エクセル実践塾 > 特集「条件付き書式」

空白のセルにルールを適用しない

 

“何もない”ことを表す "" と比較する式の追加で、空白セルを除外することができます

何も入力されていないセルの値は、""で表すことができます。この空白値とセル値を比較し、それらが等しくないことを確認する論理式を条件式に追加すれば、空白セルを除くセルにだけ書式が適用されるようになります。

等しくないことを表す比較演算子は、<>です。これを用いて、

B2<>""

というように論理式を記述すれば、B2セルが空白でないときにだけTRUEとなります。

この式と、必要な論理式を組み合わせます。その際に使用するのは、AND関数です。

AND関数では、引数として記述する論理式がすべてTRUEになるときにだけ、TRUEという結果が得られます。たとえば、

AND(B2<30,B2<>"")

と記述した場合には、論理式として記述した

B2<30 B2<>""

この2つがTRUEのときにだけ、AND関数による条件式がTRUEとなり、ルールが適用されることになります。

 

Excel 2013/2010/2007

 

@条件付き書式を適用するセル範囲を選択します

 

A「ホーム」タブから「条件付き書式」→「ルールの管理」を選びます

B「新規ルール」をクリックします

 

 

 

 

 

C「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=and(」と半角で入力します

 

Dセル範囲の先頭セルをクリックします

数式に、クリックしたセルの番地が絶対指定で追加されます。

 

EF4キーを2度押して、列番号のみの絶対指定に変更します

条件付き書式を適用するセル範囲は同一列なので、列番号のみを絶対指定にします。

 

F必要な条件式を入力します

 

 

G半角のカンマを入力してから、DとEの手順を繰り返します

 

H空白値を表す、""と等しくないことを表す論理式を入力します

 

 

I半角の閉じ括弧を入力して、AND関数式を完成します

「書式」ボタンで、ルール適用時の書式を設定します。

必要な書式を設定し終えたら、「OK」ボタンをクリックします。

 

J「適用」ボタンをクリックします

K選択中の条件付き書式が、セル範囲に適用されます

 

 

DMM.com CD&DVD、コミックレンタル

関連する他のページ

条件付き書式を使って、データの入力されていない空白(空欄)セルを強調する
「指定の値を含むセルだけを書式設定」で「空白」を指定します

空白のセルを強調したい
「指定の値を含むセルだけを書式設定」で「空白」を指定します

データの入力されていないセルの数を知りたい
COUNTIF関数で、「検索条件」として「""」を指定すれば、データの入力されていないセルの数がわかります

一つの条件付き書式に、AND条件を設定する
AND関数を使えば、指定した条件すべてに合致する場合にのみ、書式が適用される条件式を作れます

 

デル株式会社