドラフト行動計画は、物質の選択のための合意されたリスクベースの基準を考慮しつつ、加盟国と密な協力の下に準備された。加盟21か国は、今後3年間で物質評価を実施するであろう。更新された共同体ローリング行動計画(CoRAP)の中で、2014年〜2016年行動計画中の個々の物質の初期の懸念についての根拠を簡潔に説明する文書が用意されている。多くの場合、初期の懸念は、広範に分散した使用又は消費者の使用の組み合わせにおける潜在的な残留性、生物蓄積性及び有毒性、疑われる内分泌かく乱性又は発がん性、変異原性及び生殖毒性に関連している。

 各加盟国は、2014年用の51物質を評価するために2014年〜2016年行動計画の発表日から1年の期間を与えられている。初期懸念の根拠に加えて、その物質に関する他の懸念が評価中に特定され、対応されるかもしれない。必要なら、この期間中に加盟国は疑われるリスクを明確にするためにさらなる情報を要求するドラフト決議を準備するであろう。そのようなドラフト決議は他の加盟国及びECHAによりレビューされ、必要ならECHAが最終決議を発行する前に加盟国委員会により同意されるであろう。共同体ローリング行動計画(CoRAP)にリストされた物質の登録者は、更なる情報を求めるためのどの様な決議がなされる前にコメントする機会を与えられるであろう。

 加盟国、欧州委員会及びECHAは、物質評価中の相互反応のための最良の実施方法に関する勧告に同意しており、それらはECHAのウェブサイトから入手可能である。ECHA は該当物質の登録者は行動に着手し、評価する加盟国と早期に連絡を取り合うことを推奨する。

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