メイヤメイヤ 5

 1998年1月号 
目次
ぼちぼち活動しています(近況最新情報)
 寄生虫?アレルギー?じんましん?それとも… 〜闘病記 in EGYPT〜
 今月のお世話になったこと 〜居候しました〜
 あとです 
アスワン->

ぼちぼち活動しています (近況最新情報)

前号で、現在3つのスイミングクラブで水泳指導を行っていると書きましたが、11月末現在、少しトラブルが発生し、ハンディキャップクラスが休止になってしまいました。ハンディキャップクラスは軍隊所有のプールで練習を行っています。今までは、普通にプールに入れていたのですが、突然、許可証がないとプールに入れない。と言われたのです。そして、今は「私は必要ない」ということになっているみたいです…。

なぜこのような事態になったかというと、ハンディキャップクラスのトップの人間と、私の配属先のトップの人が実は仲が悪くて、ハンディキャップクラスのトップの人が、私の配属先を知ったらしいかららしいです。

でも、自分としてはこのクラスのことが好きですし、生徒さんたちも私のことを待ってくれているということらしいので、早く復帰できればと思っているのですが…。ヌールが一応話してはくれるみたいなのですが、どうなることやらって感じです。

その代わりというわけではないのですが、午前中に活動が一つ増えました。セントマルコカレッジ(以下ST.マルコ)という私立の学校で、知的しょうがいしゃ(ほとんどがダウンしょうの子供)の生徒達に体育を指導することになりました。ここのST,マルコにエジプト在住17年の日本人のシスターがいらっしゃって(島村さん)、その方とお会いして、お話をしていたところ、体育の専門の先生がいないので、もし良かったらお手伝いして欲しいという話があり、私も午前中は暇だったので、私で出来ることがあるのならということでお手伝いさせてもらうことにしました。

私は、体育を専門に教えたことはなく、まして、知的しょうがいしゃの人たちとも一緒に長い間接したこともありません。ですので、今は、他の先生達の授業(体育の専門の先生はいないので、各クラスの担任の先生が体育も教えています)を見学させてもらっています。そして、少しづつ「ここはこうしたら?」とか「こういう体操を導入したら?」とかいえるようになったらいいなと思います。そして、いずれ、体育の授業(一コマ30分)を指導できればと思っています。

と、いった感じで、現在は午前中はST,マルコで体操のお手伝いをして、昼過ぎに一旦帰宅して少しくつろいだ後、夜に本職である水泳指導に行っています。何とか少しづつではありますが、「私も少しは活動してるのかな?」と自分でも思えるようになってきました。

次号以降からも、活動について少しづつ書いていきたいと思っています。
 

寄生虫?アレルギー?じんましん?それとも…

   〜闘病記 in EGYPT〜

メイヤメイヤNO.3で「じんましん」に悩まされていると書きましたが、その後もその「じんましん」らしき症状は徐々に進行してきています。ここ2ヶ月ほどは、ほぼ毎日出現しています。

初めは楽観視していた私も、「さすがにヤバイな」と思いはじめ、遂にJICAの事務所に相談しました。それから、病院に連れていってもらって、血液検査をおこなうため採血をしました。採血した血液は、一方は採血した病院で検査をおこない、もう一方は血清にして日本に持ち帰ってもらって検査をおこなうそうです。何でもなければいいのですが…

今は、日本からの結果を待っているところですが、その間に、医療関係の専門家としてエジプトに来ている日本人のお医者さん達にも診察してもらいました。

私の「じんましん」らしき症状は夜にしか出現しないため、まずその現物を見たいという事で、カイロの立山先生の家に泊めていただくことになりました。そして、もう1人の専門家の荻原先生にも来ていただき、後は私のじんましん待ちになりました。

その間に先生方のお話を聞いたのですが、それによると、私のじんましんは、じんましんじゃなくて寄生虫かもということでした。そこには、「笑う寄生虫」という本があり、どうも、そこに載っている寄生虫じゃないか?とおっしゃっていました。

じんましんが毎晩出現すると、ものすごくイライラするのですが、この日ばかりはわざわざ先生方も夜遅くまでカメラまで持ってスタンバイしてくださっているので、「じん君。出現して」と祈る気持ちで待っていました。

すると、祈りが通じたのか無事夜11時ごろ「じん君」が姿を徐々に現してきました。先生方以外に、同期隊員の「あとげん」や先輩隊員の「菅原さん」も来ていたのですが、私の「出ました!これからもっと大きくなりますよ」という言葉を聞き、現物を見ると「すごい!すごい!」と喜んでくれました。 (なに見せてたんだ?メイヤメイヤくん。:大家)

先生方も「はい、次はこっちを向いて」という感じで次々と写真を撮ってくださりました。あの時の私は間違いなくカイロ一輝いていました。

撮影会も午前2時ごろ無事終了となりました。その時撮っていただいた写真は血清と共に日本に持ち帰ってもらい現在調べてもらっているところです。

その後は、アレキに住んでいらっしゃる川又さんの家に居候させてもらったりと「じん君」のおかげでいい思いも出来ました。

最近はおかげさまで「じん君」は出現しておりません。まだ楽観は出来ませんが、またもし結果が分かったら皆様にお知らせさせていただきますね。

皆様は「じんましん」「アレルギー」「寄生虫」の何が原因だと思われますか?

皆様からのご意見もお待ちしていますね。
 

今月のお世話になったこと

   〜居候しました〜

先程の闘病記でも少し書いたのですが、今月は私の病状観察&環境を変えて様子を見ようという事で、アレキ在住の川又さんの家に1週間ほど居候させていただきました。川又さんの家は広くてとても落ち着きました。

そして、居候の身分でありながら、食事もステーキや日本米やお蕎麦などをご馳走になりました。そればかりか、PCのメンテナンスまでしていただいて本当にお世話になりっぱなしでした。ハイネケンも美味しかったです。ほっぺたが落ちまくりました。

私の24歳も川又さんの家で迎えさせていただきました。誕生日の夜もお魚をご馳走していただきました。重ね重ねありがとうございました。

おかげさまで、それ以来「じん君」もほとんど出現しなくなり、安定した生活が送れています。

この1週間の居候生活で心身ともにリラックスすることが出来ました。この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

それと、夜遅くに押しかけても嫌な顔一つせずに写真を撮ってくださった立山先生。荻原先生。どうもありがとうございました。今月は皆さんにお世話になりっぱなしの(いつもか)1ヶ月でした。
 

あとです  (エジプトではご飯に油やバターを入れます)

今月も書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。

エジプトはイスラム教の国です。このイスラム教にはいろいろ禁止されていることがあり、例えばお酒屋豚肉は口にすることが出来ません。このいろいろなきまりがあるイスラムの中でさらに自分に禁止事項を設けているのがコウヘイです。彼、今ずっと禁煙しています。この前も「シーシャ」という水タバコを「せっかくだから…」と勧めたのに、彼の意志は石のように…

でも、僕は、そんな彼とは逆に日本でやめていた「マヨネーズごはん」を解禁にしました。うまい!日本にいた頃は大人げないと思ってやめてたけど、ここはエジプトだからいいことにしました。現在オランダ製のマヨネーズ使ってます。

<マヨネーズごはんについて>

  1. 冷えたごはんはだめ。マヨネーズも冷たいから。
  2. 茶わんの縁にマヨネーズがつかないように食べる。洗うときイヤだから。
  3. 残さず食べる。他に食べてくれる人いないかもしれないから。
 
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