エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

過去半年で上位5位以内が3ヵ月以上ある人を強調する

 

別シートで各月の判定を行い、条件付き書式でそれらを加算します

RANK関数を使うと、セル範囲の中で、対象セルの値が何番目に位置するのかがわかります。その順位を比較することで、対象となるセル値が○番目以内かどうかを判定できます。

ひと月ごとに判定した結果をSUM関数で合計し、その結果が3以上なら、条件に合致した月が3ヵ月以上あることになります。

【参考】論理値は、加算できる

 

 

 

 

@営業成績が記録されている表と同様のものを別シートに作り、そこでRANK関数による条件式を判定します

判定結果はSUM関数で合計するので、1を乗算して、条件式で求められる論理値を数値化しておきます。

【参考】論理値は、加算できる

A条件付き書式を適用するセル範囲を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」を実行します

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=SUM(」と入力します

 

C半年分の条件式の判定結果をドラッグします

シート名とセル範囲が数式に追加されます。

DF4キーを2度押して、列番号のみの絶対指定にします

判定結果は月別で同じ列に入力されているので、列のみの絶対指定にします。

E閉じ括弧を入力してから、3ヵ月以上を表わす「>=3」を追加します

左のような数式が完成したら、「書式」を設定し、「OK」ボタンをクリックします。

F半年間で3回以上営業成績が5位以内だった人が強調されます

 

<< 【条件付き書式での使用例】
直近2カ月の営業成績のいずれかが上位5位以内の人を強調する
質問や要望などはこちらへ 「下から数えて○番目以内」を判定するときには、SMALL関数の使用や、RANK関数で引数「順序」の指定を行う >>

 

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