これらの活動は、あくまでも最低限の医療の保証なのであり、人口の非常に密集したキャンプ内の衛生環境を最低限のレベルに維持するためのものなのだが、最低限の保証されていない周囲に住むネパール人よりも良いサービスを受けることになってしまうのだ。(写真は難民キャンプのそばで地元の人々が開いている店)
そのことは、教育についても言え、周囲に住むネパール人から見れば「援助漬けのブータン難民」となってしまう。このキャンプは世界中の難民キャンプの中でも極めて状態の良いキャンプであるために、UNHCR を含む資金供給者から予算の削減を求められており、各NGOからは予算カットへの不満も多く聞かれた。