エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

0の入力されているセルを強調する

 

空白セルは0扱いなので、それを除くための条件が必要です

0に該当するのは、数値の0に限りません。数式も何も入力されていない真の空白セルは、0にも相当します。

そのため、0の入力されているセルのみを探しだす場合には、その空白セルを除く条件も必要となります。

LEN関数を使うと、空白セルと0の違いを明確にできます。空白セルには文字列としての長さはありませんが、数値の0にはあります。この違いをもう一つの条件として設定します。

 

 

 

 

@条件付き書式を適用するセル範囲を選択して、「ホーム」タブから「条件付き書式」→「新しいルール」を選びます

A「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=and(」を入力してから、評価する範囲の先頭セルをクリックで指定します

AND関数を使うと、複数の条件式で評価できます。AND関数では、設定した条件式のすべてがTRUEの場合だけ、TRUEと評価されます。

BF4キーを3度押して、相対指定に変え、「=0」の条件式を設定します

条件式の対象となるセルは、選択中の範囲に含まれるすべてのセルなので、相対指定で対象を指定します。

CLEN関数による2つ目の条件式を設定します

 

D条件式を完成させ、適当な書式を設定します

 

E「OK」ボタンをクリックすると、0と入力されているセルだけが強調されます

 

 

●「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値に等しい」で0を指定した場合には、真の空白セルも強調表示されてしまいます

数式も何も入力されていない真の空白セルは、0と認識されます。

 

 

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