ラマダーン中の街の様子などは他のコーナーで詳しく書かせていただくとします。
ST.マルコの方は、ラマダーン中は始業時間が30分遅くなり、就業時間が30分ほど早くなりましたが、体育の授業は変更なくありました。
ST.マルコは、名前からも分かるように、カトリック系のキリスト教の学校です。と、いうことでラマダーンは関係なさそうですが、先生の約4割はイスラム教徒で、生徒に至っては8割以上です。ですので、ラマダーン中でも、イスラム教徒の先生達は断食をしていました。私も、断食(サイムといいます)している人たちの手前、飲食は止めようと思っていたのですが、休憩時間になると、シスターがすぐ紅茶とお菓子を持って来てくれるので、ついつい食べてしまいました…。
驚いたことに、生徒達の中には断食もしている生徒もいて(子供達は断食を始める年齢を自分で決めるらしいのです)、その生徒達に激しい運動をすると、体力を消耗させてしまうと思い、体育の授業は比較的軽いメニューを組みました。
プールの方は、夜12時ごろまで練習もあった日もありましたが、大変だったのはラマダーン開始から10日間ぐらいでした。と、いうのも、ラマダーン開始約10日後ぐらいから、学校の試験が始まったため、生徒達は試験勉強一色になりプールもお休みになったからです。
プールがお休みになったため、久し振りによるのんびりさせてもらいました。
そして、ラマダーン後は休日があるのですが(日本でいう正月のような大きなお休み)、その休日と前後して、同期隊員の折井さん(通称おりおり。ジョルダン。日本語教師)が任国外旅行でエジプトにやって来ました。あとげん以外の同期隊員にあったのは約半年振りで、思い出話、お互いの活動状況の話などで盛り上がりました。
おりおりには免税店でお酒も買っていただきました。ありがとう。おりおり。今度、ジョルダンに行ったときはよろしくお願いします。
こんな感じで、ラマダーン月はのんびりと過ごすことが出来ました。これから、また徐々に忙しくなってくると思うので、生活リズムを整えて活動していきたいと思っています。
まだ、予算がいくら出るかは分かっていない状況なのですが、引越し出来るまで、見学させてもらった物件についてや、引越し事情について書かせていただきたいと思います。
日本では、アパートなどの部屋を借りるときは不動産屋さんを回るのが普通のケースだと思います。しかし、ここはエジプト。日本の常識は通じません。
まず、違うのは大家さんです。日本では、1軒のアパートやマンションには1人の大家さんがいて、それを不動産屋さんが管理しているケースが大部分だと思います。しかし、エジプトでは、アパートの人部屋ずつでオーナーが違うのです。そして、不動産屋さんはあるのですが、そんなに数は多くありません。オーナーがその部屋を自己管理しているケースが多いです。
ですので、飛び込みで家を探そうと思えば、まず門番に聞いたりしなければいけません。しかし、飛び込みで探したりすると、大家とのトラブルもよく起こるらしいので、私は知り合いの人に頼んで物件を探してもらっています。
現在までに、4軒ほど部屋を見せていただきました。家を探すのを手伝ってくださっているのは、ST.マルコのシスターあきこさんと、アレキ在住約20年で、エジプト人の男性と結婚している日本人の千葉さんという方です。
2人とも非常に親切で、私が「家を探したい」という話をしたところ、早速いろんな物件を紹介していただきました。
4軒ともそれぞれにいい感じなのですが、その中でも3番目に見た一室がとても気に入っています。見た瞬間「ここに住みたい」と思いました。
しかし、前述したように、まだ予算がいくらつくか、いつ引っ越せるかなどの具体的な話は決まっていないので、今は楽しみに待っている状態です。
エジプトのアパートは、はじめから部屋に必要なもの(テーブル、冷蔵庫、ベッドなど)が備わっている場合が多く、ある程度揃っている部屋を「シャッカ」、TELなど、さらに多くのものが揃っている部屋を「マフルーシャ」といいます。
私が今住んでいるところは、シャッカとも呼べないところなのですが、引っ越し出来れば、TELつきの部屋、いわゆるマフルーシャに移れそうです。
今月も、いくつかの物件を見て回ることになると思います。その時の様子などは次号以降のメイヤメイヤに書かせていただきたいと思っております。
TELがついたら電話してきてくださいね。
でも、ラマダーンが終わっての感想は「ラマダーン良かった」です。なぜ、ラマダーンが良かったかというと、ラマダーン中のイスラム教徒は日中は食事も飲み物も一切口にしません。そのため、いつも狂ったようにうるさいエジプト人が静かなのです。彼らも、さすがに何も口に入れてないと元気が出ないようで、日中は座ってぼ〜っとしてたりしてました。
いつもなら、散歩をしていても、すぐ「紅茶飲んでけ」とかいわれて呼び止められるのですが、当然そのようなことも一切ありません。
バスに乗ると、いつもなら推定200ホーンぐらいの大音量でアラブ音楽などが流れてくるのですが、ラマダーン月は神聖な月とされているので、うるさい音楽もナシです(代わりにコーラン(お経のようなもの)がエンドレスで流れているのですが…)。
それと、良かったのは日没前です。イスラム教徒は日没を知らせる大砲の音が聞こえると同時に食事を食べるため、日没前は人通りが途絶えてとてもいい雰囲気なのです。
反面、夜はお祭り騒ぎになるのですが、そのうるさい夜を考慮してもやっぱりラマダーンは良かったです。
あとげんと、私は「1年中ラマダーンならいいのに」といっています(もしそうならそれはそれで困りそうですけど)。
今は、ラマダーンも終わり、街はいつもの日常に戻りました。
でも、本当にラマダーン。なかなか良かったです。今年のラマダーンは12月20日前後からです。
次のラマダーンは一日ぐらい彼らにお付き合い(断食)してみようかなと思っています。
ところが先日、店員の一人がいい人そうだったのでちょっと世間話をしてたら、いつのまにかイスラム教のお話。この話を始めるとたいてい長くなります。
そのため、僕はあまりアラビア語わかんないような顔して、外見てコーヒーを飲みはじめたけど、彼の声は“もう止まらないよ”という感じ。「宗教は何なんだ?」とか「(いきなり宗教の話から)私は横浜を知っています」とかもう大変。ここはマック!!また僕が「よく知ってますねぇ」とか言ってしまって…言わなきゃ良かった。あーもうっ!!
せっかくくつろごうと思ったのに!!
味は世界で同じでも、雰囲気はえらく違うもんです。
Egypt マックバリューセット(Big Mac ポテトM コーラM)8.65LE(340円ぐらい)
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