4月28日

2007年4月28日 土曜日 旧暦3月12日 (10.6)

明石(鹿の瀬) 晴れ 潮反転 10:34(明石海峡

中潮 満潮 8:37(室津港) 



一ヶ月振りの釣行は明石の鯛釣りだ。瀬戸内海に鯛が入ってくる五月くらいから明石の乗合船で鯛を狙う船が出てきている。向かうポイントは鹿の瀬の五番という。鹿の瀬は聞いたことがあるが行ったことは一度もない。

元グレ釣り師さんが場所取りをしてくれて左艫に座る。午前五時過ぎ、八人の客を乗せて出船。船の速度は早いが到着まで50分くらいかかるらしい。六時くらいにポイントに到着。プレジャーボート、乗合船など見える範囲では五隻ほどしかない。よく釣れる時期は大船団ができているらしい。潮は陸が遠くてどっちに流れているかわからないがゆっくり流れている。どうも潮先のようだがまったくアタリがない。

水深は30メートルくらいと浅い。 流せども流せどもアタリすらない。日光はまだ弱く肌寒いが昨夜一睡もしていないから眠い。カブラでやっていた左の前から二番目の人が鯛を掛けたときは多少目が覚めたが、それも長続きせず、ここまで来て寝てどうすんねん!っと自分を叱咤激励していたが潮がほぼ止まった八時半過ぎ、とうとう寝てしまった。

潮変わりしたときが勝負だねっと話つつ一時間以上寝てしまった。うーん、すっきりした〜っ同時に動き始めた潮、しかも艫から流れる絶好のチャンスを逃してなるものかっと仕掛けも新しくして釣り再開。ギジはちょっと怪しいギジと自分で切った7番のギジをつける。起きて一回目はアタリはなかった。次の流しでは誘いをちょっと早めの一巻き一秒ちょっとでやってみたところ7回くらいでグっと乗ってきた。グ、グ、ッググーっゴンゴンと針掛かり。

掛かったときはそれほどの型でもないかっと思ったがこれがけっこう力強く引く。 竿を立て気味にしながらできるだけラインは出さないようにためる。久しぶりの鯛らしい引きが楽しい。ゴンっっゴンっ、グググーっと一瞬の突っ込み。掛かっているのが上の針みたいだからはずれるんじゃないかととても心配。。 背中の元グレ釣り師さんと絡んでしまった。元グレ釣り師さんには仕掛けをそのままにしてもらい、引き寄せてくる。一番上に掛かっていたのは50センチを超えている鯛。やった〜!!!。それまでアタリもなかったから余計にうれしかった。アタリギジは7番。すべてのギジを付け替える。



遠くに淡路島が見えている。プレジャーも共存している鹿の瀬

それから二度目の流しで12回くらいでグググっと重みが乗った。巻く速度を落として二回ほど巻くとブルブル、グッグーンと針掛かり。さっきよりも重さは足りない感じだが手応えは十分。水深が25メートルくらいの掛け上がりの終わり間際にきたのでラインの残りはあと10メートルくらいなのだがそこからラインが引き出される。グッと竿でためて引きをためつつリールを巻く。そんなやり取りを何度か繰り返して仕掛けを掴む。引き上げてくると底から二番目に喰っていた。50センチくらいか。

数回の流しでアタリがなかったが元グレ釣り師さんが何かをかけて走られている。と同時ぐらいに10回くらい誘ったところでガクガク、グググーンと掛かった。最初は絡んでしまったのかと思ったがちゃんと引いている。元グレ釣り師さんが上げてみると真サバだった。どうりで走るわけだが私を含め四人の仕掛けを絡ませてしまった。

とりあえず掛かった鯛を上げなければ。みんなに仕掛けを緩めてもらって仕掛けを掴む。仕掛けをつかんでからは思い切りが大事と、サッサと上げる。さっきと同じくらいの鯛だ。ありがたいことに私の針にかかっていた。上から三番目。ええ調子やんか〜!!!。

ちょっと潮が早くなってきた。そろそろ潮どきも終わりかもなぁっと思いつつ誘っていると、5回くらいでググっとチェイス。ググ、ググ、グッグーンと鋭角的な感じのアタリ。元気よく走り回る。竿を立てて鯛が上がり始めるのを待ってから巻く。慌てないけど大胆に巻くことに気をつけてやり取り。今まで一番楽に上がってきたのは下から三番目に40センチちょいの姿のキレイな奴。

一時間経たないくらいで四つ釣れるなんて出来過ぎ。潮がだんだん速くなりアタリがまったく出なくなる。何時までやるんだろうっと思っていると一時四十分くらいに、これが最後で帰ろうかっという流しで元グレ釣り師さんが掛けた。 最初はそれほど突っ込まなかったが、だんだん突っ込みが強くなる。これはでかそうだ。まだ鯛はマルだからなんとか上げてほしいところ。ゆっくり慎重にやり取りの末、上がったのは70センチの大鯛だ。でっか〜!!。

それからもう一回流して終了。船内八人で鯛が六。全体としてはちょっと寂しい釣果 に終わったが私は元グレ釣り師さんがいい席を取ってくれたおかげで絶好調で終了した。釣った鯛はまだ若い船頭が自分の服が鯛の血で汚れるのも気にせず、締めて神経抜きもやってくれました。魚は必ず掬いに来てくれるし、エアの抜きが甘かったのを抜き直してくれるし、とても気持ちのいい船でした。

明石の鯛はこれからがシーズンです。喰うときはどんな色のギジでも喰うでっとのこと。今日のアタリの出方は加太と近かったです。明石鯛はまだまだ走りです。でも釣り時間は長かったです〜(笑)。

 


久々の鯛らしい鯛でうれしい!!



このページのTOPへ戻る