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創刊号
(2000年9月7日発行)




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設立総会はこんな雰囲気で!


生田 典子



   2000年7月21日、
   私たち市民は、一堂に集まって、
   私たちの神奈川県警が、
   信頼できる警察に生まれ変わることを願って、
   市民による、市民のための、市民の
   「警察見張番」を立ち上げます!

 暑い夏の金曜日の夜です。私たちは、スポーツ大会の開会式で高校生が宣誓するような気分で「警察見張番」を立ち上げました。
 昨年の秋、神奈川県警の「不祥事」が次々と露わになった時、「これでいいのか、神奈川県警!」と開催したシンポジウムに比べて、やや熱気に欠けるところがありましたが、それでも約70人が集まりました。カタイ内容を出来るだけ柔らかくするために、司会役の鈴木健弁護士と私は、「掛け合い漫才」調でプログラムを進行させることにしました。

 工藤昇弁護士による格調高い開会の挨拶のあと、一番バッターは、「報道の立場」から朝日新聞社横浜支局長の飯嶌武彦氏。「警察見張番に期待するもの」として、「メディアの弱点は、どうしても動きがないとニュースになりにくい点、長期間の取材の継続が困難な点」をあげ、「オンブズマン活動のようにコツコツと地道に続ける市民の運動の強さに期待している」と述べられました。

 二番バッターは、「設立までの経緯と、これからの活動」を藤田温久弁護士が説明。続いて会場からの質問・意見交換。個人的な警察に対する恨みなども続出し、「見張番」の前途多難を思わずにはいられませんでした。

 人事や会則の説明の後、役員代表の挨拶でしたが、担当の北川善英氏がお病気になられ、元警視庁の「おまわりさん」だった犀川博正さんがピンチヒッター。黄色のシャツにつりズボン姿の犀川さんからは、とても制服姿を想像することは出来ませんが、経験に基づき、私たちの知らない世界を次々と披露して、警察改革のための問題点を具体的に浮き彫りにしてくれました。

 極めつけのピンチヒッターは、閉会のご挨拶をその場で引き受けてくださった大川隆司弁護士です。この設立会では、「役はなかったはずなのに」というように何やらブツブツ言いながら、前に出てきてくださいましたが、ビシッと終わりを決めてくださいました。サスガーッ!

 無事に終わった設立総会ですが、勝負はこれからです。いきなり走り出さず、飯嶌支局長が述べたように、一歩一歩着実に、slow but steadyに、ポレポレと歩んでいこうと思っているところです。そして、皆さまも是非とも観客ではなく、役者として参加してくださるようにお願いいたします。


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