エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

「空白セル」と「0」、「見た目の空白セル」を区別する

 

空白セルには2種類あり、“真”の空白セルは0としても扱われます

空欄になっているセルは、ISBLANK関数で調べることができます。IF関数式の結果で空欄になっているセルは、このISBLANK関数ではTRUEとなりません。

ISBLANK関数でTRUEと評価される、真の空白セルは、0としても扱われます。

見た目の空白セルも含めた、空白セルのみを調べたいときには、""を使います。

0の入力されているセルと、真の空白セルを区別したいときには、LEN関数が使えます。見た目の空白セルを含めて、空白セルには何も表示されていないので0と評価されますが、0の場合には1が返ってきます。

 

 

 

 

ISBLANK関数では、IF関数式などの結果で空白セルとなっている場合には、FALSEとなります。

数式も何も入力されていない、真の空白セルだけが、ISBLANK関数ではTRUEと評価されます。

数式も何も入力されていない、真の空白セルは、0としても扱われます。

IF関数式などの結果としての、見た目の空白セルは、これに該当しません。

見た目の空白セルを含めて、すべての空白セルを探したいときには、何も表示されていないことを表わす""を使います。

何も表示されていない空白セルは、文字数を調べるLEN関数では0という結果になります。

数値の0は、LEN関数では1が返されます。

LEN関数の結果をNOT関数で反転させることでも、空白セルか否かを調べられます。

その場合、LEN関数の結果が0の場合にはNOT関数の結果はTRUEとなり、それ以外の数値はFALSEという評価になります。

 

<< 文字列の有無は検索関数で、重複は対象部分を抜き出して比較 質問や要望などはこちらへ 【条件付き書式での使用例】
値が空欄でない項目を強調する >>

 

 

関連する他のページ

条件付き書式を使って、データの入力されていない空白(空欄)セルを強調する
「指定の値を含むセルだけを書式設定」で「空白」を指定します

商品コードが空欄のとき、 商品名や単価の欄にエラー値を表示させたくない
IFERROR関数を使えば、エラー値を表示させないようにできます

空白のセルを強調したい
「指定の値を含むセルだけを書式設定」で「空白」を指定します

空白のセルにルールを適用しない
“何もない”ことを表す "" と比較する式の追加で、空白セルを除外することができます

データの入力されていないセルの数を知りたい
COUNTIF関数で、「検索条件」として「""」を指定すれば、データの入力されていないセルの数がわかります