2月2日 タイのしめ方 2月15日


2003年2月15日 土曜日 旧暦1月15日

加太 晴れ

大潮  満潮 6:53 干潮 11:51


今日はいい天気。ちょっと冷たいけど、今日こそ鯛が釣れますように。親父船に 一人で乗船。向かったのは菖蒲園の和歌山寄り。一回流して移動。次は中戸のシモテの方。お日様が出てきて風もなく絶好の鯛釣り日和だ。
しかし、魚探には何も映っていない。アタリは当然ない。親父さんは「潮時も悪ないのになぁ」と元気がない。どの船も竿が曲がらない。 水温が低いのだろうか。昨年は同じ時期に大きくはないが8枚釣ったのに。これから水温はまだ下がっていく。3月に入ってよくなることはないはずだ。4月まで鯛はおあずけかなぁ。先週は少し釣れたみたいなのになぁ。
地の島のすぐ近くに貨物船が停泊しているな、と思っていたがそれは座礁しているらしい。操船者が居眠りして浅瀬に乗り上げたようだ。停泊にしてはえらい岸に近いとは思っていたが。重油がもれなくてよかった。


座礁している貨物船

9時半くらいに親父さんが「メバルやろか」と言い出した。珍しいこともあるもんだ。もしやこのHPを見ているのか?
渡されたのは5本針、間隔が50センチくらいのメバル仕掛け。ハゲ皮のギジがついている。底から4回くらいの誘いを繰り返すように言われて釣り開始。魚探にはかなり映っているが来ない。メバルも食わないのか、と思いつつ探り続ける。
メバルは上から落ちてくるエサに反応する。一発目は落としこんだときに、ググっときた。小さそう。上がったのは15センチくらい。浮き袋が膨れて放流もできないのでイケスへ。 転々と船を移動させる。あちこちにメバルのポイントがあるんだ。
近くにはメバル釣り専門の乗合船もいる。人と人との間隔は1メートルくらい。狭そうだ。近く の船で順調にメバルを上げている人がいる。その人は6回巻いて竿を上下にしながら待っている。オモリが底に当たったらタナを取り直している。真似をすることにした。途端にググンといいアタリ。それなりに抵抗を見せてメバルが上がってくる。その後、それまでにないアタリと引きが一度あったが、見えたところでサヨーナラとなりました。結局メバルは10匹ほど釣れました。


たくさんの人が乗っています。釣れてるんでしょう。
メバルは底から浮いているので、6回くらい巻いて待つのが正解なんでしょう。 釣ったメバルは一匹ずつポイントを移動する短い間に締めていました。鯛を〆たいと思 っていたのですが、釣れないものは〆られません。次回に期待。メバルは煮付けと刺身にしました。煮付けるにしても小さすぎ。大きいのは刺身になりました。大きいと言っても23センチでは悲しい釣りでした。



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YASUさんが魚の〆方を書いてきてくれましたので、ここに掲載します。

死後硬直なんですが、加太の釣り師さんも掲示板で書いてるように 鉄線を入れます。何も全部の魚の神経を抜かなくてもいいのですが。。。 お造りにしたいと思う魚を選んでいただき、神経を抜いていきます。

神経を抜く作業は、今はどこの市場等で行ってますのでそんなに珍しくないし、ちょっとしたコツで鮮度を保てますので。。 文字でうまく説明できるかどうかは、わかりませんができるだけわかりやすい様に頑張ってみます。

まず、〆る場所等は、船長さんの場所でもけっこうなんです。 プロは、頭を左にして背を手前にして〆ます。(活け造りなどにする場合傷口が見えないようにする為です) 私の行く船は、頭を左にして腹を手前にしていたので、そう書いたまででどちらでもいいのですがね。。。 そして、尾鰭のくびれにもナイフ等を入れます(血抜けのためです。) バケツに氷水(船にある水槽の海水でOKですので氷をたっぷり入れてください)をはって魚を入れます。 頭を下に傷を下に入れるようにしてください。(血抜けはこれで完璧です) 約5分程度放置します。(これで、魚の体温を一気に下げるためです。)

5分以上たつと、ピクピクっと尾鰭が動きますので、動いてない状態で次の工程に移ります。 ここからなのですが、尾鰭から鉄線を入れるとゆうのは、かなり邪魔くさく入れにくいですよね。思い切って頭を半分くらい切ってもらい、頭から鉄線を入れます。 これだとかなり入れやすく、手間もそんなにかからないはずなんですが。。。。

入れる場所なんですが、頭を半分とれば中骨が見えますよね? 中骨には、3箇所穴とゆうか節みたいなものがあります。 その上の小さい穴の方に、鉄線をいれます。(細く強い方が、いいですよね鉄線は) 氷水につけておくと、骨髄液みたいなものが見えます<3箇所ある小さい上の穴です。 鉄線をそこに入れますと、魚がビクビクっと動きます。(動かない場合は、穴が間違ってるか、処理が遅れた場合です。)そのまま尻尾まで、鉄線を入れて上下に動かします。(神経を破壊ですね) 7〜8回上下させればいいと思います。 あとは、濡れ新聞(船の海水でもOKです)でくるんでいただければいいです。

氷は、1時間程度で帰れる方は、いらないですね。 1時間以上かかる方なら少量の氷が、いりますけどね。 っとまぁこんな感じなんですけどね。。。 邪魔くさいと言えばそれまでなんですが^^; 1匹でも、ぜひ試してもらえれば判ってただけるとは、思うのです。。。

アジや鯖は、てきめんに違いますよ 魚を〆る→氷水につける(5分程度)→神経を抜く→濡れ新聞でくるむ。以上なんですが、わからない場合メールでもくださいです^^;



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2003年2月2日 土曜日 旧暦1月2日

加太 曇りのち晴れ

大潮  干潮 13:02  満潮 7:58


今週は大潮、昨日の状況はあまりよくなかったらしいが、9時過ぎにパタパタと数枚の鯛が釣れたようなので、それまでは辛抱していようと思っていた。今日は親父船に二人。艫に座って出漁。
魚探にはまったく何も映っていない。た〜まに底ベッタリに反応が出るだけ。昨夜強い風が吹いたことにあわせ、今日は北風。冷たいんだな〜、この風。割と強く吹いていて、手がしびれてくるほど。
底から10回までを巻き上げを、スピードを変えて誘うが、魚がいないんじゃくるわけがない。それでも一回だけ、真っ赤に反応が出たところでサバか、アジが掛かったがバレタ。ミヨシは上げたみたい。 無線から聞こえてくるのは「アカナ〜」「今日は始まりがのうて、終わりや」。おもしろかったのが「こんなんやったら、お客に氷の入ったバケツに手ェ〜 、入れてもろといても一緒やったな」。それくらい冷たい日だった。
潮の加減で中戸のシモテしかダメなようで、ほとんどの船が集まって流している 。ここ以外はやっても無駄なんだろうし、島影でないと海が荒れ気味なんだろうけど、あっち行ったり、こっち行ったりすることが加太の釣り船は少ないように 思う。


地の島近くの風裏で釣るが・・・

客の心理としては、映りもしないポイントを何時間も流し続けるよりは、何度か大移動して、魚がいそうな場所を探してもらった方が納得がいく。これをサービス精神の欠如と感じる人もいるようで
「加太は鯛しか狙わん。釣れない時はガシラでも土産に釣らせたらええのに、それはせん。だから加太には行かなくなった」という人もいる。 難しいですね。

加太の釣りは漁師の釣りをアマチュアがさせてもらっているという感じがある。あくまでも漁師の釣りが基本で、遊びが基本ではないようだ。客を乗せて釣らせるプロと考えてもらえれば、客が求める最大公約数「何か釣りたい。ボウズはイヤ」ということに合わせてくれるようになるのかもしれない。

でも、これほどの状況の中で親父さんは鯛を釣りました。毛糸のギジに鯛がきました。40センチ弱でしたけど。ギジも色々あって、ナイロンでは食いが悪いけど 、毛糸だったら食うかもしれないから「毛糸のギジを使ってみよう」と言う釣り船が増えればいいのかもしれない。 親父さんは「毛糸で続けてきてたら、毛糸に変えさせようと思たけど、それきりやった」という。

でも毛糸に変えようと言うことが商売としては大切なんじゃないかな。高い釣り料金でボウズ。潮が悪いからしゃーない、と言って納得するのは私たち常連のオタクだけ。常識的には「二度と行かん」でしょ。

しっかし、寒かったです。親父さんが釣った鯛は、お土産にいただきました。うれしかったです。ミヨシの人は大きさはわからないけど、一枚だけ鯛を上げたみたいです。うまい人は何とかするんですよね。私はそうなりたいので、マニアックな加太の釣りは好きです。釣れるときは、初めての人でも鯛が釣れるところ なんですけどね。
しばらく釣行は控えよう、一週間くらい・・・


タイは船頭さんからいただきました



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